コンコン、コンコン−。おや、ドアをノックするのは誰?ベッドから這いずり出すと、出発準備を済ませたT氏とY氏が立ってます。時間は9:50、チェックアウトの時間は10:00。ちなみにMSはTシャツ&パンツ一枚の「今起きました」スタイル。「10分待って」と大慌て!!荷物を確認し、大急ぎで顔を洗って服を着替えます。時間ギリギリでチェクアウト、さぁ朝メシだぁ。って外は雪だよ!!!MSは寒いのが大嫌い。アッと言う間にテンション↓。低ぅいテンションのまま、近所のスタバで朝メシを取ります。軽くマフィンにパクついて、ちょっとまったり。年越しをカウントダウンライブで迎えるM氏はここで離脱、新幹線で東京へ旅立ちました。

MS達も京阪電車に乗り込み、終点は京都の出町柳まで。到着すると12時半のランチタイム。でも朝食を後はただ電車に乗ってただけなので、ハラの減り具合はイマイチです。今日は大晦日で蕎麦屋は混み×2、じゃあ…と中華「そば」つながりでラーメン屋へ。『たく味』で旨いラーメンを一杯。う〜ん、シコシコ細麺に独特のスープのコク、チャーシューがクセになる旨さです。

ラーメンで暖まった後、叡山電鉄の出町柳駅へ。レトロな車両で鞍馬を目指します。「今出川を越えると気温が下がる」とは北山で大学生活を過ごしたY氏の弁ですが、電車が進むにつれて少しずつ雪が景色を包みます。鞍馬へ着くと、河原町(京都一の繁華街)から40〜50分の景色とは思えません。関西近隣のアナタ!!日帰りでもちょっとした小旅行気分が味わえますよ〜(^^)

鞍馬駅から100mも歩けば威厳たっぷり、鞍馬寺の仁王門に辿り着きます。しっかり歩いて、朝からため込んだカロリーを消費するぞ〜!!登れば登るほど雪をまとった景色は非現実感を増し、凛とした空気が空間を満たします。

…って、T氏。本殿金堂につくなり狛犬に駆け寄ったかと思えばすんごいポーズで写真を取り始めたな。ちょっとハズカシイぞ。今度は後ろで「わぁ!!」だの「ぬぉ!!」だのってアホな声が聞こえてくるな。振り向くまでもなく前者は樹上からの落雪を被弾したY氏の声、後者はO氏が足を滑らせて転倒しかけた、まぁそんなトコでしょ。って言ってるとMSも石段でつんのめりそうになりました。雪の鞍馬山はとてつもなくきれいでしたが、何ともバリアフルな空間でした(笑)修行場ですもんねぇ。









その後、徒歩で鞍馬温泉へ。雪景色の中を歩いていると白いワゴンがゆっくりと停車しました。「鞍馬温泉に行かれます?」なんと駅と温泉を結ぶ送迎のワゴンで、MS達を乗せてってくれました。運転手の方のご厚意でアッと言う間に鞍馬温泉に到着。ここは露天風呂からの景色は抜群♪しかも脱衣所もオープンエア(笑)

春先や秋口はともかく、雪の大晦日に凍死しかけちゃいました(^^;)とっとと服を脱いでシャワーで身体を流し、湯船でゆっくり暖まります。ふ〜、極楽(ぢぢくさッ)MSとT氏がゆっくりと暖まっていると「ちゃぶい、ちゃぶい、ちゃぶいよ!!!」っと脱衣所から入って来たY氏が大騒ぎ。「アイツは高校生の頃から変わってない…」とT氏が遠い目で語ります。ふぅ、もう27なのにねぇ(-.-)

ゆっくり身体を暖めた後は河原町へと逆戻り。年越しを家族と過ごすT氏がここで離脱、暑苦しい熱い友情を誓いながらT氏を見送りました。結局、残ったのはO氏とY氏とMS、つまりはいつもの三人。この年末、この顔見てばっかやなぁ。まだカウントダウンには時間があるので、と久々にカラオケへ。異常な盛り上がりで3時間のライブ(笑)歌いまくったあげく、ハラペコの我々は『スピカ』で爆食。とんでもない分量をたいらげてました(^^;)

初詣へと日本の三大八幡宮の一つ、八幡市の石清水八幡宮(後は鶴岡・宇佐)を目指します。石清水八幡宮のある男山は『徒然草』の一節『仁和寺に住む法師』の舞台(高良神社)でもあります。MS達も中学校の頃に古文で習いました。

ピークの午前零時を挟んだ二年詣りを避けた(スピカで年越しを迎えました)のに、本殿前はギッシリ。見えているのに進まない人混みの中で40分。本殿前に辿り着いたときに「ついに私もここまで来たか!!」と感慨に…耽る間もなく賽銭箱へお賽銭を投入。後ろから「早くしろよ!!」的オーラが参拝者を責め立てるんですよ〜。

MSとY氏が素早く参拝を済ませた後も、O氏がなかなか人混みから出てきません。念入りな祈願を済ませたO氏に一体何をお願いしたのか聞いてみました。
ナニ、「俺好みの女の子が、俺に惚れますように」だと?オマエの新年って…。
このバカさ加減、もうお手上げです\(-.-)/

楽しかった越年会も、この初詣で一区切り。いよいよ05年の始まりです。今年はとんでもなく忙しくなるのが今から目に見えていて、マイスタの更新ペースもスローダウンするとは思いますが、本年度もどうぞ宜しくお願いいたしますm(__)m

(04.12.31-05.01.01)

さらば申年、また会う日まで。

酉年は静かなる決意と共に。

酉年は静かなる決意と共に。