Slow Surfing Diary
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.2008/
#000 サーフィンを決意
2008年に新たな決意をする。
「サーフィンやりたい!」
3月に勤めていた会社を辞めた上、結婚を6月に控えていたのですぐにと言う訳にはいかなかったが、転職活動中の履歴書にも「サーフィンを始めたい」と記入してみた。
時には面接官から「その体で?」というツッコミを受けながらも挫けなかった。
しかしその後、9月に嫁の妊娠が発覚し、子育てがある程度落ち着くまでサーフィンへの想いは封印することになる。
.2010/08/28/sat/
#001 理想の生活への第一歩
7月、子供も1歳になり、生活も落ち着いてきた。1年越しの決意を実行に移すべくサーフィンをやっていた知人Iさんに連絡をとる。
Iさんは快く引き受けてくれた。
一気にテンションが上がり、インターネットでのボード購入を考え様々なサイトを見て回った。オークションで激安の新品ボードを購入し、必要な道具を揃え…後はIさんの連絡を待つのみとなった。
後に判明したがこの激安ボード、どうやら形だけの板のようでいろいろな所で非難を浴びている。少し恥ずかしいので、自らペイントすることになる…
結局Iさんからの連絡が無いので自分でスクールに申込み、人生初のサーフィンへと向かうことになった。不安だらけの中現地に到着すると、
…日焼けした肌にタトゥーを入れた金髪のお兄さんたち…ただでさえ不安な気持ちでいっぱいなのにそんな光景を見てしまうとさらに場違いな気がして帰りたくなった。
このファンキーな状況がサーフィンをする上で最初のハードルなんだろうな。
ただ、この30歳、オタク系ちびブタに体裁を気にする権利なんか無い…後ろ指を差される場所が陸から海に変わっただけのこと…なにも恐れるものはない!俺の決意はそんなことでは曲がらない!…と自分に言い聞かせ、真っ白なビール腹をさらしながら集合場所へと向かった。
予約もしたし…嫁には力強く「いってきます!」って言ったし…引き返せないよね…
スクールの集合場所に行くと色の黒いお兄さんが「スクールですか?」っと声をかけてくれた。優しそうなこの方に少し不安から開放された気分だった。
この日スクールの申込者は12人…内10人が恐らくは10代だったと思う。1人は40代の女性で娘さんとの親子参加であった。
…つまり、明らかにその場に似つかわしくない変体30代は俺一人ということだ。
そんな白豚がショートボードをやりたいと言っているのだからスクールの先生もさぞ困惑したことであろう。結局初心者にショートボードは難しいということでスクールはロングボードとなった。
先生にすべてゆだねる勢いでスクールは開始された。炎天下の中ルール説明を受け、ついに海へ!
その日は、めずらしくグッドウェーブだったため、人が多く…波の上から降ってくるサーファーと大きな波を200%吸収するロングボードに翻弄されながら1回目のチャレンジ!先生の合図でテイクオフ!
…あれ?バランスを保とうとかなり激しいダンスになったが、意外にも簡単にテイクオフできた!
…透明な浅瀬の海の上を静かに流れていく景色がとても気持ちいい!ふらふらで一瞬のライディングだったとは思うが、それ以上の景色、感覚、情報が自分の中に入ってくる…これがサーフィン!船に乗るのとは全然違う…初めての経験だ!
1本だけパーリングしてしまったが、4本ほどはロングランディングを決めることができた。先生ありがとう!一瞬にして波に魅了された。
これが理想の生活の第一歩となった。
.2010/09-10/
#002-005 自分のスタイル
スクールでサーフィンの喜びに突入した俺は、次の週から激安なんちゃってボードでの特訓を開始した…だが甘かった。
ショートボードの浮力を完全にナメきっていたようだ…全く喜びを再確認することはなかった。
10月11日、海パンとTシャツではもう寒くなってきたので、今日がシーズン最後のサーフィンだと思い挑んだ日。
ついに1ヶ月ぶりに自然に感謝する日が来た!何本挑んだかは覚えていないが、明らかにロングボードで感じた浮力をこのなんちゃってボードで感じることができたのだ。
「このボードと歩んでいこう!」
そう決めた日だった。
.2011/06/25/sat/04:30-06:20
#006-007 気長に行こう
昨年2010年の8月から始めたサーフィン…もう7回程海に通っているのだが、リアルな日記としては今回が初めてになる。
幼馴染のHEYからウェットスーツを無料でもらったことを機に5月から海に通うことができるようになった。本当にありがたい。今度牛丼でもおごろう。
いつものポイント。
台風5号の影響か、波の方向はバラバラでまとまりはないが、パワー、高さ共に申し分ないコンディション。4時に到着した時点で駐車スペースが3~4台ほどしかない…2週間前は同時刻において、逆に3~4台ほどしか停まっていなかったのに…今日は異常な混み具合。台風の影響はこんな人災まで招いてしまうのか?
昨年の10月。板の上に立って波に乗るところまでいけたはずが、また下手になっている。まだまだスープランディングの域を脱していない。ちなみに白豚の域も脱していない。
5本ほど乗って、膝立ちくらいはできるが、まだ板の上に立った際にバランスが保てずに落ちる。波に置いていかれ、失速して沈む。この2点ばかりが目立つ。…と言うか、この2点しかできない。
これを改善する作戦としては…前方を見ること。
ボードや足場を見るのではなく、まず前を見ていないと足が出てこないことを発見。どんな時にでも進行方向を見ていることが大切だと思った。何度も立つことで自然とバランスの保てる足場をつかみたい。
さらに、パドル力をつける。波の高さはもちろん必要だが、いい波を拾えたときにパドル力がないと100%波に置いていかれる結果になっている。
上記を踏まえて、テイクオフのイメージトレーニング、肩周りの筋力強化を心がけて、次回のサーフィンではついにスープライディングを脱出する予定だ。
正直、昨年からの向上感は皆無である。挙句、昨年の決意からは一転、「ボードが悪いんじゃねーか?」と物のせいにしたりして…
ただ今日は梅雨の中休み、澄んだ空気のお陰か朝焼けがすばらしくきれいだった。
オレンジ色に染められた雨雲のスキマから薄い空色が見える。
海面に漂っているサーファーの上に油絵のように鮮やかな景色が広がっていて、遠くの方からはローカルサーファーの罵声も聞こえる…そんな日。
.2011/07/09/sat/04:40-06:25
#008 努力すること
ここ最近の波はある程度の高さがあるようで、本日もモモからハラサイズ…ただ前回同様まとまりのない印象だった。昨日、梅雨明したのだが、久々の重い残業で睡眠時間は3時間弱…テンション的にはやや低めだった。
「腕立て伏せの状態になってから、腰を横に滑らせるようにすると簡単に足がでる。」
先週YOU TUBEで、テイクオフのHOW TO映像を見てこのコツをつかんだ俺は、どんなにつらくてもこの日は絶対に外せなかった。
前回ほどではないが、やはり人は多い…。毎回ポイントに着いてから、何本か挑戦するまで、自分が場違いな気がしてビビってしまっている。
今回の目標は少しだけ沖に出て、パドリングからのテイクオフ…だったのだが、恐怖心を捨てきれず、とりあえずスープライディングから始めることにした。
「腰を横に滑らせる…」イメージトレーニングでは完璧だったが、いざ実行してみると前回からの変化が全く無い。30分ほどやって全く進歩しない自分に嫌気が差し、気分を変えて今回の目標であるパドリングの練習に入ることにした。
サーファーのブログに書いてあるパドリング方法を実行してみるが、やはり最初は上手くいかない。腹ばいになっている状態ですら安定しないのである。
ただ…なんとなくやってみたドルフィンスルーは意外にも成功した。
せっかくパドリングの練習をしているのに、波が大きくてゆっくり練習できない!…なんて我儘なセレブ思考でフラフラしていると…いい波が後ろから襲ってきた!ボードが滑り出したのでテイクオフをしてみると…おや??すんなり立てた!
…せいぜい2秒ほどだったけどなんかいい感じだった。(体感では7秒くらい)
これに味を占めて再度スープライディングに戻ると、先程までのへなちょこさが嘘のように水面を滑走できる!
隣で練習しているファンボーダーが初心者だったためか(人のことは言えないが…)、変な自信にあふれたこのショートボーダーはレベルアップを実感した!
何度やっても立てる!!サーフィンの面白さを久々に体感した。
…やはりボードの滑り出しがあってから焦らずにレールを持ち、ボードと共に体を反る、同時に腰を横に滑らせ、飛び乗る感じでテイクオフ。
…なんとなく勢い任せな感じもするが、これが一番成功率が高かった。
次回は2部構成で練習しようと思う。
最初の30分はスープライディング。
残りを少し沖合いからのパドリングテイクオフ。
今日は肩周りに筋肉痛が走る。パドリングを練習できた証なのか、うれしい痛みでもある。
パドリングは成功していないが、まるで「桜木花道」が初めてシュート練習をしたときのように…地道なスープライディングから、一歩進んだパドリング練習が楽しかったように思う。劇的な成果は望めないがこうやって徐々に成長していくんだろうな…
帰り道で全裸のおじいちゃんが洗濯物を干している、そんな日に俺はサーフィンへの努力を決意した。
.2011/07/23/sat/04:40-09:00
#009 成長してる?
今日は昼からメンズBBQがあるので、午前中をサーフィンに使えることになった。
初心者が真夏の人の多い時期に、4時間もサーフィンし続けられるかがとても不安だった。…っていうか今日はラッシュガードだけではやはり寒かった。
今回の練習メニューは、
最初の30分はスープライディング。
残り時間を少し沖合いからのパドリングテイクオフ。
まずはスープライディングでテイクオフの練習から…
ヒザ~モモとは言いながら、たまのセットにいい高さが来る。足の運びはほぼ前回から変わっておらず、3回に1回くらいは完璧な?テイクオフができるようになった。
調子に乗って30分も経たない内にパドリング練習に移ろうとしたが、人が多くてアウトに隙がない…。仕方がないので、もうしばらくスープライディングを楽しむことにした。
その後、ようやく波のないところで隙間を見つけたので、そこにお邪魔してパドリング練習開始。
こちらは前回と比べて上達していない。あまりにグラグラして恥ずかしいので、まずはボードの上に腹ばいになり、波間をフワフワと浮くだけの練習に切り替えてみた。
平静を装っていたが、内心は必死にしがみついているような感じで、少し首を動かすだけでバランスを失ってグラグラしていた。
「今はまだ浮くだけの練習…」っと言い聞かせつつも、いい波がくると中途半端にパドルして当然、置いてきぼり…
かといって本気パドルをしても、全く進まないどころか力が入りすぎているためにロールしまくり…
前回の方がパドリングはもっと上手かったような気がする…
波に乗るためには波のスピードと並走しなければならない、ボードが滑り出したからと言ってそれで終わっていては立った時において行かれる。つまりテイクオフ時に波より少し速めのスピードになっていないと綺麗なテイクオフができないようだ。そのためにはパドリングがどうしても必要なのだ…
寒くなってきたので一度休憩をはさむ。いつもならこの時間から帰る準備に入るのだが、今日はまだ3時間もある。ゆっくり行こう…
岸を見ていると、6時半にもかかわらず、海水浴客がやってきている。…すばらしい根性をお持ちだ。
2ラウンド目。
パドリングは一つ手前の段階から開始することにした。胸ぐらいの深さに立ち、いい波が来たらボードに乗ってパドリング。
この方法、なかなかいい!前述したようにテイクオフした後、失速することはしょうがないとして、テイクオフの練習にはもってこいだった。ほぼ100%の確率で立てる。…ここにきて少し成長を確認できた。
現段階の自分の力量を正直にまとめると…
スープになる直前の波に押しパドルして乗ると、テイクオフを成功させることができる。ただ、5秒ほどでスープにつかまり失速、沈没となる。
この改善点としては、
波の割れる位置を知る。
パドルの強化。
両足の幅がまだ狭いので、広めに置く余裕をつける。
自分に自信を持つ。(自信がないとテイクオフ時に勢いがつかないことが判明)
次回からの課題である。
再度休憩している間に、サーフゾーンの規制が始まった。8:00からみたいだ…
3ラウンド目。
先程、かなり調子よく乗れたので自信をもって挑んだのだが、なぜか上手く立てなかった。徐々に調子を取り戻してきたが、やはり大混雑。何とか他のサーファーをかわしながら頑張っていたのだが、とうとう俺にもその時が来た…
「ヘイ!ヘェイ!」と警告を浴びせられ、ファンボーダ―とほんの少し接触してしまった!
幸いどちらにも怪我や破損はなかったが、前乗りしてしまったのはこちら側…
「すんません!大丈夫ですか?」
「大丈~夫!」
ファンキーなおじさんで、そのまま次の波を追いかけて行った。一安心…
すぐ横で、温水洋一さんのような中年ショートボーダーが練習していた…ちょっと上手い!今の俺にとってはその温水さんは神のように思えた。
そんな感じで9時になってしまった。
到着したときはこんなに時間が早く過ぎるとは思っていなかった。…やはりサーフィンは楽しい。
…しかし4時間で駐車場代800円は痛い…
その後、バーベキュー用の炭と着火剤、網を購入した時点で所持金が50円になってしまい、恥ずかしくも同僚に1000円借りた。
メンズBBQはとても楽しく過ごせ、帰宅したのは17時半ぐらいであった。
.2011/08/06/sat/04:30-06:15
#010 人生初の頭オーバー
先週からの大型台風9号の影響で、人生初となる頭オーバーの波に挑むことになった。
ネットのコメント欄には「中・上級者は早めの1Rが無難」と書いてあった。…波が高いので初心者については触れられていないのだろうか…前日、入念にワックスを塗り直した。
いつもの時間にポイントに到着…しかし暗すぎて海が見えない。どうやら前回よりも日が短くなりつつあるようだ。
10分ほどして少し明るくなり始めたので、他のサーファーと共に第一陣で入水開始。
今日は波が掘れているせいかロングボーダーを全くと言っていいほど見なかった。
入水して気づいた…
ネットのコメントの真意は波の高さだけではなかったのかもしれない。「カレント」だ!
恐ろしいほどの水流の強さ。前に進むことも困難な程だった。インサイド付近は特にカレントがきつく波待ちすらもできない状態だった。ボードに乗ってパドリングするほうが進むくらいだった。
上級者たちはどんどん沖へ出ていく。
パイプラインの様な波が沖に見える。(適当)しかもフェイスも綺麗!初心者としては…経験を積むことが大切なのはわかっている。目の前にある誰もいないビッグウエーブに挑まないのはおかしいこともわかっている…でも…でも…無理だ。
朝焼けの薄暗い空、激しい波のシブきが霧のように海面を覆う。そんな霧の中、多くのサーファーが列をなして荒波に向かって進んでいく姿は圧巻で、感動すら覚えた。
…ビビッてしまい、この輪の中に入っていけない自分が悔しかった。
とても理想的な状況をただ見ているだけだった。
早く上手くなりたい!!
5:00をまわる頃にようやくカレントにも慣れて、スープライディングを開始。
ところが全くうまく乗れない。カレントが強すぎてスープまでが消える勢いである。
少し沖に出て頑張ってみたが、パーリングばかりが目立った。パーリングして海に投げ出された挙句、次の波でさらに海中でぐるぐる回され海底に頭を強打…すごい波だ。
余談だが、うわさに聞いていたボディーサーフィンも2本ほど体験できた。いずれもパーリングしたときにボードが海面に突き刺さり、体だけで前に飛ばされた。勢いがつき、そのまま腹だけでほんの少し滑ったのである。…まさに奇跡的。
結局今回、納得できたのはせいぜい2本。
せっかく人の少ないいい波なのに、本当にもったいない。
沖に見えるパイプラインでは一人のサーファーが波を独占して、素晴らしいライディングをしている。あれが「神」だ。あの強烈な波はどうやら彼にしかメイクできていないのだろう。
朝一に沖へと挑んで行った何人ものサーファーは「神」一人を除いて帰って来ていない気がした…
…情けないが、次回はもう少し穏やかな波で徹底的にパドリング練習だ!
早く上手くなりたい!!(2回目)
.2011/08/21/sun/05:20-06:00
#011? 悶々
最近は日が短くなり、早朝の練習時間が削られていくと思うと、少し憂鬱気味。
寝坊して4:00前に起きてしまった。急いで準備して4:15分に自宅を出発。
波は先週から穏やかで、あまり期待もできなかったが、今回はパドル練習をしっかりやろうと思っていた。
5:20にポイント到着。駐車台数が驚くほど少ない…恐る恐る波を確認すると…やはりない。いくら穏やかな波で徹底的にパドリング練習…とはいえここまで穏やかになることないのに…まあ、今回の目標はパドリング。贅沢言わずに練習することにした。
カバンからリーシュコードを取り出し、次にフィン。
フィンをボードにセットし、専用ドライバーで…
…
…
…
…専用ドライバーがない!
