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思い出の映画

(第1回)Mr.BOO!インベーダ作戦
記念すべき第1回は私が初めて観た映画を紹介します。
題名やパンフレットを見ていただければわかると思いますが、私が初めて観た映画は香港映画、しかも
コテコテのギャグコメディ映画です。

「Mr.BOO!インベーダ作戦」という邦題、なんちゅう邦題かと思われた方もいると思いますが、
30代、40代の年代の方ならおそらくこの邦題を見て気づかれたと思います。そう、この映画が劇場公開
されたのは、あのインベーダーゲームが大流行した1979年なんです。当時、私はまだ高校生でした。

何故、初めて観る映画にこれを選んだのか?なのですが、特に深い理由があったわけではありません。
軽い気持ちで「初めて見るのだから楽しく見ることのできる映画が良いな」と思い、高校の同級生からこの映画の第1弾だった「Mr.BOO!」がおもしろかったと聞かされ、観てみようと思ったわけです。
映画はその同級生2人と一緒に観に行きました。

映画のあらすじですが、なにしろ30年近い前のことなので、はっきり憶えていません。(^^;;
というわけで、当時買ったパンフレットを改めて読み返してみました。
あらすじはTVスターを夢見る売れないTVタレントが、なんとか売れようとあの手この手とハチャメチャな
ことをやって、どういうわけか最後にはTV局長になっちゃう!?みたいなドタバタギャグコメディです。
(ってこれじゃ全然大雑把であらすじの説明になっていませんが...。(^^;;)

出演は現在も香港では絶大な人気を誇っているホイ・ブラザーズことホイ3兄弟(マイケル・ホイ、サミュエル・ホイ、リッキーホイ)で、長兄のマイケルが主役の売れないTVタレントを、三男のリッキーが主人公の弟で発明家のチョンボを、そして次男のサミュエルが、チョンボの恋人の兄で売れないマジシャン、ロンを演じています。ちなみに長兄マイケルはこの映画の監督兼脚本も担当しています。
製作はブルース・リー映画の製作もしたレイモンド・チョウ率いるゴールデン・ハーベストプロが行っており、香港ではメジャーな映画だったことが伺えます。

さて、本来ならここでこの映画を観た当時の感想みたいなことを書くべきなのでしょうが、なにしろ映画の話の筋さえ忘れている有様なので(^^;書くことができません。
ただ、憶えているのはとにかくおもしろい映画で、開始から終了まで映画館の中は爆笑の嵐だったということです。私も腹を抱えて笑っていた記憶があります。
今振り返ってみると、初めて観た映画がこの映画だったから、私は映画が好きになったのかもしれません。あの時、映画館の中にいた人たちはみんな映画を観て腹を抱えて笑っていて、妙な一体感みたいなものを感じたことを憶えています。そして、
「ああ、映画ってこういう雰囲気で観るものなんだ。なんだかいいなあ。」
と感じたことを憶えています。思えば私が映画を見続けているのは、あの独特の雰囲気を味わいたいが
ためなのかもしれません。

そういった意味では初めて観た映画がこれだったのは、私にとってはよかったのかなと、今振り返ってみるとそう思います。

で、最後に蛇足ですがこの映画のパンフレット、価格はなんと200円です。!!
今ならパンフレット1冊だけでも500〜1000円取られるわけですから、当時は本当に安かったんですね。
このあたりにも時代を感じます。

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