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思い出の映画

(第13回)ダーティーハリー4
今回、紹介する映画は「ダーティーハリー4」。主演はもちろんクリント・イーストウッドです。劇場公開
されたのは1983年だったと思います。
イーストウッド扮するハリー・キャラハン刑事が活躍する「ダーティーハリー」シリーズはTVでパート1
から3まで全て観ていて、そのかっこよさにすっかり好きになってしまい、このパート4もロードショー
されてすぐ観に行ったことを憶えています。

あらすじですが、サン・パウロというリゾート地で発生した猟奇的な連続殺人事件を捜査するハリー。
そしてついに事件がジェニファーという女による復讐劇だということがわかります。ジェニファーは
数年前に集団レイプに遭い、廃人となってしまった妹の復讐として集団レイプに加わった人間たちを
一人ずつ殺していたのでした。しかし、復讐を恐れたレイプ犯たちは逆にジェニファーを殺そうとし、
ジェニファーを守るためハリーがレイプ犯たちと戦う、とまあこんな話です。

キャストは、主人公のハリー・キャラハン刑事役はもちろんクリント・イーストウッド。連続殺人を
犯していく女、ジェニファー・スペンサー役をソンドラ・ロック、サン・パウロ警察署長ジェニングスを
パット・ヒングル、ハリーの相棒ホーレス・キングをアルバート・ポップウェルが演じています。
またこの作品、製作・監督もクリント・イーストウッドが手がけています。

当時観た時の感想ですが、とにかくラストのレイプ犯とハリーとの対決シーンがかっこいい!!
特にジェニファーがもう少しで殺されそうなところに、44マグナムを握りしめ颯爽とハリーが登場する
シーンはもうしびれました!!
あんまりかっこよかったので、レイプ犯との銃撃戦でハリーが言っていた台詞「Go Ahead, Make
My Day」(日本語字幕では「さあ、俺に撃たせてくれ」)を、映画を見終わったあとも友人相手に
かっこつけて言っていたのを今でも憶えています。(^^;;
それと映画の中でブルドッグが出てくるんですが、このブルドッグ、とにかく不細工で屁はこくし(^^;;
で、なんて事はない犬なんですが妙に記憶に残っています。(^^;;
残念だったのは1、2に比べると悪役側がチンケだったこと。1や2では悪役の方も不気味だったり
強大な敵だったですが、今回は復讐女とレイプ犯だったんでちと迫力不足かなと。そこが残念だった
ですね。

この映画はクリント・イーストウッドが監督していますが、この作品以降もイーストウッドは様々な作品
の製作・監督を手がけ、「許されざる者」や今年の「ミリオンダラーベイビー」ではアカデミー賞の作品
賞や監督賞を受賞して、監督としてもその才能を認められています。
私が最近観たイーストウッド監督作品で印象に残っているのは「ミスティック・リバー」です。基本的
にはサスペンスタッチの映画なんですがラストがなんともいえずやるせない気分にさせる映画でした。

ちなみにこの映画でジェニファーを演じているソンドラ・ロックですが私生活でもイーストウッドの恋人と
して噂になり、当時イーストウッドが製作・監督した作品には必ず彼女が共演していました。しかし、
この「ダーティーハリー4」を期に二人は別れたようです。

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