よく考えてみると、確かに入れた覚えもない!車やポケットにストックもない!
どの記憶を呼び起こしても、今この状況では明らかにどこにもない。
どうしよう?
誰かに借りようか?
いやしかし、馴染みなんかいないこの海でだれがFCSを使っているかもわからない。
そもそも現地でフィンを取り付けようという人がどれだけいるだろうか?
…っていうか今日はほとんど人がいない!
以前スクールを申し込んだお店なら貸してくれるかもしれない?
…しかし開店までまだ2時間近くある…2時間待ってる時間なんてない!
あまりにも孤独…
いや、諦めてしまってはいけない。ネジの内角さえ捉えれば締められる…
軽くでも固定できればパドリングの練習くらいできるはず?
…ということで荷物や車内に使えそうなものはないかと物色。
今朝はとても涼しかったが、俺の体温は焦りからどんどん上昇。一人で汗をかきながら車内をかき回していた。もし警官が見ていたら車上荒らしの容疑で職務質問されていたかもしれない。
いろいろ試してみたがネジは一向に回らず、30分の闘争の末……諦めることにした。
コーラを買って車を出す。…とても虚しい…
堤防で寝ていた青年が「さっき来たのに?」といった様子でこっちを見る…
ああそうだよ!帰るんだよ!…フィンが取り付けられないから…帰るんだよ…
やりきれない気持ちだった。
AM6:00…帰り道はとても空いていた。
しかし運動をしていないのでお腹は空いていなかった。
帰って嫁に事の顛末を話すと…
「来週は家族で行こうか?」
…!!
嫁よ!あんたなんて優しいんだ!!…というわけで来週も海に行けることになった!
次回こそはグッドウェーブ・アンド・グッドパドリングだ!
.2011/08/27/sat/15:00-17:00
#011 成果はないが楽しい一日
前回予定したように、今回は嫁と娘も同行してのサーフィン&海水浴。
先週のうちに購入したテントで家族の休憩場所も確保!
娘の昼寝の時間に合わせて出発し、人がいなくなるであろう夕方の時間帯に集中的に練習をするという完璧なプラン。
しかも、先週はさざ波程度であったが、台風が発生したおかげで波の高さは肩付近まで上がっていた。なんてグッドなコンディションとシチュエーションなんだろう…
この日に備え3日前にワックスを完璧なまでに塗り整えていた。後は嫁の前で華麗に波に乗るだけである。
…しかし今回の目標はパドリング。
アウトで肩サイズの波が割れているのに勇気が出ず、「パドリング練習!」と心の中で言い訳していつものミドル付近のスープで練習…
3週間空いたせいか、出だしは少しだけ不調。最初から嫁にいい所は見せることができなかった。
その後何度かはテイクオフもでき、少し長いライディングも出来たのだが、嫁の感想はと言うと…「まあ、結構立ててたんちゃう?」…って感じでよくわからない微妙な感想…
少しやってみたいというのでボードを渡してみた。
昔ボディーボードにはまりかけた彼女は、波の上を滑走する快感は覚えており、力強いスープに翻弄されながらショートボードでのスープライディングを楽しんでいた。
「サーフボードでボディーボードがしたい!」とこれもよくわからんが、なんとなく嬉しいことも言ってくれた。
そういえば結婚する前に二人で行った海も楽しかった。
思えばあの時と同じポイントに今回は家族を連れてきている…なんか、感慨深いな…
いずれは嫁や子供にもボードを買って、またみんなできたいね~。
そんな懐かしさと将来の期待にふけっていたが、結局練習は終始ミドル付近のスープライディングで本来なら心の余裕なんかは全くない。どうせ海で物思いにふけるなら、もう少し上手くなってからの方が様になる。やれやれ…成果がない。
練習をしている横で小学生くらいの子供にサーフィンを教えているお父さんがいた。いいな~、いずれは上手くなって娘にサーフィンを教えてみたいものだ。
せっかくいい波が来ているのに成果がない。今にして思えば無理やりにでも大きな波にチャレンジしておけば良かったと少し後悔した。
2時間の練習を終え、砂まみれの海水浴セットをなんとか車に詰め込み、晩御飯を食べて帰ることにした。
車でうろうろと回って入ったパスタ屋さんが良い所で、嫁も喜んでおり、こんなアットホームなトリップがとても楽しかった。来週はまた一人で来ることになる。運がいいのか悪いのか立て続けに台風が発生しているようだ。
来週も高い波が待っている…かも?
今回?いや前回も前々回もそうなのだが、「ワックスが剥がれやすい」。せっかくきれいにワックスを塗り整えたと思っていたのだが、3回ほど乗ると足場のワックスがすっかりなくなっている。おかげで後半は手や足が滑ってしまい満足に乗れていない。
現在、デッキパッドは貼り付けておらず、ボードのほぼ全体にワックスを塗っている状態であるが、これを何とかせねばサーフィンの上達はおろか、初心者にすらなれないような気がする。もちろん、嫁や子供に教えることなんて夢のまた夢…どうしたものか?
…帰ってからいろいろ考えてみたが、おそらく自分で塗装したコーティングの研磨が甘かったのではないかと思う。
塗装する前はワックスの乗りが良かったことを考えると、ある程度デッキ上をツルツルにしないといけないのかもしれない。
次回に向けてボード全体を研磨することにした。
.2011/09/04/sun/10:30-12:30
#012 2年目の決意
先週、過密なスケジュールの中、ボードの研磨を行った。サンドペーパーで大まかな研磨をした後、車用のコンパウンドワックスでさらに磨いた。
もともと綺麗だと思っていたデッキ部分だが、実はザラザラで磨けば磨くほどに美しい輝きを見せてくれた。「これならワックスもノッてくれるはず!」
そして今回の練習でその成果を見せてくれた。
しかしまず先だって今回の練習だが、本来なら2日ほど前に行く予定だったのだが、大型台風の影響で2日間完全クローズ…
逸る気持ちを抑えながら迎えた台風通過後の海だったがやはり人が多い。
前回と同じく嫁が同行してくれたのはうれしい限りだった。
嫁はボディーボードだったが誰かが一緒にいてくれるのはやはり心強い。
台風の通過直後だけあってインサイドにはゴミやら流木やらが浮いていた。こんな物、角度を間違えば体に刺さるのではないかというような状況だ。
とりあえずカレントはそんなに強くないので、嫁をインサイドに残し、前からの課題であるミドル付近からのパドリング強化練習を開始する。
…前回大きな波にチャレンジしなかったことに後悔したので、今回はミドル付近のムネサイズの波に挑もうとした。
全くと言っていいほどスルーできていないドルフィンスルーを駆使しなんとなくミドル弱付近まで到達。
足がつかない所でのテイクオフだが、ここでは当然のことながら方向転換すらもパドリングするわけで…パドル力が弱いので波に負けて浮いていることすらできない。
しかも今までのスープライディングのように「押し乗り?」ができないので、出だしからおいて行かれるようになってしまう。
たまに押されても、波が高いのでもちろん傾斜も高くなりボードの傾きも急になる。そこで恐怖から体が固まってそのままパーリングというパターン。
様子を見てくれていた嫁からも指摘があった。
「小さな波なのに焦りがある。」「すごく後ろ重心になっている」
これは恐らく前述したように高い波に対しての恐怖からだと思う。
さらに「前にパーリングする練習をしてみるくらいで丁度いいんじゃないか?」と言ってくれた。
ようやくこの停滞期から脱出するためのカギが見えてきた。
・パドル時に体がぶれないよう、ワックスを入念に塗りこむ。
・テイクオフ時に前を見る。
・スピードに怯えず重心を前に持って行く。
・少しでも高い波に挑んでいく。
・恐怖を克服して気持ちに余裕をつける。
・パドリング、ドルフィンスルーの基礎を見直す。
そろそろ形だけのサーフィンから脱却して、本質に突入する勇気を持っていかないといけない。大げさな表現かもしれないが、危険を冒す覚悟を決めないとこれ以上の上達は望めないような気がする。
新人時代は終わった。2年目に入ったのだから甘えず進んで行こう!
ちなみにワックスは綺麗に残ってくれていたが、塗り方を少し甘くしたためかパドル時の体のぶれが気になった。もう少し盛り込んでもいいかも…
帰り道、久々に嫁と二人きりの食事デートを満喫!
前回のようにオシャレなイタリアン…という訳ではなくラーメンと餃子になってしまったのは申し訳なかったが、楽しんでくれた嫁に感謝!
…次に一緒に行けるのは来年かな…
夜、少しでもワックスのストレスから開放されるためにネットサーフィン…
せっかくのボードのデザインが損なわれそうで今まで拒否し続けていたが、今は是が非でも上手くなりたい!
藁にもすがる思いでとうとう安物のデッキパットを購入してしまった。…これで劇的に上手くなればいいのに…
.2011/09/17/sat/05:30-08:30
#013 心の余裕
購入したデッキパッドはデザインを損なう恐れがあるということで踏ん切りがつかず貼ることができなかった。その上、前日の残業のおかげでワックスすらきっちり塗れずに向かった。
こんな時に限ってまたしても台風の影響で肩サイズの波が到来!良くも悪くも4連チャンで高い波を経験することになった。
まあ前回の課題を攻略するためにはちょうどいいシチュエーションということである。
到着してビーチに降りると、小雨の降りしきる中、朝日を受けて綺麗な虹が一本、水平線から山のふもとにかけてはっきりとかかっている。
ここまで綺麗な虹のある朝焼け風景は今までに見たことがない。なんちゃってサーファーでもたまにこんな景色を見ることができるんだなぁ…と晴れやかな気持ちになる。
と、いうわけで今回は勇気を出して入水開始直後からへなちょこパドルでなんとかアウトに出てみた。少しだけ大きな波に挑んでみたがやはり置いて行かれる…パドル力なんだな…
気が付くと俺の進路を妨害するかのようにサーファーが一列に並んでこっちを見ていたので、非常に邪魔なことと、何より恥ずかしさもあって皆と同じラインに並び直した。
そこで気付いたのは、この並んでいるサーファー達、ほぼ全員が初心者で大きな波を超えていけない人たちのようだ。
押し寄せるスープに右往左往しているような印象だった。
同じく初心者の俺はたまたま運よくアウトに出れていたようだ。
その後何度か波を超えていこうとしたがセット感がとても短くまともにドルフィンスルーができない…
そこでお約束の本日の課題変更。
ドルフィンスルーの練習をすることにした。
ドルフィンスルー→スープライディング→ドルフィンスルー→スープライディング…
下手なりにガムシャラにやっていると少し成果が見られたような気がする。
・スープの直進乗りが少しだけ長くなった。
このスープライディングの成果に関しては、一つ発見したことがある。今まで自分が思っている以上に早い段階でパドリングを開始したことがこの成果を生んだようだ。
押し乗りパドルばかりに甘えていた影響である…
ドルフィンスルーの感覚、体の流れをつかんだ!
あ、後カレントや大きな波も以前ほどの恐怖を感じなくなった。今回のドルフィンの練習で散々波に巻かれて、散々海水を飲んだおかげであると信じている。
さらに今回は貴重な練習時間の間に休憩をはさんでみた。(本音を言えば、ドルフィンスルーをやるととても疲れたためである)
ビーチから他のサーファーを見ていると、心に余裕が生まれるのか、いろんな理論が頭に浮かんでくる。そして次のラウンドでそれを実践してみると思いのほか体が反応してくれることに気付いた。前回嫁に指摘された「焦りすぎの精神」はやはり良くないようだ…
ちなみに休憩しているときに同じメーカーのボードを持った人を発見!このボードを持っているということは100%初心者であろう…心の中で
「一人じゃないからね!」っと語りかけながら彼の行く末を見守っていた。
…休憩することも次回からぜひ取り入れよう!
そして次回からの課題は
・ドルフィンスルー。
・パドル。
・イメージトレーニング。
とりあえずこの3点。
…後、やっぱりデッキパッドはろう…
今回も劇的な成果はなかったにしろ、帰り道に心の焦りがなく余裕があったと思う。
もう少しでコツをつかめるかな…
今年中に横に滑れるかな…
現在筋肉痛がかなり酷い…
.2011/10/15/sat/06:24-09:00
#014 焦りの集大成
前回から約1か月ぶり。ここ1か月本当に穏やかな波が続いていた為にショートボードでの練習が困難であった。
昨日から低気圧の影響で少し波のサイズが上がってきたので期待と不安を抱えて海へ行くことに決定。
しかし午前3時に目が覚めたのだが…もんのすごい暴風雨、そして雷。
「これ大丈夫か…」とさらに不安になったが4時を回ったくらいで嘘のように静まり返った。もう行くしかない!
この1か月のうちにとうとうデッキパッドを貼り付け、時間をかけてゆっくりワックスを塗ることができたが、本当に久しぶりで海に行くのがとても怖かった。実際ポイントに到着してからもせいぜい腰サイズの波にビビッてしまっていた。
さすがは10月、夏ほどの人ではないが駐車場は7割ほど埋まっていた。
いつもより入念に準備体操をし、勇気を出して入水。
スープに合わせてパドリングしてみると、グラグラして安定しない上に全く進まない。カレントが強いこともあったのだが、何より1度パドリングしただけで肩がだるい…
何が原因なのか、全く上手くいかない…
波が悪いのか、久々のウエットで体が思うように動かないのか、ビビッてしまっているのかわからないがとにかく何もできない。まだ入水開始から30分も経っていないのに早くも焦りだしていた。
プチパニックを起こしながら「何かできることを…」と考え、いつものように焦りすぎのスープライディングに打ち込む。
今回はデッキパッドを貼りつけての初練習ということなので正しい足の位置を確認する練習を発見…焦りの中で足を気にしていると、さらに体が硬くなりこれも上手くいかない…
…
…とうとう逃げ場すらも行き詰ってしまった。
こうなったらやれることは1つ。前回習得した必殺「休憩」である。
結局、同じことを繰り返しながら必殺技を3回も使ってしまった。
しかし得たものはほぼ無し。
…要はパドリングなんだろうな…
アウトで楽しんでいるサーファー達を見ていると悔しくて腹立たしく思える。
スープで遊んでいる自分が本当に情けない…
次回からの課題は、
パドリング強化。平日は肩周りの筋トレを欠かさない。
テイクオフ時の足場の確認。
…なんだか去年と変わっていないな…多くのサーファーがこんな感じで挫折していくんだろうな。
良かったことと言えばワックスが綺麗に残っていたこと。そして焦るとテイクオフの時に肘が張っていることに気付いた。少しでも水の抵抗をなくす為、肘は体にくっつけておいた方が上手く行ったこと。
とりあえずそれだけでも一歩進んだと考えてみよう。
本当に奥の深い、もどかしいスポーツで、やはり少なくとも月2回は通わないといけないようである…
次回は波がなくても、ショートが一人もいなくて恥ずかしくても、しっかりここまで来よう。いい波が来た時に結果を出せるように。
.2011/10/22/sat/06:30-08:45
#015 地味な実感
前回のリベンジをかけて挑んだ今回。前日からまたフラットなコンディションでさぞ穏やかな波でゆっくりとパドリング練習ができるだろうと思っていた。…が、到着してみると以外にも腹サイズ!
これはこれでテンションが上がる。…やはり、選ばれし…いや、嘘、ごめんなさい。
早速着替えて入水。今回もスープライディングからのスタートである。
高さはあるがボワボワしてまとまりのない波…しばらく練習すると、前回のヘタレライディングの原因が少し解ってきた。
まず、波にパワーがなかったこと。そしてデッキパッドを貼ったことで足の位置を気にし過ぎてしまい、体重がかなり後ろになってしまっていたことだった。(…と思う)
落ち着いて波を選び、デッキパッドを気にしなければ、スープに乗ることは可能のようだ。
少し安心したので、勇気を出してアウトの方までパドリング。松本孝弘さんのギターように丁寧な動作でパドリングを実行。ウエットのせいですぐに肩がダルくなるがめげずに進むとなかなかいい感じでアウトに出ることができた。
そしてそこで波待ち。これも勉強したように足をクルクル回すと安定感がよくいい感じ!周りのサーファーと同じように板の上に座る…
…おぉ、なんだか自分もサーファーの一員になったようだ。
パドリングはこうやって、波待ちはこんな感じでやって、波が来たら早めにパドルして、テイクオフはこうやると自分は板に乗れる…
実際にサーフィンを始めてから丘の上では解らない本質的な知識はどんどん頭に入っているが、相変わらず成長したような実感は全く無い。
結局何もわかってないし、何もできていないのが現状なのかもしれない。
もう10月の練習もこれが最後…この5カ月の間に「マスターした!」と思えることが一つもない。
このままだとアップスができるのに何年かかるんだろう…へこむわぁ…
来年の夏、家族でここに来るまでにアップスができるようになりたいなぁ…
ただ、帰ってからボードを見ていると、両サイドのレール付近にそれぞれワックスがすり減っている部分があった。テイクオフ時に両手を置く位置が揃ってきているようだ。
以前はすり減った位置がバラバラだったが、今は横に揃っている。
そして考えると全体的にワックスのすり減り方も少なくなった。
…無意識ではあるが昨年の夏から、少しずつ、少~しずつ前に進んでいるんだろうか?
