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思い出の映画

(第17回)ネバーセイ・ネバーアゲイン
今回は久々にショーン・コネリーがジェームズ・ボンドを演じた「ネバーセイ・ネバーアゲイン」を紹介
します。劇場公開されたのはまたまた1983年のことです。
ショーン・コネリーが12年ぶりにボンドを演じるということで当時は結構話題になりました。
私も、ボンド役はショーン・コネリーこそが最もふさわしいと思っていたので当時は喜んで劇場へ足を
運んだことを憶えています。

あらすじは、核弾頭ミサイルを奪った悪の組織スペクターがNATO諸国を脅迫。この脅迫に屈する
わけにはいかない英国は核弾頭奪還のために007、ジェームズ・ボンドを事件の首謀者ラルゴの元
へ派遣。そしてボンドとスペクターの核弾頭を巡る壮絶な戦いとなっていくというものなのですが、実
はこの映画のストーリーは本家007映画の「サンダーボール作戦」のストーリーをベースにした話に
なっています。

キャストは、主役の007、ジェームズ・ボンドをショーン・コネリーが、今回、ボンドの敵となるラルゴを
クラウス・マリア・ブランダウアーが、ラルゴの娼婦ドミノをキム・ベイシンジャーが、女殺し屋ファティマ
をバーバラ・カレラが、そしてスペクターの首領ブロフェルドをマックス・フォン・シドーが演じています。
そして監督は「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」を撮ったアービン・カーシュナーと、この映画の製作に
はかなり大物がそろっていました。

で当時観た感想ですが、まあおもしろかったかなってな感じです。(^^;;元々007映画は好きでした
し、ショーン・コネリーが演じるジェームズ・ボンドが好きだった私にとっては充分楽しめる映画だった
のですが...。やっぱりちょっと歳をとっちゃったなあという感じはしましたね。仕方ないことなんです
が。それと映画のストーリーも前述したように「サンダーボール作戦」の焼き直しということで新鮮味
には欠けました。でもそれでも私的には楽しめる映画だったと思います。流石にもう限界を感じたの
かこの映画を最後にショーン・コネリーがジェームズ・ボンドを演じる事はありませんでしたが。今後
もないでしょうね。流石に70歳を過ぎてボンドはできませんから..。(^^;;

ちなみにこの映画のタイトルとなっている「ネバーセイ・ネバーアゲイン」ですが、ショーン・コネリーの
奥さんが「もう二度と(ボンド役を)演らないなんて言わないでね。」と言ったことからこのタイトルが
付いたそうです。このエピソードからもいかにショーン・コネリーが演じるジェームズ・ボンドをみんなが
観たがっていたかがわかると思います。
それだけ期待が大きかっただけに、かえってボンド役者として限界を見せてしまったこの作品は
ショーン・コネリーにとってはマイナスになってしまったのかもしれません。

かっこよかったショーン・コネリーも今や75歳。最近では住んでいる自宅マンションの隣人から
毎晩続く騒々しい物音に文句をつけられ、「ただの無礼でマナーを知らない老人」などと揶揄されて
いるなんていうニュースも流れています。まあこういった話はスターにはよく聞くことですが、最近の
ショーン・コネリーはどうなっちゃってるのかなあとちょっと気になっています。

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