古事記


 さて、今回は連続して「古事記」についてつらつらと書いてみていきたいと思います。

「古事記?難しそう・・・」
と思う方もいるかもしれませんが、大丈夫! そんなたいそーなもんじゃございません。
私が取りあげる時点で、レベルはしれているというもの・・・
何を隠そう、私自身、国文学(など)を勉強する身でありながら実際読んだことは今までありませんでしたし(それはそれで問題か・・・)。

 で、なんで今回この「古事記」をとりあげることにしたのかと言いますと、授業でやるようになったからなのですねぇ。
まあ、語学の授業なので、このお話がどうのこうのというわけではないのですが、一応、内容を知っていたほうが研究もすすめやすいだろう、と。
そういうことで、上巻だけですが読み進めることになったわけです。
で、読み始めてこれはおもしろい!と深みにはまってしまった。
こんなに面白いとは・・・
ちうわけで、読んだ事がない人を対象に、面白おかしく(?こんなこと言ったらしかられそうだな・・・)古事記を紹介していこうという企画です。

 最初にくれぐれも言っておきますが、これは私の勝手な解釈であったり、受け売りだったりと、かなりぐちゃぐちゃなので、学術的には全く意味なしです。
こういうものなんだ!と信じ込んじゃったりしないでください。
まあ、こういう読み方もあるんだな〜程度で。


<古事記とは>

そもそも、古事記ってなんじゃ?

読んだことのない人なら、まず最初にそう思うのではないでしょうか?
そこで、ここでは簡単に「古事記」の説明。

この「古事記」、実際にこの古事記、読んだことはなくても、
アマテラスオオミカミが岩屋戸に隠れてしまった時に、その前で宴会をしてついに彼女を外界に出したという「天の岩戸」や
「因幡の白兎」の話やら
倭建命(ヤマトタケル)の話なんかは知ってる人も多いのではないでしょうか?

日本の文学の一番最初に出てくる文学作品が「古事記」で、この作品が一応日本最古の文学として位置づけられています。(実はこれを文学と認めないという学説などもあったりするのですが、そんな詳しいことまで言ってても埒があかないので、ここでは省略します)
あれ?文学?と思われる人もいるかもしれませんね。
そーなんです、一応は古事記って712年成立・日本最古の歴史書として扱われているんですねー。
太安万呂っていう人が序文をつけてるんですが、それによると天武天皇が「古事記」の編纂を思いつき、(今まで伝えられているのは嘘が多すぎる!正しい歴史を記すのじゃ〜!そしてそれを後の世に残すのじゃ!ってかんじ?)実行されたのですかね。
ところが、その後できた「日本書紀」の方が、歴史書としてはできがよかったんでしょうねぇ、それに古事記は文学性が高すぎます、歴史書にしては。
まっ、そういうわけで何気なくどうして古事記が作られるようになったか?というようなことを言ってみたんですが、わかっていただけたでしょうか?

構成・・・上中下の全三巻から成っています。
上巻は神話。
中巻は初代神武天皇〜応神天皇
下巻は仁徳天皇から推古女帝

どこまでできるかはわかりませんが、とりあえずは上巻を全部紹介できたらなぁ〜と思います。
それを目標に。
で、おもんないところは飛ばします。
私がここは!と思ったところはガンガンつっこませていただきます!
そりゃあもう、独断と偏見で。



ではでは、今までは勉強チックでちょっと面白くなかったと思いますけど、
古事記のはちゃめちゃ、面白い世界をお楽しみくださいませ〜☆

ススム→