次回までにデッキパッドを意識したテイクオフの練習とパドリング用の筋トレをしっかりやろう。もう少し成長を感じれるように。
.2011/11/03/thu/06:30-09:00
#016 久々に確実な成果
前日からのスネサイズと前回からの成長の無さで、寝る前からテンションが低かった…
家を出発してからもいつものようなワクワク感もなく、ただ義務感だけでだらだらとポイントに向かった。
到着すると以外にも腰サイズ…なんていう前回のような奇跡もなく、駐車場もカラッポだった。
海岸には岸釣りをしている人が3人、サーファーは0人…少し不安になって、波打ち際までチェックしに行った。
…
…
…
高さはないが、面は綺麗し、まあなんとかできるかも…
着替えようと戻っていくとパドル(オール)を持ったサーファーとすれ違う。少し違うが、誰かが入水していると思うと少し安心する。
早速着替えて入水。まだまだ水温は温かい!
正直今のジャーフルでどこまでいけるか心配していたが、今年いっぱいくらいなら行けるんじゃねーか?
今回の練習課題はパドリング。でもその前にとりあえずスープライディング!
…上手く乗れない…ウエットのせいで肩周りがとても窮屈に感じる。
しっかり自分に合ったものを作ってもらえばこの辺りは軽減されるのだろうか?
スープ練習もパワーがないのでそこそこに、ひとまずパドリングで波の無い沖へ…
遥か200m向こうにロングボーダーを発見!またまた少し安心!
ふと見ると、ミドル付近で波が割れている!なんだあのおいしい状況は?!
フラフラのパドリングで接近を試みてみた…が、すぐにフラットな海面に戻る。
その後、スープライディングとパドリングを練習していると、一つ気付いたことがあった。さっきのミドル付近のいい波は、沖合を大型船が通過した時の波のようだ!
そんなこともあるのかと、それに標準を合わせて練習を開始。
船がないときは波待ちの練習。
船が通過して波が見えるとパドル&スープライディング。
…この方法、なかなか良い!
しかもセット間が長いのでのんびり練習できた。
スープライディングは、特に成果はないままだったが、のんびりした波待ち練習が効果的で、コツをつかんだような気がする。まだ大きな波がくるとバランスを崩してしまうが、それでも今回波待ちの成果はとても大きなものだった。
最後にビーチの端から端までパドルしてみた。
「パドリングは背中が疲れる」以前どこかのブログで読んだ言葉通り、肩や腕に力を入れず、極力背中を反らして実践。
すると、この広大な海の風景が次々移動していくのを実感できた。バランスが崩れそうになったら両足の太ももで調整していく。これが本来のパドリングなんだ!とかなりうれしい実感。
…ただスタミナは技術でカバーできなかった…7mほど進むとすぐに疲れて波待ち姿勢で休憩をとった…
この波待ちとパドリングの成果に酔いしれてしまい3時間近くも波の無い海に入っていた。
もっと漂っていたいとも思ったが、気持ちのいい状態でポイントを後にした。
こんな地道な成果が今度はテイクオフにつなげることができれば感動するんだけどな…
テイクオフは以前より下手になってる。スープライディングとはいえ、常にやっておかないとどんどん下手になるような気がする。
今日のこの実感と成果を残す為、忘れないように頻繁に通いたいな…
.2011/11/20/sun/08:30-10:30
#017 流血
もう何カ月も海に行ってないようなそんな気がずっとしていたのだが、2週間ぶりの練習。
色々あって、もうシーズンオフにしようかと悩んだのだが、嫁の後押しもあり行くことにした。
スネサイズがずっと続いていたが、前日から巨大低気圧の影響で一気にアタマサイズまで上がっていた。
ポイントに到着してみると駐車スペースが無いくらいの混み具合…皆待ってたんだね…
インサイドはスープで真っ白になっていた。
初心者はどこで練習すればいいのかわからないくらいだった。
できれば今回は穏やかな波で波待ちをしたかったのだが、とりあえず着替えて海へ…
気温も温かくまだまだジャーフルでも行けるようだ。
入水してみるとかなりのダンパー…でも上手く乗ればチューブライディングできそうな感じだった。…まあそんな技術はもちろん持っていない。
パドリングでゲットを開始、パドリングの感覚は前回同様でなかなかいい感じだがやはりドルフィンが怖い…やけに高く見える波にビビッていた。結局30分ほどは波に翻弄されながら何もできなかった。
ただ、1度だけピークからの膝乗りテイクオフができた。少し気持ちいい!
入水して1時間ほど経過し、波に巻かれた際自分のボードでコメカミ付近を強打。
かなり痛かったのでタンコブができているんじゃないかと心配しながらも練習を継続していると…こちらをジッと見るイケメンサーファーがいた。
「大丈夫ですか?血出てますよ!」
さっきボードで強打した部分がどうやら裂けて流血までしていたようだ。手で触ってみると顔の側面が血でにじんでいた。
なんだかテンションまで下がってしまって、とりあえず車まで戻った。確かに髪の毛から滴る赤いものが見えた。
幸いそれほど深い傷ではなさそうなので井戸水で傷口を洗い、しばらく血が止まるまでビーチで休憩することにした。
このまま帰ってしまうとトラウマになってしまいそうで…どうしても再度感覚だけは残しておきたかった。
30分後、そろそろ大丈夫だろうと2ラウンド目を開始した。
相変わらず波は激しい上に面も綺麗ではない。何度かスープライディングをしてみたが、まあ成果はいつもと変わらないな…と思っていると。
「大丈夫ですか?血出てます!」
本日2度目の注意を受け、皆さんに迷惑が掛かりそうだったのでそのまま帰ることにした。
今回の成果は少し高い波での膝乗りテイクオフくらいだった。
まあ今回はその成果だけでも良しとしよう。
帰りもしばらくは血が止まらなかったのでそれだけが心配だった。
今シーズンは納得いく成果は得られなかった。
予定ではこの冬までにアップスができるくらいになっていたのだがまだまだ遠そうだ。
せめて傷が治ってからもう1回くらい行きたい。
.2011/12/04/sun/14:30-16:30
#018 2011年練習納めと総評
前回の傷も治り、リベンジと2011年最後の挑戦は、寒さ対策として午後からの練習許可をもらった。
コンディションはというと、ネットの情報ではスネたまにヒザくらい…
相変わらず期待できない波だが、もうジャーフルでは厳しくなってくるので行くしかなかった。
ポイントに到着してみると駐車場はガラガラ…
人数もロングが20名弱と、ビーチで犬の散歩をしている人が1組…という寒い状況。
まあ、人が多いよりは…ってことで、いつもよりは緊張感も少なめに入水開始。
波の高さが無い上にブレイクしているところが1ヶ所しかなく、そこにロングが集中していたのでまずはその隙をみてスープライディング。とりあえずこれは成功。
その後は邪魔にならないように、たま~にブレイクするくらいの場所で一人パドリングと波待ちの練習に入る。夕方ののんびりした空気の中、夕日でも見ながら静かに波待ち練習して、常連のサーファー気取り…と思ったのだが、ダイレクトな西日がキツイ!キツ過ぎる!
沖合からのうねりが全く見えないではないか!目が痛い!
その後ヒザクラスの波が徐々にサイズダウンし、スープにすらパワーを感じなくなったので、人が少なくなった最初のポイントにこっそりフェードインしてみたが…結局何もできず。
今年最後にして初めて、成果が出た嬉しさもなく、かと言ってできるはずのことができない悔しさもないまま終了する結果となった。
まあ、前回の流血からのトラウマはなく、来シーズンを迎えられそうで良かったね~…
…なんてのんきなことを言っててもしょうがないので今年の成果を総評してみた。
押し乗りスープライディングの成功率(準テイクオフ?)、60%
波のパワーがあれば立ってしばらくは滑れるのだが、弱いとすぐに沈む。
本来のテイクオフの成功率、20%
パドルが弱く波において行かれる。波のパワーと質次第では勢いで飛び乗れば成功。
パドリングの完成率、50%
背中の反りを重視すれば通常のパドルはできるが、テイクオフ時のパドルはまだ力及ばず。
波待ちの完成率、50%
大きな波が無ければ、1~2分ほどは安定して座っていられる
ドルフィンスルーの成功率、30%
セット間がゆっくりしていて尚且つ通常のスープの場合のみ、落ち着いてやれば成功。
勇気、40%
対サーファーに対してはある程度免疫ができたが、胸以上の波にはビビッている。
今年の総合評価:40点。
昨年2010年と比べると、まんべんなくほんの少し上昇しているような気もするが
…いやいや、まだ初心者以下ですやん…
2012年は4月からの練習を考えている。
この4カ月間は、筋トレとテイクオフ時の足場の矯正、ボードのドレスアップをする予定だ。
今年も色々あった…
海が好きで、海に付随するようなライフスタイルに憧れて始めたサーフィン…海の上で自然の素晴らしさを実感する心の余裕もなく、嫌なことも多かった1年だった。
何の成果もなく、いい思い出もなく…でも1年間続けた。
この広い海の上で、いつの日か2011年を振り返り自分なりの心の結果を出せるように、このサーフィンを続けていきたいと思う。
故郷を遠く離れた海でもう少し成長したいと思う。
.2012/03/08/thu/
家族あってのサーフィンライフ
シーズンを1ヶ月後に控えたこの時期。1週間程前から「顔面麻痺」になってしまい現在も治療を続けている最中である。
本来なら、この1ヶ月で体力づくりとダイエットを行い、シーズン到来時には万全の態勢で臨む予定であったが、そんな気分にはなれず、ただただ安静で退屈な日々を送っていた。…ただ今日という日を楽しみに…
我が家では誕生日になると小遣いとは別に1万円分の誕生日プレゼントを用意してくれる。今年はこの1万円と、以前から貯金していた小遣いを合わせて、新たな小波用ボードの購入を考えていた。
まさにその日なのである。
豪華な夕食の最中、嫁がプレゼントを持ってきてくれた。
「?」
…今回は現金のはずだが??…中身は小さな鞄だった!
まさかのサプライズである!確かにオシャレで高そうな鞄。
財布や携帯はもちろんプラスアルファの小物をコンパクトに収納してくれ、かつ使い勝手もよさそうな鞄であった。
ボードを買うことを考えていたのでこのサプライズプレゼントに関してはとても複雑であった。嬉しい反面、「もしかしてプレゼント用の1万円はこれで消えてしまったのでは…」という不安が、顔面麻痺の状態でも顔に出ているような気がした。
でも、まあ仕方がない。俺の為を思って購入してくれたプレゼントだ。
ボードは1万円分安いのを探そう!
さらに嫁は、娘と一緒に書いたメッセージカードを手渡してくれた。
決してテキパキと仕事をこなす嫁ではないが、忙しい家事の合間にこんなサプライズを考えてくれていたことを嬉しく感じた。ただ…やはりボードのことを考えると動揺が隠しきれていない。
…ふと、メッセージカードの中に小さな封筒を発見!なんと、現金はそこに!安心感と共に、我ながら心の小さい人間だと自己嫌悪になってしまった。
話を聞くと、鞄はお義母さんからのプレゼントだということ。
しかし、メッセージカードに添えられた小さい封筒の中身がやけに多い…
「多くない?」と問うと…
「ボードは私が全額出してあげる!」
最初は理解できなかった…
自分の誕生日には今までこれと言ってこだわりを持ったことはなかったのだが、盆と正月がいっぺんに来たようなサプライズプレゼントに「顔面麻痺」と「自己嫌悪」と「あまりにも大きな優しさ」にどんなリアクションをしていいのかわからなかった。
さっきも書いたが決して要領のいい嫁ではないが、家事と育児の合間にここまで尽くしてくれた嫁に嬉しさよりも、恥ずかしさと申し訳なさでいっぱいだった。
子供を寝かせた後、夫婦で新しいサーフボードをネットで購入した!
顔面麻痺が治るであろう4月くらいに2012年のサーフシーズンが到来する。今年この「思いやりのサーフボード」でアップスまで頑張ります!
今回の誕生日にかかわってくれた家族に…「ほんまにありがとう!」
…しかし結局、その日に発注した店舗からは連絡がなく、1か月後に別の店舗で7万のボードを購入した…
.2012/04/22/sun/05:30-09:30
#019 2012年シーズン到来!NEWボード
幼馴染みのHEYから連絡があり、2012年のシーズンが到来!現地で集合した。
前日はスネサイズのチョロチョロだった波が、その日一気に胸サイズまでパワーアップ!
正直、もう少し穏やかでもよかった…人の多さも相まって、少し怖かった。
無事HEYとも合流して少し安心しながら6時前に入水。
波情報においてはまだ「セミドライ」表記であったが、ジャーフルで挑戦!…冷たぁ!
まあでも我慢できる範囲。
なにから始めればいいのか…とりあえず昨年のおさらいとしてスープライディングから始めることにした。
ジャンクな波に翻弄されて立っているのも疲れる。そんな臆病な波待ちでHEYを見ていた…彼は今年からショートを始めたようだが…普通に乗れてるぢゃん!パドルも全く問題ないように見えた。
何もできないままポジションを探すのに戸惑っていると、ダンパー気味だった波が少しおとなしくなってきた。
「今だ!」
4か月前の感覚を取り戻すべくスープライディングに没頭する…
そしてアウトからパンピングしながら流れてくるHEY。
明らかな差を感じる…情けない…
果敢に攻める彼を見習って、いざ沖合に…スープの合間を上手くぬって出たものの、肩が疲れて波において行かれてばかり。
ただ、ゲットするときの恐怖は、アウトに出ると全く感じなくなるもので、もう少しパドル力を付ければ上達するように実感した。
ところでこの小波用NEWボード…とても滑る。足場がという訳ではなく従来のボードに比べるととても長い間波の上を滑るのだ。
何本か乗ってみて、ある程度ボードに助けられているような気はしたがシーズン最初の練習にしては満足のいく内容であった。(満足の行くスープライディングであった…)
午前9時にHEYに別れを告げて帰った。彼は来週もこのポイントに来るようだ。
俺もそれに合わせようと思う。
.2012/05/19/sat/05:20-06:40
#020 丘サーファー…
前回から約1ヶ月…
なぜかこの1ヶ月、テンションが上がらず「行きたい!」という気持ちになれなかった。
正直理由はわからないが「怖い」という表現が正しいような気がした。さらに書くと、ボードを眺めたり、ワックスを塗るという「サーファー気分」だけで満足できていた。
一般的に言われる、「丘サーファー」に成り下がっていたのである。
これではいけない!…と相変わらず波の無いこの日に無理矢理出発してみた。
…やはり波はなかったが、前回HEYのパドリングを見て、ぬるま湯につかっていた自分がとても情けなかったので、今日は初心中の初心に戻ってパドリング重視の筋トレを遂行した。
サーファーが一人もいない中、1時間以上もパドリング→なんちゃって波待ち→パドリング→なんちゃって波待ち→なんちゃって波待ち…
本当にこれだけの練習だった。
思ったことは、昨年…どころではなく、一昨年から何も変わってないこと…
今回テンションが上がらなかったのは、サーファー気分だけで満足していて、勇気を出して大きな波に挑むことをしなかった自分に気づいてしまい、それを「情けない」と感じながらも飛び込む勇気を出せなかったからなんだろうな…
だからと言ってこの日記を書いている現在も気持ちは弱いまま…どうすれば勇気を出せるんだろう…
このままやめてしまうのは絶対に避けたい。
今回の練習は、髪の毛も濡れなければ、筋肉痛すらない。正直意味のない練習だったかもしれない。来週も来る予定だが、頼む!…少しでもいい波よ来てくれ!
.2012/05/27/sun/05:15-06:40
#021 IT’S MY 勇気!
台風のうねりがほんの少し入ってきたこの日、サイズはモモくらい。
日曜ということでサーファーはだいたい50名くらい。全体を通してたまにいい感じのセットが入ってきていた。
今回のテーマは「勇気」
このテーマのごとく、勇気を出して他のサーファー達と同じラインで波待ちしてみた。今日の俺はスープライダーではない、勇気あるパドリンガー?なのだ。
うねりを確認したらいい波を選んで早めのパドルを開始…
板が走る!そしてゆっくりテイクオフ!
