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思い出の映画

(第18回)サイコ2
毎週1回更新していたこの「思い出の映画」ですが、仕事が忙しくて先週は更新できませんでした。
2週間ぶりの更新です。(来週も更新できないかも...。(^^;;)
今回紹介する映画は「サイコ2」。そう、あのアルフレッド・ヒッチコックの名作サスペンス映画「サイコ」
の続編です。公開されたのはまたまた1983年。(なんか自分でもおかしくなってきました。この年、
私は一体何本の映画を観てたんでしょうね。(^^;;)
実は私、ヒッチコックの映画が大好きなんですよ。「北北西に進路を取れ」、「ダイヤルMを回せ」、
「鳥」、「フレンジー」、古いところでは「レベッカ」なんてのも観ました。といっても当然の事ながら劇場
で観たものは1本もなくて、全てTVで観たものです。
そしてその中でも一番おもしろくて怖かったのが「サイコ」でした。特にラストの母親の衣装、カツラを
かぶってナイフを持って女性に襲いかかろうとするノーマンには正直ビビりました。(^^;;
その「サイコ」の続編ということで、まあヒッチコックの監督ではないのですが(ヒッチコックは1980年
に死去)、興味津々で劇場に足を運んだことを憶えています。

あらすじは、あのベイツ・モーテルでの惨劇から22年。精神病の癒えたノーマン・ベイツは裁判所から
無罪を言い渡されてあの惨劇の館、自分の家に戻ってきます。そしてレストラン勤めを始め、必死に
社会復帰しようとするノーマン。しかし、彼の周囲では不思議な出来事が次々と起こります。母を
名乗ってノーマンによこされるメモ。誰もいないはずの館の2階で見かけた人影。そしてノーマンが
いない間、モーテルを管理していた管理人が死体となって沼から発見されます。果たして誰が犯人
なのか?死んだはずのノーマンの母は生きているのか?そして話は思わぬラストへと展開していく、
とまあこんなあらすじです。

キャストは、主役のノーマン・ベイツをアンソニー・パーキンスが、ノーマンを励ます女性メアリーをメグ
・ティリーが演じています。そして1作目「サイコ」で精神科医ビル・レイモンドを演じたロバート・ロジア、
そして同じく1作目でライラ役を演じたヴェラ・マイルズがそれぞれ同じ役で出演しています。
ちなみに監督はリチャード・フランクリンという人がメガホンを取っていました。

で当時観た感想ですが、まあハズレ映画ではなかったですね。サスペンス映画としてはそこそこ
おもしろかったと思います。でも、やっぱり本家ヒッチコック作品と比べると見劣りするものが
ありました。
私としてはせっかくノーマンが社会復帰しようと頑張っているのだから、ラストはハッピーエンドで
終わってほしかったのですが、見事に裏切られラストでノーマンは元の精神異常者に逆戻り。その
ラストの展開も取って付けたような無理矢理の展開でかなり苦しいものがありました。(実は生みの
親がいたなんてそりゃ無いでしょ。(^^;;)

というわけで、ラストにノーマン・ベイツが元の精神異常者に戻ってしまったということから大体想像が
つくと思いますが、このあと第3作目の「サイコ3」という映画も作られました。(第3作目が作られたと
いうことはこの2作目、そこそこヒットしたということなんでしょうか?よく知りませんが。)
さすがにこの「サイコ3」は劇場では観なかったのですが、その後TVで放映されそれを観ました。
はっきりいってやっぱり第3作目になるとダメダメでしたね。(^^;;謎めいたサスペンス映画というよりも
ただの猟奇殺人映画という感じで、観ていて気持ち悪いだけでした。
やっぱり安易にパート2とかパート3なんて作るべきじゃないと思います。

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