波のパワーはなかったが、なんと成功したのである!嬉しい!ただ、下を向き過ぎてロングライディングには至らなかったが、しっかりとしたサーフィンの工程を踏むことができた。この形で3本ほど納得の行くライディングに成功した。
「波の選別」、「勇気」、「小波用ボード」によってようやく以前の自信を取り戻したように思う。
その後どんどん人が増え、アウトからのうねりにロングボーダーが一斉に乗るようになってしまった。
あっというまに時間も過ぎ、タイムオーバー…
だが、今日の3本で、気持ちは充実したまま練習を終えた。
やはりパドル力が不足していて、乗れそうな波にもおいて行かれるのが気になる。モヤモヤした日常を解消するために、筋トレをしようと思った。
考えてみると初心者は、いい波の日は特に朝一の人の少ない時間に数本ずつ練習していかないといけないんだろうな…
HEYのように遠くてもいいポイントに行きたいと思うようになっている…
.2012/06/09/sat/04:40-06:30
#022 スキンヘッド様
前日から梅雨入りした。相変わらず家を出る前には少しダレる…
梅雨前線の影響なのか、サイズはモモ~コシくらいのちょうどいい感じ。
…と、いうことは必然的に人も多い。入水直後で約100人くらい。
前回よりも少しサイズのある波だったが、ドルフィンスルー無しでアウトまで出ることができた。
そして、前回と同様に波を選んでテイクオフ!
…まずまずの滑り出し!
心の余裕が少し出たのか、膝を柔らかく中腰の姿勢をとることと、視線を前に移すことができた。以前なら焦って、立った瞬間に直立しそのまま沈むことが多かった。少し進歩している!
ただ、前後のバランスがまだ上手くとれない。半分くらいはパーリング、もしくはワイプアウトになる。
波が掘れているせいか、特にパーリングが目立った。
もう少し板を水平に持っていけるように、体の重心に余裕を持たせたい…
いい波であれば、足場を確認しながらゆっくりテイクオフしても大丈夫な気がする。次回はこれを課題にしようと思う。
5:30をまわったくらいから人口密度が高くなり、縦横無尽にサーファーが流れ出した。波待ちしている真横を、いかにも上手そうなイケメンサーファーが、シャープな音をたてて滑っていった。
その表情、姿勢がはっきりと目視できるくらいの近距離、まるでプロサーファーの映像を生で見ているような臨場感だった。
…かっこいい…うらやましい…
ここで少し、必殺「休憩タイム」をとる。
上手な人のライディングを見ていると、一定のピッチで、体を上下させているように感じた…、ターンやカットバック等をする時でも、そのピッチに合わせて動いているような…、もっと言えば、そのピッチで助走をつけているような感じだった。
テイクオフした後すぐに失速してしまうのだが、この上下の動きを覚えることで、もしかするともう少し自分の動きに幅が出るかもしれない…
さて、後半戦。
前半、あまりに人が多いと思ったら、知らず知らずのうちに一番波が割れているポイントに来てしまっていたようで、後半はまだすこ~しだけ密度の薄いポイントに入った。
左右に約5mほどスペースがあるポイントでの入水。
すぐ近くで40代後半くらいのスキンヘッドの男性が波待ちをしていた。
このおやじ、状況からして同じレベルかと思いきや、一度波に乗るとアップスができるかできないかくらいまでいってしまう。なかなか上手い!
さらに見ていると、テイクオフの際、胸をボードに付けながらパドルしてテイクオフしている。
もしかするとこれは!?パワーの無い波に対して重心を前に置き、テイクオフしやすくしているのでは…と考え実践してみた。
すると、普段ならおいて行かれていた「後一歩!」の波に、少し追いつくことができたのである。
これはラッキー!思いもよらない所で美味しい収穫だ!ありがとうスキンヘッド様!
ようやくサーフィン初心者のレベルまで到達したのではないかと思える。
シーズンは始まったばかり、これから秋にかけてこのポイントはある程度波のサイズをキープしてくれるはずである。
今年中にアップスまで行けるかな…ほんの少し希望が見えてきたような気がする。
…余談だが、さらにスキンヘッド様を観察していると、彼のドルフィンはすさまじくパワフルであった。
ッパァァァン!!という大きな音と共に、突如波を割って出現するスキンヘッド…そしてその周りに飛び散る波しぶき…神々しく圧巻であった。
出発前に買ったコーラの炭酸がまだ抜けきらない時間に終了…
.2012/06/22/fri/05:00-06:30
#023 夢見がちな負け犬
大型台風が過ぎ、その後に発生した台風の余波が残るこの日、サイズはカタ~アタマオーバー…
さらに、平日ということでサーファーはMAX80名くらい。
前回のような混雑感はなく自由に波に乗れる最高のシチュエーションだった。
2週間前から、この波を滑り、偶然にもアップスができてしまうような妄想を膨らましながら迎えた今日。
この初心者は、この大きな波に腰が引けてしまった…
雨上がりのどんよりした天気は、その状況をさらに凶悪に見せていた。
強烈なダンパーが唸るような音をたてて上から襲い掛かる。
上から降ってくる大きな水の塊が自分をつぶしてしまうような「恐怖」…
頭の中がその恐怖に汚染され、冷静な判断が出来ずなぜか真っ向から挑むような選択肢しかなく、ドルフィンすら忘れて翻弄されていた。
がむしゃらでも、へなちょこドルフィンでも、がんばってアウトに出ればまた違っていたのかも知れないが、結局その大きな壁を越えていくことができなかったのだ。
怖くてドルフィンスルーができない…
怖くてドルフィンスルーの練習すらできない…
本当に情けなく、今この日記を書いている間にも悔しさで体が震える。
この日、納得できるライディングはスープからの一本くらいだった…
少しずつ成長していることはわかるし、前回の課題である重心を維持しつつゆっくりテイクオフすることはできたのだが、この大きな波を超えていける「勇気」があれば上達はもっと早いはずだ。
帰ってからネットでこの恐怖を克服する方法を検索してみた…
その方法は、やはり「怖がらない」ことしかないようだ。怖がってしまうような人間は、サーフィンから足を洗った方が良いとのこと…
一人ではなく、誰かが居ればもう少し勇気が出たのだろうか?
もしかして大きな波って全然痛くも痒くもないの?
でもやめたくない!
負け犬だと自分で認めていても、負け犬なりにじゃれあうようなまったりした練習でも諦めたくはない!
例え毎回ビビッても、大きな波と触れ合い、少しずつ恐怖心をなくしていきたい。
現在、自分のレベルに合った波のサイズは腰サイズ。
そこで安定したライディングができるようになるまでは上達はないと感じる。
その上で、自信を持ってドルフィンスルーできるようになることがまずこれからの課題だろう。
後、やっぱり平日は人が少なくていい!今後は頻繁に有休をとっちゃおうかな…
.2012/07/16/mon/04:55-06:20
#024 ありがとうNAKED
前回から3週間…とても長い期間空いてしまったような気がする。
サーフィンに行けない為か、それ以外か、若干情緒不安定気味な状態であった。
今回のサイズはモモ~コシくらい…面は綺麗ではないが、理想的なコンディション!
ただ、人が多く5時の時点で大混雑だった。
波が小さいので恐怖はなかった。お蔭で少し余裕を持って練習を開始した。ミドル付近からパドリング→テイクオフ…、
何本かテイクオフに成功し、少し疲れる。テイクオフには成功しているが、やはりロングライディングには至っておらず、相変わらずな感じ。
この時点で納得の行くライディングは1本くらいだったかな…
必殺「休憩」…
胸くらいの深さで皆波待ちをしている。なんとなく今日は「初心者の日か?」ってくらい同じようなレベルの人が多かった。上級者には物足りないだけかもしれない。
後半、かなり本格的なクラッシュを経験。
乗ろうとした波の上からファンボーダーが滑り降りてきた!
迫りくるボードをかろうじて背中の上に通し、フィンを足でブロック!幸い両者、両ボード共に無事であった。
もちろんこちらが悪い…が相手も謝ってくれた。
今後はこんな接触が増えてきて、トラブルになったりするんだろうな…
結果的には「現状維持」…って感じ…
やはり、乗りやすい波の日には人が多い…本気で練習するなら平日に来るべきだと痛感した。
今の自分には「現状維持」は丁度いいのかもしれないが、やはり練習メニューを設定しよう!
次回は、
・ドルフィンスルーの練習。
・テイクオフ後中腰の体勢を維持。
…もちろん波を怖がらないことが前提。
来週は昨年同様メンズBBQがある。
よって、長時間の練習が可能だ。混雑した日曜だが、ゆっくりした練習を心がけよう。
ダイハツのNAKED。
サーフィンを始めてから今までずっと一緒に走ってくれた車。今回、老朽化を理由に乗り換えることになった。
この車が無ければ、サーフィンを始めることはなかっただろう。
3年間、本当に色々助けてくれてありがとう。
.2012/07/22/sun/05:10-10:15
#025 希望が見えた!
昨年同様、今日はメンズBBQの日。5時間の練習が可能だった。
今朝はしっかり寝たつもりだったのだが、車中で何度も睡魔に襲われた。現地で少し仮眠を取るつもりで到着した。
しかし、波のサイズはモモ~コシくらい。人も少なくなかなかのシチュエーション。
テンションが上がり眠気も去ったので行くしかないでしょう!…ってことで早速入水。今日からはラッシュと海パンで、とても楽な恰好。
今回の目標はゆっくりした練習の中で、ドルフィンスルーの練習、テイクオフしてから姿勢を低く保つこと…
ドルフィンスルーは今回必要なさそうなので、後回し…(こんなことをしているから上達しない)
海水浴規制が始まるまでにできる限り波に乗る練習をしようと考えた。
前回と違い今回はファンボーダーパラダイスといった感じ。
やはり人が多いので、近くのファンボーダーを見送ってから、次のセットに乗る。本当に焦らず、ゆっくりとした練習を確立した。
徐々に初心者ショートボーダーも増えだし、少し手狭になってきた。真横で50代くらいの方が練習している。まだまだ始めて間もない印象を受けたが、その気持ちに感銘した。
近くで乗っていてもやはりガツガツした様子もなく、俺自身も練習しやすかった。
前半までは特に成長した感じもなく、ただただ優しい波にのんびりとした練習だった。
波に置いて行かれることが少なくなってきたこと以外はあまり変化はない。テイクオフして少し走るとスープに追いつかれて失速…
海水浴ゾーンの規制に伴って休憩をはさむ。
後半のポイントは大混雑のサーフゾーン…
波が割れづらく、トロい感じだった。予想通り最初は置いて行かれてばかり。先ほどまでのチョイ乗りすらできない状態だった。
それでも焦らずゆっくり波を待っているといいセットが来ることに気付く…
たまにアウトから流れてくるロングボードを見送って、その後のセットに乗るというのが定着しだした頃…
あれ?という感じでボードが横に走る…バランスが崩れそうだったので立て直そうとするとさらに奇跡的なことにアップスの動きになった!
「なんやこれぇぇ!」
のんびりとした練習はどこかへ消え、テンションだけはマックス!
やはりすぐ失速するのだが、何度も何度も横への移動に挑戦する。結局アップス風の動きはそれ以降はできていない。
どうやったらもう少し加速できるんだろう…どうやったらスープに捉まらずに走れるんだろう?誰か教えて欲しい、今の自分に何が足りないんだろう?
やはりパドル力だろうか?
なんとなく手ごたえがあった今回。この要因はやはり波の面と形が綺麗だったことと、練習時間もあるのかもしれない。いつも前回までの調子が出てくるまでジタバタしているうちに帰りの支度に入ってるからかな…
次回からの課題は、
・ドルフィンスルー
・波待ち
・まっすぐでもロングライディング
けっこうギリギリまで練習して、体力を回復するためにBBQへと向かった。帰り道、今日一日を振り返ってとても幸せな気持ちでいっぱいだった。
…前回は金がなく同僚に1000円借りたが、今回はしっかりおろしていったので問題なし、でも今日はパンツを忘れてずっとノーパンであった。
.2012/07/29/sun/04:30-06:30
#026 希望が消えてしまう!?
…波が無い。
スネ~ヒザサイズで人数は…それでも100人弱…
先週の感動を忘れないように挑んだこの日。この物足りないコンディションの中でも、小波用ボードの本領を発揮して何かを残そうとやってきた。
一番波が割れているポイントはさすがに密集しているので少し離れたところで練習を開始。…一応前回からの課題を考え、腹位の深さでボードの上に座って波待ち。
グラグラする…なんか、めちゃくちゃグラグラする…足の着く所でドボンッ!と落ちる。
とても恥ずかしくなってきたので、立って波待ちすることにした。
…相変わらずのヘタレぶり。
なんか、自分のこういう小心的なところが嫌いだな…
立って波待ち…。人もどんどん増えてくるが、皆立って波待ち。改めて今日は波が無いんだな…と考えさせられてしまう。
たまに来るヒザサイズの波に乗ってみるも、ロングライディングには至らず、本当に数メートル進んで終わってしまう。上手い人ならこんな波でもアップスとかできたりするんだろうか?
あまりに長い時間波待ちしていると、自分の力量も考えず、ちょっとしたうねりにも挑戦してみたくなったりして…
周りが見送ってるのに、一人だけ気合を入れてバシャバシャ音を立ててパドリングした挙句、置いて行かれて…振り返ると皆が見ている…
よくある恥ずかしい行動を何度もやってしまった。…これってサーフィンあるある?
結局、約2時間の練習の内、納得できるライディング(現状維持的なライディング)が2本くらい。1時間30分ほどは水平線を眺めるだけの練習になってしまった。
次回は2週間空き…ちょうど台風が発生しているが、来週末辺りで通過しそうだな…前回の希望が消えていきそうで焦る日々である。
.2012/08/11/sat/15:30-17:30
#027 カッコ悪いリベンジ
2週間ぶりの練習。1ヶ月くらい海に行っていないような気がしていた。
今回は急遽、家族と海水浴を兼ねたサーフィン練習になった。
出来れば、もう少し上手くなってから昨年のリベンジをしたかったのだが、長時間の練習に期待して、15時くらいにポイントに到着。
サイズはヒザ~モモ、たまにコシサイズって感じ。サイズ的には待ちに待ったサイズではあったが、ボヨボヨしていて乗ったとしてもすぐ失速しそうな雰囲気を出していた。
波の割れているポイントには、スクールの参加者が集中しており、見るからに初心者が練習ができそうな状態ではなかった。
初心者が乗れそうないい波は沖からのロングボーダーが流れて来る、さらにその先にはスクールのサーファー達が漂っているので、少し離れたところから練習を開始。
しかし伸びない…
ただでさえまとまりの無いボワついたトロイ波だったため、かなり頑張ってパドルしてみたが今の自分では乗り切れなかった。
さらに言えばバランスが悪い…
運よくロングライディング出来そうな波に恵まれるもすぐバランスを崩してボードから落ちてしまう。前々回の動きはどこへ…?
ここまでの段階で満足できるライディングは無し。
休憩と波の経過観察も兼ねて家族の元に戻る。
再度、ポイントを変えて臨む。
パドリング、なんちゃってドルフィンを駆使しアウト付近に出る。
しかし波の質はよくなってきたものの、サイズが落ちだした。
いくらパドリングしてもグンッと押される感覚は無く、ひたすら波に置いて行かれるばかり…
それでもやはり上手い人は乗り続けていた。
テイクオフした後、バランスを保つ為に重心を低く中腰の姿勢になる事、そこからアップスの動きにつなげるような安定感が欲しい。
さらに足の位置をしっかり持っていきたい。
そしてなによりパドル力が欲しい…
いったいどうしたらいいんだぁぁぁ~!!
明らかに自分の実力と目標を見失ってパニックになってきている。
少し頭を整理してみる…
次回からの課題を絞ると、恐らく以下の点。
・パドル力をつける。
・ドルフィンの練習。
・波を選ぶ(ポイントを選ぶ)。
・テイクオフ時に足場の確認。
・テイクオフ時に中腰でバランスをとる。
今回、嫁がデジカメ動画で俺のライディングを撮ってくれたのだが…カッコ悪い…こんなはずではなかった。
モモくらいの波に乗ったと思っていたが、すでにスープと化したヒザ以下の波に乗っている。あれでは確かにロングライディングは出来そうにない…
もう27回も通っているのに、本当に進歩がない…去年はこれより酷かったのか?
周りの皆様に迷惑ではないか!
家族に良いとこを見せるのはまた来年に持ち越しである…
人の少ない早朝にもっと練習せねば…
.2012/08/25/sat/05:10-06:30
#028 レベルの確立?
「いい波を見つけたら、早めにパドリングを開始して、波のピークで板が押された瞬間に体全体で前に勢いをつけて波の斜面を滑るようにテイクオフ。
その時に下を向かず目線は前に置きながら中腰の姿勢で膝を柔らかくバランスをキープ。」
…
この2週間、YOUTUBEや他のサーファーのブログなんかを見ながら自分なりにテイクオフからロングライディングの研究をしてみて出した結論。
頭があまり良くないので、こんな所で文章に残しておかないと記憶できない…
今回は台風のうねりが入ってきており、コシ~カタサイズ。さらにフェイスも問題ないようで、上記の結論を持っていつものポイントに挑んだ。
まあそれにしても、今までの練習の中で今回ほど人の多かったことはないってくらいの混み具合。まず駐車スペースが無い…いつもの駐車場は満車。その隣も満車…1000台以上を駐車できるこのポイントだが、結局止めれたのはビーチから離れた路上になってしまった。
入水した時点ではそれほど混雑感はなかったものの、よく観察してみるとアウトには蟻の行列のようにサーファーが並んでいた。見事なくらいアウトとインサイドにパックリ別れていた。
とりあえずミドル付近までパドリング…ドルフィンもなんとか駆使しポジションを確保…
いざテイクオフ!
いい感じだ!波の質、パワー共に良好なお蔭か、思い通りの練習ができる。時々パーリングしたり、中腰を忘れて棒立ちにはなったが、今回ネットで出した練習方法の結論は間違っていなかったようだ。これが嬉しかった。
横への滑走はできなかったが、丁寧な練習を余裕を持ってできた…が、あっという間にタイムリミット。
特記することはないが、やはり波の状態が良ければいい練習ができて進歩につながること。
自分に合った練習方法を確立できたような気がする。
少し休憩をはさみ、最後に頑張ってアウト付近の高い波に挑んでみた…
アニメやドラマの様で恥ずかしいが、「ビビらない!」と心で何度も唱えながら挑んだ。
…が見事にパーリング…まあ、まだこんなもんである。ただ勢い任せではあったがビビらずにできた。
もう少しパドリングの強化と、心に余裕を持てればいいのだが…
9月は3回の練習を確保した、このレベルを定着させてから、今年中にはアップスまで行きたいな~…
ちなみに次の日はクローズドアウト…今回行っておいてよかったぁ…
.2012/09/01/sat/05:15-06:30
#029 虹の下で心の余裕
日が短くなって来た…
今回はある程度日の出を考慮して、ゆっくり家を出て5時前にポイントに到着したのだが、予想よりも暗かった。
15分程車内で待機してようやく明るくなってきたので波のチェック…
…少しボワついているがコシサイズの波って感じ。
いざ入水して気づいたが、波の割れる位置がイマイチ掴めない…
とりあえず人の少ない内に良いポイントで一滑りしておこうと思い、一番おいしそうなポイントに移動。
2本目の波に乗った時、前回からの課題である「中腰」を意識してテイクオフしてみると…
それはもうキレイにロングライディングできた!まだ余裕があったのでそのままつま先に重心をかけ横への動き、更にポンピングまでできてしまった!
いい感じ!中腰になるだけで重心が安定し、ロングライディングできたことで気持ちに余裕ができた!
虹が綺麗にかかっていたので、休憩も兼ねて写真を撮った。
波数がだんだんと少なくなってきたので波待ちの練習もしてみた…が、やはりグラグラする…
今になって波待ちが一番下手なんじゃないかってくらいグラグラする。
皆はどうしてあんなに安定してられるんだろう…と考えていると、ひとつ思い浮かんだ。
「自分が安定することばかり考えてるから駄目なのではないだろうか…」
結局のところボードの上で安定しないといけないのだから、まずはボードを安定させないといけないのではないだろうか??…
つまりボードが安定するように足や腰を動かせばいいのかもしれない!
そんな訳で自分の重心より、ボードの方に意識を集中させてみた、するとどうだろう?
あまり変わらないではないか!
…いや、ほんのわずかだが安定したような気がする…のは、ボードに意識を集中したことで体の力が抜けただけかもしれない…まだまだ練習が必要である。
ある程度ライディングは安定してきたが、やはりパドル力がない。パドリングがもう少し速ければ、波に乗れる回数や、乗れる質にも幅が出るような気がする。
次回からの課題は、パドリング強化と波待ちの練習を重視しようと思う。
.2012/09/15/sat/05:20-06:40
#030 慣らし練習
週の初めに台風が発生し、そのうねりが入ってくるであろうと予想していた今回。
道中、目的地付近の空で雷が光っていた…
もしサーフィンをやっている頭上で雷が発生した場合、やはりクローズドアウトになるのだろうか…?
不安を抱きながら到着すると、雷の心配はなさそうだったので少し安心…さて波である。
確かにまだそれほど大きな波でもなく、モモサイズくらいのいい感じ。
とりあえず人が多くなる前に少しでもいい波に乗ろうと、明るくなる前に入水。
暗くてよくわからなかったが、それでも3人くらいは入っていた。
入水してみると、ボワボワしていて分厚かった。台風のうねりと言うより…これは明らかに風波…まだ早かったようだ。
という訳で、今回はまとまりのない波にパドル力の無さを痛感しながら、気持ちだけ焦った感じになり、結局のところダメダメな印象だった。
納得できるライディングは1、2本くらい…
波待ちも出来そうだったのでやってみても以前よりもグラグラする…
座っているだけでもいっぱいいっぱいなのに、いざ波が来たらどうテイクオフまで持っていけばいいのか…
同じ初心者サーファーでもゆったりと座って波待ちをしている人を見かける。
さらにはそのサーファー、波が来ると方向転換してスムーズにパドリングに入るのである。
…その後は同じように波において行かれている…皆どうしてあんなに平然と浮いていられるのだろうか…
焦りだけで1時間20分が終了。
明日は久々にHEYと行くことになっている…そうなんと2日連続のサーフィンである!
台風のうねりも明日には入ってくるし、今日は慣らし練習ってところだったのだが、慣らしになってたのかな…
明日は波が高すぎてこれまた何もできないような予感がしている…
.2012/09/16/sun/05:30-09:00
#031 最高の波に感謝
人生初、2日連続サーフィンという贅沢な内容。今回は5カ月ぶりにHEYと一緒に入ることになった。
ポイントに到着すると以前のように駐車場は満車状態…なんとか離れた所に駐車し、波をチェックしてみると…ミドル付近に長く綺麗な一筋の波の影が見える。
まだ薄暗いが天候は良く、空のグラデーションに飛行機雲が良く映える。どこか外国のサーフポイントのような雰囲気の今日のコンディションに、少し不安を抱きながらHEYと合流。
彼は昨日からここに泊まり込んで酒を飲んだようで、二日酔い気味…
2人でいざ入水!見た感じサイズはムネくらい、とりあえずノープランで海に入って行ってみる。ミドル付近でスープの力強さに翻弄されだしたので、今回はここで練習することにした。正直、まだ足の着く所での練習が情けなく思う…
しかしHEYはアウト目指してパドルして行った…やはりあいつはすごい。
練習を開始したものの、相変わらず最初はテイクオフできず、不安もあってパーリングの嵐であった。
前半は特に特記するようなことはなく、スープと戯れただけであった。
課題を思い出し、自分の練習に集中するようにした。
・パドリング強化
・腰を落としてバランスを確認しながらロングライディング
・波待ち
・ドルフィンスルー
・勇気
まずはこれから…
アウトから流れてきたHEYが疲れながらも今日の波の良さを伝えてくれる。
「下を気にせずにイメージ通り乗れる!」
やはり昨日のボワついた感じでは、乗っても気持ちよくはないんだろうか…
後半にかけて、波のサイズがどんどん上がり、3割ほどの人が砂浜に上がって海を眺めるようになった頃…
調子も出てきてボードの中央に重心を置くことができるようになり、少しずつロングライディングできるようになってきたが、やはりまだ直立感がある…腰を落とすことを忘れてしまう。
そして、パドリングがまだまだ弱いので強化すること…これはもうサーフ人生通しての課題なんだろう。今日ほどのいい波ならそれほど気にならないが、それでもたまに置いて行かれる。
座っての波待ちはできなかったが、ドルフィンスルーに関しては、大きな波に対しても臆することなく向かって行けたと思う。
…アウトでうねる巨大なモンスターウエーブは別だが…
コシサイズの波に2回ほど挑戦することができたが、2回ともワイプアウト…
この辺りに関して言えばまだまだビビッているようだ…しかし、以前ほどの恐怖はなく、少しずつ慣れてきている。
後半はほとんどがスープだったがHEYとHEY(並)走して滑ることができるようになった…
…
何もかもが本当に少しずつ成長しているように思う。
何度か休憩をしている間にHEYのサーフ仲間とも少し話をさせてもらった。
…なんかこういうのいいな…と感じさせられたり、怖かったり…
次回は2週間後…この感覚を忘れたくないな…
.2012/09/29/sat/05:30-08:00
#032 俺の波…(インサイド)
2週間ぶり…相変わらずこの2週間が長い…
今回も台風の影響でサイズはコシ〜カタ、アウトはカタサイズで上級者、インサイドにコシサイズで初心者、そしてミドルからスープに乗って中級者って感じ。
今回からとうとうジャーフルを着用する。
ただ現地に着くとまだラッシュのサーファーがいるから驚いた。ウエットスーツは本当に色々面倒くさい…
そんな面倒くさいウエットを着ていざ入水。
水はまだ温かい…やっぱりラッシュが良かったな…
いつものように最初は波や人に翻弄されてなかなか調子がつかめない。
何をやってもうまく行かないわ、テイクオフしようとすると手が滑るわ、膝立ちしかできなくなるわ、さらには久々のウエットですぐに疲れがくるわで、とりあえず30分経過した時点で休憩をとる。
体力の回復を待ちながら海を見ていると、皆アウトで波待ちしている…
インサイドには誰もいない…これではインサイドでの練習がとても恥ずかしいではないか!
…しょうがなく再度入水していくと、ミドル付近からインサイドにかけて急に発生するモモサイズのうねりを発見!
変にアウトやミドルに出て波にもまれるよりは、この今の自分にジャストフィット且つ自由に横への練習も可能なこのインサイドの綺麗な波に乗った方が明らかにいい…と思う…しかもいきなりうねりが現れるもんだから、人もいない!
まさに「俺の波(インサイド)」が来ている訳だ!
と、いうことで若干情けなさを再確認しながら練習開始。
…しかし羞恥心と焦りから相変わらずテイクオフできない…
焦りはいけない。丁寧、そして迅速に…が一番いいのだ。「丁寧に」と心の中で唱え、冷静にやると調子を取り戻す事ができた。
少しでも次のステップに進みたくて、強引に横へ進んでみる。
ロングライディングには至らないが2回ほどなんとか横に進めた。
今回の波はあの奇跡のアップスができた時のような波だったのだ。本当に久々に海岸を横に見る風景を確認できた…やっぱり気持ちいい!!
少し調子に乗ってきたお蔭で恐怖心が薄らいで来た、このままコシサイズの波にチャレンジ!1回ワイプアウトだったが、2回は乗れた!(直進のみ)
しかし、どうしても自分の力の無さを痛感してしまうので課題を追加する。
これから必ず行う課題。
・ドルフィンスルー5回
・波待ち、5回
どんなコンディションの日でもこれだけは必ず行う事にしよう
片付けの最中、隣のサーファー達が話していた。「例え下手でも突っ込まなあかんな…、突っ込んでみた方が意外と怪我しないらしい」
さらに別の場所でも「接触する覚悟で攻めないとあかんな…」
同じ日に2度もこんな話を聞いてしまうと、つくづく自分に勇気が無いことを悔やむ…
今回の波は本当に自分好みであった。こんな波がずっと続けばもっと早く勇気も持てて上達するのかな…
シーズンオフに入るまで、予定では後7回…
今年の目標はアップス…ん~どうでしょう~…
.2012/10/13/sat/05:40-08:15
#033 波待ちが楽しい!
今回も遥か沖合の台風から、コシ~ムネサイズの波が到来。
入水してみるとセット間は長く、たまのコシサイズだったので前半はすごくのんびり練習できた。人も少ないうちに勇気を出してみようと時々、ハラ位のサイズに挑戦!
4本ほどチャレンジして、2本ワイプアウト、1本パーリング&強烈に巻かれる。
しかし、1本は大成功!
思わず「ふぉ~ぅ!」と声が出てしまった!
ほんの少しサーファーへの壁を登れたようで嬉しかった!今日はこれで帰ってもいいのではないか…と思えるくらい大満足だ。
ただ、あまりの興奮状態に直立し続けてしまい、ロングライディングには至らず、しかも周りからみたら、それ程爽快な場面ではなかっただろうな…
とりあえず前回からの課題で最低5回の波待ちにチャレンジ!
今回はセット間が長かったので充分波待ちする時間はあった。
アウトで皆と一緒に波待ち…
落ち着いて座ってみると意外とグラグラしない。今回は本当にのんびりできたので色々なことに気付いた。
波待ちの際、どうも座っている位置がどんどんずれてくる。これは、恐らくまだボードの中心より後ろに乗っているからだと考え、もう少し前に座ってみる。
するとボードの先端が沈む。
いつもはこの時にボードの後方が浮き上がっていく感覚に焦ってバタついて沈没するのがお約束だったのだが、今回は少し腰をずらしてみる…するとボードが急におとなしくなった!これだ!
足を動かすだけでなく腰をほんの少しずらすだけでもバランスはとれるんだ!
その後は多少グラグラするものの、落ちそうになったら腹ばいになって…また座ってを繰り返し、かなり長い時間波待ちできるようになった。
さらにはクルクル回って、パドリングまでの流れもできるようになった!
のんびりした練習は最高!
…人が少なければもっと最高だったのだが…
気付くと周囲の人口密度がとても濃くなっている。
前方にはロングボーダー、後ろを振り返るとショートボーダー、滑る場所無いぢゃん。
突然巨大なミサイルに乗った大型のトドが2組、横を通過する。
…なんか怖い。あんなものがアウトから流れてきた日にゃ、逃げ場すら確保できない。
トド達はしばらく周りのロングボーダーと談笑していたが、ついに動き出した!
アウトからそのミサイルが2本流れて来るもんだから、皆、その表情がわかるくらいびっくりしていた。
さらに、一見オダギリジョー的なイケメンだが、混雑している周囲に嫌悪感を飛ばし続けるサーファーなど…
もうインサイドでの練習しかないようなので、再度モモサイズの波に戻る。
小学生くらいの男の子がムネサイズの波に乗れていた!必死に板にしがみついているようだったが何とか立てているのを見て勇気と希望をもらった。さらには高い波に乗る方法が少し見えてきた!急な波の斜面に対しても、ボードの後ろに重心を置きながら斜面をえぐるように降りていった。
あくまで自分の体(重心)はボードに対して垂直に保つということなんだが…
こんな当たり前の理論を実行できないくらい、やはり高い波が怖い。
しかし、本当にゆっくりだが波に対する恐怖心が無くなってきていて、総合的にサーファーに近づけているような気がする。
今回の収穫は、コシサイズの波にビビらなかったこと、波待ちのコツをつかめたこと!
ラスト6回の課題は、
・アップス
・ドルフィンスルー
・中腰
・波待ち
くらいにしておこう…
.2012/10/20/sat/06:50-08:45
#034 基礎の動きに自信が無い
前回の台風が通過して2日経った…。前日の波のサイズはコシ~ハラ…
望みは薄かったが、モモ~コシくらいを期待してポイントに到着。ドキドキしながら波をチェックすると…残念!ヒザ~モモまでダウンしていた。
まあ人も少ないし、前回の波待ちが楽しかったので、今回も波待ちを中心に練習しようと思いながらダラダラ着替えてから入水。
波待ちに関しては少し長い間座っていることができるようになった。腰に集中すれば変な力を入れずにバランスを保てることがわかった。とは言え、まだふとした拍子にバランスは崩れてしまうが…
ある程度余裕ができたので、とりあえずインサイドのモモサイズに挑戦。
何度か滑ってみたが、どうもしっくりこない…ロングライディングできない…横に進めない…
波のサイズも原因だとは思うが、他のショートボーダーはそれでも横に行ったり、自分より長く板の上に乗れているような気がする…
何が悪いのか…なぜロングライディングできないのか…
改めてテイクオフの動作を確認。
足場、重心、目線、加速…どれをとっても中途半端なのだ。
一度、テイクオフの成功率が高い方法を確立してみようと思い、何パターンか実験してみた。
うねりを確認したら、最初は深くパドリングして、少し波に押されだしたら素早くパドリングし、さらに「ぃよっ!」って感じで背中を反らした勢いで立つ。
その時に膝を柔らかく、中腰をキープ…
やはりこれが一番確率が高い。ただ、この場合の問題点は、足を置く位置が安定しないこと、さらに高い波の場合パーリングしやすいこと。
「ぃよっ!」っとテイクオフしても足場を安定させること。
始めに後足、そして前足の順で足を置くことで、急な波の斜面に対しても常に垂直方向に重心を維持することができるかもしれない。
今、自分にとってどんな練習が最適なのだろう…?
誰かに自分のテイクオフ映像を撮影してもらって、プロの人のテイクオフと比べてみたい!
初心に返って、テイクオフの練習を家でもやろうと思った。
…サーフィンとは何とも上達感のないスポーツである…
次の課題は…
・コシ以上の波に乗ること。
・足場を安定させること。
・ロングライディング。
・横に滑る。
今シーズンの練習、後5回…
.2012/11/18/sun/06:30-10:50
#035 我慢の時期
シーズンオフまでのカウントダウン状態の中、前回から約1ヶ月も海に入ってなかった…実は11月に入ってから2度程来ているのだが、タイミングを外してフラットな状態しか見れず、2度共に「勇気ある撤退」を余儀なくされた。
今回は前日の頭オーバーから少し落ち着いてハラ~カタサイズ。
1か月ぶりの波のある週末に、待ちに待ったサーファー達が300人…大混雑&大波乱である…
しばらく期間が開いたので、かなりの不安を抱きながらHEYと合流。
すぐに着替えて入水!
さすがに人も多く、一発目ミドル付近からのテイクオフで前に居たおっさんと少し接触、「もうなんやねん~!」と文句を言われた…
これに関してはあきらかにこっちに非はない!(お互い様だ!)と心の中でつぶやく…
気を取り直してミドルに出ようとしたが、増殖し続けるサーファー達やカレントに翻弄され、極力人のいないインサイドに逃げるようなかたちでの練習になった。
どこで波待ちをしても、アウトから人が来るので邪魔になってしまう…
良い波が来ているのに譲ってしまう…こんな状況がずっと続いてしまった。
そんな情けない状態の中、スープライディングして失速したボードから飛び降りた時だった。
浮力によって勢いよく空中に舞いあがったボードは、風にあおられて凶器のごとく頭にヒット!
…またである…去年と全く同じ時期に同じように頭を強打してしまった…
幸い今年は流血せず、そのまま続行することができた…
しかし、何が気に入らないのか、その後もボードは殺意を持っているかのように幾度となく襲い掛かってきた。…なかなか上達しない俺にイラついているのだろうか?
その後も「体力もたね~な~」「人多いな~」とサーファーにあるまじきネガティブな思考でダラダラと練習しタイムアップ…
最後の1本、インサイドに来たうねりにテイクオフ!…運よく綺麗なうねりに体感高度60cmから一気に滑り下りる!見事に滑りきった(直進)!
少し前に思わず声が出た時も同じくらいだっただろうか…少しずつ、本当に少しずつだが高い波に挑戦できている。
さらに書けば、「目線を前に向けることで、急な斜面にでも体を垂直に保つことができる」ってことがわかった。
前回、基本的な動作を確認してみて、何も出来ていないことに落胆していたが、今回は足場の確認ができるほど余裕があった。さらにはこれもまたほんの少しだがロングライディングも出来ているようだ。
・足場を安定させること。
・ロングライディング。
この辺りは確実なものになってきているような気がする。ポジティブに考えてみると、去年よりは余裕を持ってテイクオフできている。
今は我慢の時期…今は見えなくても、努力していればいずれこの我慢が想い出に変わる!
次回からは
・コシ以上の波に乗ること。
・横に滑る。
ここに集中していきたい。
HEYからセミドライを安くもらえることになった!これで少しは焦らずに楽しめるかな?
.2012/12/08/sat/08:15-10:10
#036 2012年のサーフィン納め
正直、ここ2カ月のテンションは低迷気味で、頭の中は「シーズンオフ」という言葉に汚染されかけていた。
前回から約3週間…気温がどんどん下がってきて、海に行くことに気が滅入るくらいになってきたのだ…
「今年最後にもう一度サーファーの気持ちを味わって、来年につなげたい!」
ということで一念発起し、ようやく到来したハラサイズに車を走らせた。
外気温は7℃…寒い!
人数は80人くらい…面はガタガタでまとまりがない。冷え切った砂浜で準備体操して、さらにテンションを下げながら入水!
今回の目標はコシサイズに1本でも乗ること…サーフィンをしているという実感をどうしても来年まで持っていきたい!
水温はとても温かかったのだが、止むことのない強風とカレントのせいで、立ってもボードの上に座ってもどんどん流される…そんな中で乗れそうな波を選んで練習。
何本かスープで練習する中で、モモサイズの波にほんの少し横に滑りながら乗れた。
パドルしていると、このハラサイズのガタガタなうねりの中で周りに人がいないとかなり心細く感じた…ほんの数メートルで、これほど高低差ができるものなのか?
本当に今年最後の勇気を振り絞り、このうねりの嵐を突き進んだ。
今年の自分の実力をフル活用し、パドリング、ドルフィンスルー…意外とあっさりアウトに出た…誰もいないのではないかと思っていたが、アウトまで来ると4人ほどのサーファーに遭遇できた。
しかし、アウトに出たからと言って波がおとなしいかと言えばそうでもなかった。グラグラと波待ちをしながら波の選別をしてみるも…安定しない。
…何も考えずとりあえず岸に向かってパドルしてみると…後ろから体感でムネサイズのうねり到来!
やばい!デカすぎる!
やり過ごそうと思ったがボードが流れ出した!パーリングするっ!
必死で胸を反り、ボードの先端を浮かすように滑走!…もう駄目かと思ったが、意外にも綺麗に滑り降りた…こんなもんなのか?終わってみるとなんてことはない。
まぐれで逃げ腰だったが、このことはこれからの自信につながりそうだった!「気持ちいい~!」って感じ!
なかなか良い体験ができたので休憩を入れようと考えたが、やはり風が冷たい…
休憩して再度入る気力がなかった。…まあハラサイズの波からきれいにすべれたの景色、速度(立ってはない…)この経験だけ来年に持っていこう。
少しだけ恐怖を克服できたと思う。…何とも生ぬるい根性だが、今年はこれでいいかな…
2012年総評!
スープライディングのテイクオフ成功率、85%
コシサイズ以下のテイクオフ成功率、70%
パドリングの完成率、60%
波待ちの完成率、50%
ドルフィンスルーの成功率、70%
勇気、50%
…今年の総合評価:64点。
昨年2011年と比べると、地味だが基礎的なものがしっかりできてきて、特にテイクオフに関しては何も意識することなく立てるようになってきた。
パドリング、ドルフィンスルー、波待ちに関してはある程度はできるがこれからも強化していかなければいけない。
問題は勇気である…
「波に対する勇気」「人と争う勇気」この2点が特に来年の課題になってくると思う。怖いサーファーとの接触や、高い波から落ちる感覚これを克服する。
少しずつ、確実に成長していると思う。今年の目標であるアップス&ダウンスは達成できなかった…でも上記した恐怖を克服できれば、とても広くて開放的な世界が待っているような気がする。
こころ穏やかな理想の生活に辛くてもゆっくり近づいている。
.2013/03/08/fri/08:10-10:40
#037 2013年33歳からの予感
3か月ぶり!
今年はセミドライをHEYから譲ってもらったので、33歳の誕生日からのシーズンスタート!
この華々しいスタートにヒザ~モモサイズの波と、約30名という混雑感のないシチュエーションが祝福してくれた。
…とはいえこの3カ月のブランク、最初は海に行くことが怖かった…「少しずつ慣れていく」つもりで、人の少ない平日に休みを取ったわけだ。
久々の緊張感と解放感を少し楽しみながら入水…
…
…
…
これは冷たい!…覚悟はしていたがここまでとはっ!
良い感じのが一乗りできたらすぐ帰ろうと本気で考えながらミドル付近へ。
今回の目標はパドル、波待ち、テイクオフ時の足位置の修正。
さらに今年はもうスープは除外して、綺麗なうねりを狙っていく。
何度かテイクオフしてみて、まあそれほど衰えている訳でもなく、かといって奇跡的なこともないって感じだった。ただ、足場の確認を重視して気づいた…
足を開いて、正しい位置に立つことで、ロングライディングできることが判った。さらに言えば、大きな波にも小さな波にも対応できることが判った。
今までは、ほぼ直立…「気をつけ」のような足の感覚で乗っていたことが判明。
これでは重心の取り方が大雑把になる。だからパーリングしたり、置いて行かれたりしたのかもしれない。
次回からもこの課題で行く!
今回はのんびりとサーフィンを楽しむことができた。予定の時間を1時間延長して海から上がり、穏やかな気持ちで帰途についた。
33歳はなかなか幸先の良いスタートだったな…今年は良い年になる予感がするね!
…しかし帰り道、軽い物損事故を起こしたりして、やっぱり例年通りの33歳の予感…
.2013/03/23/sat/06:15-07:00
#038 波の無いサーフィン
前日から波はなかった…
今年の目標は「アップス&ダウンス」。せめてパドル力だけでもつけようと、重い腰を上げて到着した。
「ヒザくらいあればな…」なんて期待して来てみると…
当然ヒザサイズ…
…
…
…大きくも小さくもなく、当たり前のような、「ヒザサイズ」…
…でも1名だけ入水していた。
…迷った…
本当に帰ろうかと思った…こんな波の無い日に駐車料金を800円も払って、いったい何のメリットがあるんだろうかと…
…入った…
せっかく来たのにもったいない!せめてパドルと波待ちの練習くらいして帰ろう!
と、いうことで入水したが、やっぱり冷たい!
前回より寒いのは、朝早いからか?波が無いからか?
7本ほど挑戦して、納得いくロングライディングは3本くらい。
もちろん横に走ることなんてできない。
でも、座って波待ちの状態から、波を見極め早めのパドリング、テイクオフ後、足の間隔を広く取ってロングライディング…
形だけならば、一応サーファーっぽい。
40分程のサーフィンだったが、入って正解だったかもしれない。
特に身になったものはないが、こんなのんびりした日も無いよりはマシかな…
…え?マジ?
.2013/04/07/sun/06:30-09:10
#039 やっぱり勇気が無い…
前日に飲み会があり、夜遅くまで酒を飲んだ挙句、HEYに家まで送ってもらって共に寝不足の状態で家を出発…
さらに、巨大低気圧が日本列島を通過した影響で天候・コンデション共に不安を抱えたままポイントに到着した。
この日、俺は特に感じなかったがHEYがしきりに風を気にしていた…
個人的には寒さとスープまみれの波の方が気になっていたが…入水してわかった。
…風が強すぎる!
ボードを持っているので、砂浜に居ても、海の中に居ても、どんどん体が流される!
そしてその上にどんどんスープが押し寄せる!
…入水してしばらくは「生きる」ことに必死で、サーフィンすることを完全に忘れていた。
とりあえず、インサイドで状況をチェック。平常心を取り戻す。…「焦り」には何のメリットも無い。
今回の目標は「足を所定の位置に置いて、ロングライディング」
1本目、ある程度スープを避け、小さなうねりにトライ…失敗。
まだ緊張している。
さらに待つ…
2回目のテイクオフ。足が綺麗に着いた!するとやはりロングライディング成功!
もう今日はこれだけで目標を達成した気分にさせてくれるくらいのライディングだった。
その後は足場が定まらずにいつも通りのスープラーダー…
アウトに出る勇気もなく、波に翻弄されるだけだった。
ただ、何回かはロングライデイングに成功し、余裕があるときは横へいたをしごく?アップスもどきの動きもできた。
…もう少しアウトの高い波でこれができれば、上達できるかもしれないのに…
やっぱり勇気が無いんだね…
色々考えてみた。「サーフィンで何が怖いのか?」アウトに出るのがいつの間にか怖くなっている。
恐らくは、昨年精神的に疲れていた時期に、波に巻かれてボードで頭をカットしてしまったことが根本にトラウマとして残ってしまったこと。
もう一つは他の人やボードとの接触・クラッシュが怖いこと
。
俺のゆる~い練習工程におけるこの恐怖心の打開策は、「いい波が来ている平日に少しずつ波のハードルを上げていく特訓」である。
9時頃、疲れて腕も上がらなくなってきたので、HEYに別れを告げ、帰宅してから仮眠をとった…
改めて自分の甘さに幻滅した日だった…
.2013/04/26/fri/18:15-19:00
#040 ちいさなコツでも大きな一歩
今回はいつものポイント近くへ嫁がライブに行く。その送迎のために変な時間からの練習になった。
サイズはヒザ。たま~~のセットでモモくらい。
明日からGW前半だというのに、人数は4人…まあ、折角なのでのんびり癒されるつもりで入水。
意外にも水は冷たく、3月中旬くらいのような温度だ。
この3週間の間、大きな波に対する恐怖心を克服するため色々なサイトをチェックしてみた。以前調べた際には発見できなかったQ&Aページ…ここに一つの希望を見出す。
「波が怖いのはパドリングとドルフィンスルーに自信が無いから」
つまり、大きな波を回避する手段はパドリングとドルフィンスルー、この2つ。これを難なくできれば、ゲットの際に大きな波に巻かれることは無い。
確かにそうだ!要は波から逃げる自信がなかったから沖にはいけなかったんだ…
上記の一文によってとても気持ちが晴れやかになった。
と、いう訳で今回の目標は、
「パドリングとドルフィンスルーの強化」。
並びに最近の課題「足の位置」。
この2点を練習する。しかしながら波はモモサイズ…もともと恐怖はなかった。
何度か足場の確認をしながら乗ってみる。
足の間隔が広いとロングライディングできる。しかし、狭いと失速する。
まだ7割ほどは良い位置に足を持っていけない。
ふと頭に、動画サイトで見たプロサーファーの映像が浮かぶ…
波のトップから滑らかに斜面を横へと走る。その顔からは焦りはなく、景色を楽しんでいるように思える…
その姿を自分と重ねてみる…
「同じように横を向け!」自分の中で唱えてみる。硬い筋肉を強引にひねるイメージで顔を横に、つまり進む方向を見た状態でテイクオフ…すると、
横に滑る!イメージしたプロサーファーとぴったりリンクした動き!(脳内イメージ…)
しかも波のサイズとスピードを感じさせない!怖くないのである!(ただ、あくまでモモサイズ…)
その後も何度か同じように横へ走ることができた。
恐怖を克服し(モモサイズ…)、初めて自分の意志で横に滑った瞬間だった。
まさかこんな日にこんな感動を得ることになろうとは…たった45分程度の練習の中でこれほど充実した気持ちは初めてだった。
やはりのんびりした練習は最高!
今度はもう少し波の高い平日に来よう…
.2013/05/11/sat/05:10-06:45
#041 やっぱり駄目駄目
前回、小さい波で調子が良かったので、今回は是非ともコシサイズで練習がしたかった…
前日からの雨の影響で、コシ~頭サイズ…
いつもながら「そんなに大きくなくていいのですが…」と遠慮しながら朝一に入水。
入水して20分も経たないうちに周りはサーファーで激混み状態…
今回の課題は、
「コシサイズで横への動き」
「足の位置」
「パドルとドルフィンスルーの強化」
しばらくインサイドで慣らし運動したのだが、なぜだろう?前回あんなにスムーズに横へ行けたのに今回は板が走らない…
下を見ないようにテイクオフして、高い波からの直進乗りは3本ほどできたのだが、肝心の横への動きができない。足の位置がまだ安定していないせいか、スープに阻まれる感じ…ロングライディングには至らない。
しかしこの慣らし運動で恐怖心を感じなかったので、調子に乗ってアウトを目指してみた。
なんちゃってドルフィンを3回程駆使し、アウトに並んでいるサーファー達の近くにたどり着く。振り返ってみると思いの外遠くまで来ていた。
すごい!とても疲れたが、こんなに早くアウトに出れると思ってなかった!
優越感に浸りながら、疲れをとるためにしばらく波待ち…
波も怖いが、周りのサーファーたちの視線も怖い。「おいおい、初心者がこんな所でなにすんの?」って感じで皆から後ろ指を指されているような気がする…
そんなネガティブな初心者に頭オーバーくらいのうねりまで襲ってくる…怖い!
もう少し安全な場所に…っと、気づく…
周りにサーファーがいない?!
明らかに流されている!しかもテトラ群のすぐ近くだ!…これはヤバい!いつの間にここまで流されたのか…
かなり大きなうねりの中、回らない腕で必死に沖を目指す!しかし、一向に景色が変わらない!それどころか、テトラ群に近づいているような気さえする。
…小さな絶望感を感じた…だが切り札はあった。
できれば使いたくなかったが、こうなったら仕方がない。
「ボードから降りて泳ぐ戦法」
サーファーにあるまじき恥ずかしい方法で波に巻かれながら何とかホームグラウンド(インサイド)まで帰還することができた…
人知れずワンダーランドに迷い込んでいたお蔭で時間をたっぷり食っており、あっという間にタイムアップ…
何をしに来たのかわからない駄目駄目サーフィンだったが、無理矢理成果を絞り出すとすれば、「高い波に乗れたこと」「パドリング・ドルフィンを駆使してアウトに出れたこと」
…くらいかな?
悔しいな…成長しねーな…
.2013/06/16/sun/11:45-14:45
#042 もう限界だった…
1ヶ月…、前回から1ヶ月…
台風や低気圧の風波で一時的に良いサイズになったりもしたが、ことごとくタイミングを外し、これほどのブランクをつくってしまった…本当に長い1ヶ月だった。
本当に自分がサーフィンをしていたのかどうかも判らなくなるくらい長かった。
平日に休みを取ったのに波が無く、帰宅というパターンも3回程やった。もう「限界」だった…
日曜日、「父の日」ということで嫁の気遣いだろうか、駐車場代金と時間をもらえたので思い切って行くことに…サイズはスネ。
6割が海水浴客という本当に穏やかな海。サーファーはそれでも60人くらい居た。
皆ウズウズしてるんだろうな…
今回は新しくフルオーダーで購入したジャーフルの浸水式でもある。
が、海水浴客が大勢いる状況である…もちろん暑過ぎるし、恥ずかしい。
つーことは何かい?次回からはもう海パンかい?
折角のフルオーダーなのに?
さて、肝心の練習についてだが、3本ほどは直進で滑れたが、それ以外は波待ち…ボードにも座らず立って波待ち…3時間波待ち…
海に入ってみて気付いたがこのウエットスーツ、体に吸い付くような感じだがまるで抵抗を感じない。股間が少しこんもりするが、それだけ密着性が高いのだろう。
さすがフルオーダー、大事に使っていこう!
…ま、もしかすると次回は10月頃かもしれないが…
帰ったら顔が真っ赤になっていた。
サーフィンしてないのに日焼けだけして体がだるい…40歳までには楽しいサーフィンライフを送れるかな…不安だ。
.2013/06/21/fri/05:10-06:40
#043 蘇るサーフィンの記憶
さあ、ようやくめぐってきた平日のビックチャンス!
台風の影響でコシ~カタサイズの波、そして人の少ない平日というシチュエーション!
前日からとても楽しみで…楽しみ過ぎて…
…また寝れず。寝不足の状態でポイントに到着。
平日とはいえ、駐車場は7割ほど埋まっている。やや緊張気味に入水。
最初は波を観察してみる…
がむしゃらに練習するのではなく、自分に合った位置でいい波を選んで練習することが一番良いように思ったからである。
アウト、ミドル付近でハラ~カタサイズが割れている…インサイドはほぼスープ…ただ、時折インサイドのミドルで綺麗な波が確認できる。…あそこしかない!
今回の目標は、「足場」、「高い波に乗ること」
緻密な計画を立て1か月ぶりにモモ以上の波に挑んだ…
が、結局前半はいつも通り大波に腰が引けてしまい、ウロウロしたりスープライディングしたり…特に特記するようなこともなかった。
後半20分、ようやく前々回の調子が戻ってきて、モモサイズの波にロングライディング、並びに横へ向く動作までを取り戻すことが出来た。
今回、ハラ以上のサイズには挑戦していないが、もう少し高い波にも挑戦できそうな気がした。
「波を選び、下を見ずに行きたい方向を見ながらテイクオフ、足場は広めに取り、重心を低く保つ」
ある程度課題が絞られてきたように思う。スッキリはしなかったがタイムオーバー…
短い時間だったが、「ありがとうございました~」っと笑顔で料金を支払った。
.2013/06/23/sun/05:30-08:40
#044 アップスへの道
久々にHEYと合流するということで、嫁に許可をもらい2日ぶりのサーフィン。
先日の台風は通過したが、モモ~ハラサイズの綺麗な波を残していってくれた。
海を見てみると…
…
…すんげぇ人。
綺麗な波なのだがインサイド付近でしか割れていない為、ロングもショートもファンもボディボードも、み~んながインサイドに密集。
「どこで波を待てばいいのか…」
序盤、波に乗り終えて手放したボードが、立っている人のボードに接触。
向こうは気付いてなかったが、こっちが謝ると、すごく怒られた。
もうとにかく怒られた!何を言っているのかよくわからなかったが、イライラ感がすごく伝わってきた。
やっぱり人が多いとこういうことがある。まあ殴りかかってくるような人じゃなくて良かった…
なんともサバイバル感満載のシチュエーションだ…
しかし、一昨日よりもパワーがあって綺麗な波。インサイドでも充分に面を滑ることが出来た。
何度かモモサイズの波で横に走り、アップスのような動きを試してみる…
やはり、ボードがついてこない…
ふと気づいたが、波の高さを気にせずに難なく横すべりできている自分に気付く。しかもアップスの動きを頭で考える余裕もあった。
もうテイクオフの練習から、次の目標に頭が切り替わっている。
すごいぞ自分!ガンガン行け!
ま、続かないだろうが…それでもなんかこう…実感は薄いが、上達しているのかもしれない。後はやはり「勇気」…だろうか?
次はコシサイズの波に挑戦してみたい…もちろん人の少ない場所で…
.2013/07/05/fri/05:10-06:20
#045 板についた低迷期
相変わらず前日に寝付けず、またまた3時間睡眠…
その割にはテンションが上がらず、どちらかと言うと義務的な感じで海に到着。
…荒れてる。サイズは~カタくらいだが、ミドルからインサイドはほぼスープ。アウトもダンパー気味で2名くらいが1アクション程度しかできていない状況。
「やばいっすわ~」って話してる人もいる。
テンションの上がらない日にこんなジャンクなコンデションだと、少し帰りたくなる…
しかし、初心者の先に見える理想の生活の為に踏ん張って着替えた。
1本目、感覚としてはモモサイズの波のトップからテイクオフしてみたがワイプアウト…
ただこれが少し気持ちよかった。「今日は高い波に挑戦しよう!」って気持ちになった。
再度挑戦しようとして、久々のパーリング。
よくよく考えると、最近は恐怖心から安全な波ばかりを狙っていたので波に巻かれることは無かった。久々に景気よく巻かれた気がした。
それを機にある程度の高さにも何度か挑戦。横への動きを試してみるものの、上手く行かない…
滑り出しても5秒くらいで失速、スープに捕まる。たぶん、乗って流されているだけでは駄目なんだろう…どうしたらアップスの動きができるのか?
途中、ハラサイズくらいの波に挑戦。体感的にはもう80度を超えるような傾斜で立つところまではいかなかったが、絶対パーリングするかと思いきや、意外にも綺麗に滑走…もったいない、立っておけばよかった…
高い波に関してはやはり横を向くことで、同じ高さでも恐怖心が全く違う。今回は少なくともこれだけは確信できた。
今回くらいに奇跡的にアップスの動きを覚えてしまうような妄想を抱いていたが、特にこれといった成長は見られないように思った。
ただ、今回は高い波(コシ前後)に挑戦して、4本くらいは納得できる滑りだったかな?
本当に少しずつ成長しているみたい…
.2013/07/27/sat/05:10-06:25
#046 ヒザヒザヒザ
やっぱり寝不足で起きてから頭が動かず、結局ポイントに到着したのは5時過ぎ。
本来なら4時半から入水して6時半まで2時間ゆっくり練習できるはずが…本当にもったいない。
ってか、マジでなんとかしないとサーフィン前の寝不足が体内時計に習慣付いてしまう。
…とは言え、3週間ぶりなのだがコンディションはヒザ。
いつも通りの「ヒザ」。
ただ、波待ちの練習にはもってこいのコンディションだ。
久々に板の上に座ってみる。…思っていたよりもグラグラしない。
極力手で支えずに座ってみた。まあまあかな…
肝心の波乗りに関しては、4本ほど直進乗りできたが、やはりまだ重心が定まらない。
足の位置、横への動き、この2点が課題だろうな。
次回に期待。
ゆっくり行きましょう。少なくとも技術の後退はしていないと思うし、だんだんとテンションが戻ってきたような気がする。
YOUTUBEでアップス&ダウンスの映像を研究している…
.2013/08/24/sat/05:10-06:20
#047 アップス&ダウンスへの入り口
約1ヶ月ですよ!
日本列島を覆う巨大な高気圧のおかげでカンカン照りの猛暑日が続いていた。
この文字通りホットな季節に波に乗れない日が1ヶ月も続くとさすがにバテる…
しかし遠くの方で日本列島に踏み込めない台風の波が、ようやく到達し出したのである!
ハラサイズと申し分ないのだが、やはり気になるのは人の多さだった。この1ヶ月溜りに溜まったサーファーの熱が一斉に押し寄せるのが怖かった…
しかし予想していた程の混み具合ではなく、好きな場所に駐車することも可能だった。皆この波では物足りないというのか?
人が増えて場所が無くなる前に一滑りしようと、まだ夜が明ける前の薄暗い中入水。
久々の海の空気を懐かしく感じながら、まずは1本目。
今回はなるべく高い波で、進行方向を見ながらテイクオフすることと、極力動きをつけることを目標にしてみた。
テイクオフ…まあこんなもんか…という感じ…ってか、早速横を見ることを忘れてんぢゃん!
4本程滑ると、もうアウトは人で埋め尽くされ、波を待っているのでさえ困難になってきた…相変わらず人の多いポイントだと実感…
テイクオフの成功確率に関しては進歩が見える。まだ置いて行かれることも多いが、安定して波に乗れる回数が増えてきたように思う。
今年の目標は低い波でもアップス&ダウンス。
横への動きに関しては、頑張って動いてみるものの微々たる距離しか移動できていない…
数メートル離れたサーファーにすら届かない位の移動距離…いや、移動していないのかもしれない。
岸に向かって真っすぐジタバタしているだけなのかも…
…先は長そうである。
人が増えたので、インサイドに移動…しかし、今日は本当に波が良い。
インサイドでも綺麗なフェイスを残してくれている。少々ダンパーな波もあったが、横を向くと本当に気にならないものだ。大きな進歩は無いが、とても充実した練習だったように思う。
しかし、できればもう少し開放的に練習がしたいものだ。パーリングしようが、ワイプアウトしようが、勢いを付けて滑走しようが、人を気にしなくてもいい環境が欲しいな…
これから高い波に挑戦するには、やはり平日メインの練習になりそうである。
今日は良い波だったので、着替えた後に写真を撮ろうと思ったのだが、ズボンを忘れて写真を撮る余裕がなかった…帰りはパン一で帰った。
.2013/09/01/sun/05:10-08:20
#048 どうにもこうにも…
台風の影響の残る今回はHEYと合流…
だが、ポイントに到着する直前、突然渋滞になった。…そんなに人が多いのか?一瞬マジで帰ろうかと思った。
しばらく待って何とか到着…やはりサーファーでいっぱいだ。すでに波は前日より落ち着きだしているようだった。サイズは~カタくらい。
今回はとにかく人の多さに終始ビビッてしまい、前回からなんの進歩もなく、かと言って新しいことにも挑戦できず、ただインサイドで波を選別して少し乗れる程度だった。
課題としては「足場」…一時期、さほど気にならなかったのだが、今回はとても気になった。やはり直立気味になってノーズが海面に刺さる、もしくは失速する。という両極端なライディングになっている。
これを打破しないと次のステップには行けないような気がする。
3時間ほど居たが、最終的にはインサイドのみのダンパーで、人口密度も高くなり、どうにもこうにもならなくなったので帰ることにした…
ああ、駄目だ!行き詰まっているにもかかわらず、飛び込んでいく勇気がないぃぃ~
なんだか今回は不毛な練習だった…
.2013/09/04/wed/05:30-08:15
#049 今日は最高!
3日前の練習で人の多さに涙をのんだので、今回は人の少ない平日にリベンジ!
サイズはヒザ~モモ、たまにコシくらいかな…やっぱり平日は良い!
先日とは全く景色が違う。静かでストレスが無く、体の底から練習に専念できるって感じだ。今年サーフィンを始めた「さとしくん」(妄想)がやたらと周りをウロウロしてくれたのは少し気になったが、今回はゆっくりと波を選んで練習するつもりで、座って波待ち。
何度かテイクオフして、感覚は上々だが前回からのスキルアップはやはりない。これに関しては結局人どうこうではないようだ…
しかも横を見ることを忘れて、いつもの直進乗りからの失速パターン…そろそろ上達しているという実感が欲しいな…と思っていた時。
モモサイズの波でテイクオフ。
波の質が良い為か、思ったよりロングライディング、余裕があったので試しにパンピングしてみる…すると、新境地開拓!
ボードがどんどん加速していく!リズミカルに波がボードを持ち上げてくれるような感覚。どんどん進む!申し訳ないくらい進む!…これがパンピングだ!間違いない!
しかし残念なことに、進行方向を見ることを忘れて直進乗り。
その後、この感覚を忘れないように何度かやってみる…が、先ほどのようなロングライディングには至らない…
アクションをつける前に、ノーズが水面に食い込んだり、スープに捕まって失速したりする。
…足場だと判断。実際確認してみると、ボードの真ん中3分の1くらいしか使っていない。これでは恐らく重心が偏ってしまうのではないだろうか…と、これを1年くらい前から考えていたことに気付く。…進歩してないな…
「進行方向を見る」「足を正しい位置」この2点を課題にする。
しかしながら今回は、座って波待ちからのテイクオフを長時間実践することが出来た。気が付けば3時間弱も海に入りっぱなしだった。
豪雨が降り出し、遠くで雷の音も聞こえてきたので、上がることにした。
「今日のような練習を続けていけたらな…」
あ、後気付いたことは、2時間以上の練習で少し上達するような気がする…
こりゃ、嫁には申し訳ないが一回の練習時間を増やしてみるか…
.2013/10/05/sat/05:50-08:20
#050 50回目の成果
またまた約1ヶ月ですよ!
台風のうねりが入り始めた土曜日。睡眠はバッチリだが、人は多いだろうな…と不安になりながら到着。
…やっぱり多い。
波はまだコシ~ハラって感じ。よくわからないが、ミドルからインサイドはスープで真っ白。遊べそうな波はアウトだけって感じがした。それでも何とかミドル付近で乗れる波を探さねばならない。
今回の目標は、
「足場」、「進行方向を見る」
この2点。
まだ人が少ない内に入水して、ミドルからの一発目…
特に意識はしていなかったが、なんとパンピング成功!
その後さらに4回連続でパンピングできた。ミドルから波打ち際まで直進ではあるが、ロングライディングできている!
この要因としては、波の力強さが大きいのではないかと思う。
朝っぱらから気持ちいい…と感じる余裕は実はなく、相変わらず海面ばかり見て緊張していることに気付く。
しかし、今回はやたらとウエットスーツの中に水が入ってくる…腹の辺りで海水がブヨブヨしているのがわかる。パドル時にも袖口に溜まった水が重い…
おいおい、まさかそんなに痩せた…?…いやでもこれはおかしい!
一度上がってみると、袖口、足に大量の海水を蓄えている!?このままでは今回はもちろん、次回からのサーフィンに支障をきたしてしまう~…と気づく。
背中のチャックが全開である。…お粗末。
気を取り直して再度入水。
足場を気にし出したからか、波が弱くなったのか、体力が無くなってきたのか…後半はパンピングが出来ず、少し前のような乗ってるか乗ってないのかわからない状況になった。
アウトの人口密度も高くなり、気を使うようになってきたので終了~。今回から3時間以上の練習を目標にしてみた。
ミドルで座って波待ち、波を確認して方向転換後スムーズにパドリング、テイクオフからのパンピング。これが今の自分の全力。(コシサイズのパワーがある波限定)
しかし、アップスに向けて求められる技術が絞られてきたように思う。とりあえず当面は、
「波の選別」、「足場の位置」「進行方向を見る」この3点だけに集中してみる。
あ、後今回少し足場が滑ったので、ワックスをもっと塗りこんで安心してボードを踏み込めるようにすること。
.2013/10/26/sat/06:00-08:30
#051 それだけでも良し
巨大台風が日本の南海上をかすめて行ったこの日。
かなりの混雑か、もしくはクローズアウトではないかと予想して、前日からとてもビビっていた。しかし、HEYは風の影響でウネリは小さ目だろうと予想していた。
ポイントに到着…
まず驚いたのは駐車場がガラガラだったこと。HEYと同じように波が無いことを皆知っていたのだろうか?波をチェックしてみると…皆の予想通り。ハラサイズくらい。アウト以外はスープ…って感じ。
普段ならこの波でも駐車場はいっぱいなのだが、より高い波を求めてサーファー達は他のポイントに行っているようだ。
んラッキ!
ということで、なぜか少々の不安感を抱きながら第一陣で入水。直後は5人くらい。
とても良いシチュエーションなんだが…やはり怖い。なんだか今回はいつも以上に恐怖を感じていた。そのせいか、開始しばらくは、パンピングどころかテイクオフすらできない。
しかし、折角到来したこの状況。横に走らなければ!
波を選別しながら、進行方向を向いてテイクオフ…のはずが、なぜかできない。
頭の中で「横を向く」と考えていても何故かテイクオフした直後にはそれを忘れている。
「ターンしたい!」
中途半端ながらテイクオフも出来るようになり、まっすぐだが波が良ければパンピングも出来た。…もちろん次の課題は横に行くことなのだが、方法が漠然としていて、いまいち何をしていいのか分からなかった。
無理矢理前足をスライドさせようとしてもボードが付いてこないのである。
重心を下げると同時に、軸足を踏込み、前足を浮かせてみると…失速。
波の質に問題があるのか、前に行こうとする勇気がないのか…もう少し心の余裕が出てくれば、テイクオフのように知らず知らずのうちに板についてくるだろうか?
結局パンピングや真新しいことは何もできずに終了。
ただ、次の課題を見出すことが出来た。次回からはターンを中心に練習していこうと思う。
特に何もできない日だったが、後半、セット間に余裕があったので、波待ちが楽しかったことと、途中、グーフィーの波にバックサイドで挑戦してみたら、雲間からの空が綺麗で、ほんの一瞬だったが気持ちよかった。
それだけで、今回の練習は良しとしましょう。
.2013/11/04/mon/05:50-08:15
#052 ヒザサイズの良し悪し
サイズはスネ~ヒザ。明らかに昨日から落ちてきている。
しばらく悩んだが、人も少なそうなので、今回は「波待ち」を中心に疲れた体をリフレッシュすることを目標に入水!
入水してみると思いの外サーファーが多いことに気付く。
インサイドでしかブレイクしていないので、ロングもショートも皆一列に並び、波が来たら一斉にスタートするといった感じ。
最初3本くらいは、横を向いてターンを意識した練習ができた。
特に2本目なんかは明らかに横に走りながら波のトップへ少し上がったような気がした。
波が小さいのですぐにスープに捕まったが、なんとなく手ごたえを感じた。
ただ…今回の目的である波待ちをする条件は有り余るほどあったものの、あまり上手く行かず、途中からは立ったまま波を待っていた。
セット間がとても長いので、波待ちをしながらゆったりと物思いにふける事を望んでいたのだが、やはりできない。いつも気持ちだけ密かに焦っている…
後半、パンピングも1回だけだが出来たし、波もどんどん無くなってきたので、最後に一本満足できるライディングができたら帰ろうと思いながら…波が来ない。
本当に来ない。
ようやく来たと思ったら、他のサーファーに持っていかれたり、変に焦ったりで、結局不完全燃焼のままリフレッシュできずに終了~…
今までの練習を振り返ってみると、今回のようなヒザサイズの日は、意外に充実した練習が出来ているように思う。
これに味を占めて、次回は高い波に挑もうとするが、人の多さや波の恐怖に負けて何もできずにダラダラと時間をつぶす…んで、自己嫌悪。
悪循環だな…やっぱ平日。
その後、ターンの方法をネットで探してみるとなんとなくぴったりくる文章が…
「最初のターンの蹴り込みで一気に加速です。屈伸してスピードつけて…」
つまり、テイクオフしたら軸足をギュッとしてグイ~ンってターンってことだろう!次回これをチャレンジ?
.2013/11/10/sun/06:50-09:00
#053 だ~らだ~ら
急遽波のサイズが上がるということなので、久々にHEYと合流。
昨日までヒザサイズだったのが、一気にカタ~アタマくらい。
風が強く、海面もガタガタだった為か人が少ない!
早速入水!
…しかし、確かに風が強い!いつも通りアウトに出ていく勇気もないので、インサイドのスープから開始。
…乗れない…やっぱりビビってる。いつもなぜこうも順調にステップアップしていけないのか…
もう少しアウトに出たってなんも変わらないのは薄々分かっているのに…
荒れた海で動く自信が無い。スープをかわすドルフィンに自信が無い。頑張っても結局前に進めないのが恥ずかしい。アウトに出ても波待ちが出来なくて恥ずかしい。
前に流された経験もあるのでその時の恐怖と羞恥心が思い出される。
ヘコヘコな理由で出ていけない。
中盤、HEYを見習って少しミドルに…風が気持ち弱くなったお蔭でそれほど恐怖は無い。
テイクオフ…ターンして、2回板をしごくことに成功!
パンピングも1回できた。
ただ後半、手や足が滑る。ワックスが落ちてきたのかな…
HEYに聞くと、ベースワックスの塗りが甘いようだ…かなり頑張って塗ったのにまだ足りないってのか!?
もしくは塗り方を間違っているのか?
次回までにワックス塗り直すか…
後日ネットでターンの方法を探していると、
「真横に移動するのではなく、波のスピードに合わせて斜め前に進むつもりで…」とあった。
これ試してみよう!
.2013/12/14/sat/06:50-08:45
#054 異空間?
さて、前回から5週間…シーズンオフ以外でこれだけの期間が空くのは初めてかもしれない。ここ数日でめっきり寒くなり、かなりの不安を抱きながらポイント到着。
…と、雰囲気がおかしい…
メインの駐車場にロープが張られ立ち入り禁止状態。さらにその周りも整備されていて少し見通しがよくなり、小さなパーキングもいくつかできている。
さらによく見ると料金精算機が設置されている!…時代である。
とりあえず、波の状況を確認。
…予想していたサイズよりかなり小さい。ヒザサイズだ…駐車場にも車が無いので、まさかのお一人様なのではないかと思ったが、ショートが一人入っていた。
メインの駐車場がまだ運営していないようなので、となりのパーキングに駐車。料金は最大900円。おそらく今入水しているショートボーダーの車が一台だけ停まっている。
「一人でも居るなら…」と着替えに入る。
フィンをセットしていると入水していたショートボーダーが帰ってきていた。あれま、コンディションは良くなさそうだ…ついにお一人様になってしまったが、着替えてしまったので挑戦せざるを得ない。
入水…
冷たい!!水温はまだ温かいだろうと予想していたが、とんでもない!冷たすぎる!まるで3月くらいの水温。
…今回は何もかもが予想外だ…次はこれに合わせて準備して来よう。
まあ、とにかく、この広いビーチにまさに一人で入水。ある意味、解放感が半端なくて気持ちいい…
20分に一回くらいでモモサイズのセットが来る。寒さで体が固まっているのがよくわかる。
一回目のチャレンジ。ヒザサイズにテイクオフ成功。進行方向を見てターンを試みるも、波のパワーが無く失速、そして沈没。
その後ファンボーダ―が2名程入ってきたが、波はどんどん穏やかになり、全く乗れなくなってきたので1時間弱で今回は上がることにした。
…いったい何をしに来たのか分からない練習だった。
まあ、ある程度寒さも把握できたので、今月中にもう一回挑戦してみよう。
…駐車場、今回は2時間だったので料金は400円。この日唯一良かったと思える出来事であった。
人が多いときはどんな状況になるんだろう…この駐車場は埋まってしまうだろうか?
経過を観察していかねば。
.2013/12/21/sat/07:00-09:25
#055 2013年の練習納め
寒い…寒すぎる。でも波が立つ…とても憂鬱な気分で先週に引き続きいつものポイントへ向かう。
正月休みは海に行けないので、もうこの日しかなかった。
ただ、少しの期待はあった。人のいない海で、少し高い波にチャレンジしたかった。
到着すると、今回はまさにそんなシチュエーション!
駐車場には1台のみ。先週とは違い、メインの駐車場は封鎖されておらず、かといって自動精算機が稼働しているようでもない。これは稼働するまでは駐車料金要らずか?
サイズはモモ~ハラくらい。…寒ささえ除けば最高である。
早速着替えて、先週と同様、お一人様で入水。
風波なので面は綺麗ではないが、とても開放的!冬っていいのかも!
しかし、である…
一向にテイクオフできない。何度やっても上手くできない。ターンはもちろん、パンピングさえできない。何故だ…このままでは今年の成果は何もなくなってしまう。
一度休憩を挟み、再度挑戦。
さすがに数名入ってきたが、全く気にはならない。
ドルフィンをやってみた、本当に何か月かぶりにやったせいか、逆にスムーズにできる。
ジタバタしているうちに何とか感を取り戻してきた。
海をなめている訳ではないが、だんだんテンションも上がってきたので、あまりにも臆病な自分から一歩踏み出すようにアウトへ…
とは言え、たかだかハラサイズである。さらに今回は周囲30mに誰もいない…どれだけ暴れようが何も起こらないはず!何を怖がる必要がある?
そう心に言い聞かせながらどんどん高い波(ハラサイズ)を目指した!
結果…何も怖くは無い!何度か巻かれたが恐怖は残らなかった。
技術の方は進歩していないが、気持ちにとても余裕ができて楽しい!
昨年は1年を通して春秋用のワックスで大丈夫だろうと思っていたが、今回はあまりにも寒いので冬用のワックスを塗っておいたのだが、その結果…
要所要所で効力を実感!ワックスってこんなにピッタリくるものなのかと、感動した。
今度からは面倒臭がらずに、水温に合ったワックスを塗るように心がけよう…
満足できたのは、ミドルからインサイドまでの直進ロングライディング1回だったが、気持ちはとても晴れやかになった。
しかしまあとにかく体力もないので、後半はパドル出来ず置いて行かれてばかりだった。
2013年の練習もこれが最後。
数えてみると1年間で19回しか練習できていないようだ…さらにその内、時間で換算すると約40時間弱…
1年を通して丸2日も練習できていないことになるようだ。…なんとなくわかっていたが、今年は波の立つ日も少なかったかもしれないが、気分的にも中だるみしていたと思う。
そんな中、恥ずかしながら、例年通りの自己総評をしてみる。
テイクオフの成功率、60%
パドリングの完成率、60%
波待ちの完成率、60%
ドルフィンスルーの成功率、70%
勇気、70%
直進方向への滑走率、30%
横への滑走率、10%
総合評価:51点。
あくまで自己採点で、昨年よりも落ちてはいるが、ようやくサーファーの入り口まで来ているような…
いわゆる2ndステージに突入しつつあるが、パンピングや横への滑走はまだマグレの段階だと認識している。
今年は何より「意欲の低下」が目立ったように思う。臆病になり、言い訳を考え、現状で満足している自分に腹が立つ。
…どこまで続けて行けるだろうか?理想の生活に到達する日は来るのだろうか…
.2014/03/19/wed/06:00-07:30
#056 奇跡のライディング
待ちに待ったシーズン到来。
例年通り誕生日前後に初入水を考えていたのだが、波に恵まれなかったことと臆病風に吹かれてしばらく悶々としていた。
でも心のどこかで、海に行かない自分に情けなさも感じていて、変な焦りを生んでいた。
こうなればもう無理にでも行くしかない!
波も良かったので、急遽会社を午前休。少々後ろめたい気持ちもあったが、とうとう重い腰を上げた。
前日までは頭サイズだったのが見事にダウンし、波質、人数共に理想の状態。いざ、気合を入れて着替え、入水。
やはり砂が冷たい!海水も冷たい!手足がしびれる!昨年よりも冷たいような気がする…
昨年の年末に、「クアッドフィンにしてみたら?」っとHEYに言われたので、今シーズン一発目にはフィンを4本にしてみようと決めていた。
新たに買うと高いので、トライフィンのサイドフィンを無理矢理4枚使用。まあ人も少ないし、パッと見わからないので恥ずかしくない。
寒さを我慢しながら練習開始。モモサイズを狙ってテイクオフ。
幸い、感は鈍ってはいないようで、例年通りの一瞬乗りからスタート。
良い波が来ているのだが、何本か乗って、ワイプアウトが目立つ。
自分でも良くわかる…やはりビビっているようだ。
ただ、クアッドの威力は想像以上だった。ボードの走りが劇的に速い…速すぎる。
まるで主人を置き去りにして走り去る犬のように速い。
「この速さに気持ちも付いて行かなければ…」
そう考え、無理矢理テンションを上げて、「GO!GO!気分」で挑戦。デッキを歩くようにボードに乗る。見事に滑りおりる、恐怖心を頭から追い出し、気持ちをスピードに乗せる。
波にパワーがあったので、そのまま横を見る…無意識に膝が落ちて、両足に波の反動を感じたその時…静かに音を立てながら、ボードが波のトップに駆け上がった!
シャーッと言う音と共に視界が広がる!
スープが迫ってきたので、再度前方に滑りおり、またトップへ…
…そのままスープに捕まり失速。
…一瞬の出来事だったが、トップに上った時に自然とニヤけて、大声を出しそうになった。
大声はこらえたが、波打ち際で小さくガッツポーズ。
しかし思わず「くぅ~~~っ!」っと声が出て、涙も出そうになった。
今日はこれで帰ってもいいくらい、むしろこのまま帰りたい…でも…もう一回乗りたい!
という訳で、その後は特に何もなく、20分後に上がった。
今回の要因は、もちろん波の質はあったと思うが、溜りに溜まったストレスで恐怖心を忘れたこと、平日で人が少なかったこと…そして一番大きな要因は、やはりクアッドフィンに替えたことだと考えられる。
調べてみた所、クアッドフィンはセンターフィンを欠くことでボード中央の水の流れを良くし、テイクオフしやすくなるらしい。更に、フィンが1本多いので小回りしやすいという特徴もあるらしい…
じゃあ、なんで皆クアッドにしないんだろう?なんか落とし穴があるのだろうか??
とりあえず今シーズンはクアッドフィンで練習しようと思う。テンションは上がってるが、次回も同じ勢いでいけるかどうかは自信が無い。
.2014/03/30/sun/07:00-09:30
#057 初めてのポイント
さあ、どんどん行こう!
ってことで、前回から約10日…奇跡のライディングを忘れないように3月中にもう一回行っておきたかった。
今回は久々にHEYからの連絡。いつものポイントが大荒れになるとのことなので、少しサイズダウンするポイントへの初入水。
普段行っているポイントより堤防も低く、周囲が少し開けていて、リゾートっぽい雰囲気がある。個人的には本当に小さな「湘南」って感じ。
波も頭オーバーなんてことはないので、人も少なくのんびりとできるような理想を描きながら到着…
…
…
確かに波は小さいが、風と雨が地獄絵図のように吹き荒れていた。HEYと合流し着替えると、HEYの知人たちが口を揃えて驚く…
「入るの!?」
…なんだ?そんなに過酷な状況なのか??
雨風に打たれながら、誰もいない海に入水。
HEYも気にしていたが、水が多い。入ってすぐ足が着かなくなった。いつも浅瀬の安全地帯で遊んでいた付けが回ってきた感じ…パドル力の無さが半ぱねぇ!
前回同様クアッドフィンにしていても全く乗れない。HEYも苦労しているようだった。
前半1時間、全く乗れず。インサイドに深みがあるので押し乗りもできず、サーファーのように常にパドリングしていないといけない状況なので、甘えていた人間にはキツイ…
一度休憩を挟み、2ラウンド目。
潮が引きだしたのか、足が着くようになってきた。そうなると、いつも通りそれなりのライディングができるようになったが、やはり波が厚い。
どうしてもパドリング力の無さ、そして波待ちの安定感の無さを痛感してしまう。今後の課題だ。
今回は、足の着かない所での練習並びに、練習方法が明確になったことが収穫だろうか?
.2014/04/21/mon/06:30-08:45
#058 パドリングと足の位置
先週から天気図を研究し、この日の朝に波が上がることを予想して有給休暇を取った。
予想は的中!前日の波予想ではハラサイズとなっていた。
ポイントに到着すると…モモサイズくらいだった。
まあ、ちょっと物足りないが、丁度いいのではないかな…
今回はパドリング強化と正しい足場の練習を目標に入水。サーファーはその時点で30人弱くらい。ビーチ中央付近のブレイクポイントに集中していた。
その団体から20mくらい離れた所にヒザくらいのうねりがくるので、そこで波待ち…
予想よりもサイズは小さいが、綺麗な面で、かなり期待できそうだった…
が、なんかスピードが乗らない。
定期的に良い波も来て、好きなだけ乗れる状況なのだが、乗れない。
乗っても昨年同様、すぐに失速する感じ。
原因はなんとなく解る。パドリング力の無さと重心の位置…まさに今回の練習目標そのものが原因だと感じた。
まあ、波が厚いということもあるのだが、パドルしてもすぐに疲れる。そして乗っても重心が安定していないのでボードにブレーキをかけてしまっているのだろう。
ずいぶん前に、勢いをつけて飛び乗る方法に慣れてしまったせいか、前回のように歩くようにボードに乗れない…スネをぶつけるような気がして萎縮している。
何故か今日はこれが気になる…それでも何回か乗れてはいた。
ふと、人が増えていることに気付く。
…ただ、皆がビーチ中央付近で波待ちしている。なぜ皆こっちにこないんだろう?
そんなに波が良いのか?こっちにはクラゲでも出るのか?
そんなことを考えながらのんびりと波待ちの練習をしていた。
シチュエーションとしてはなかなか良かったのだが、それを生かせる力が無い…
ヒザ波でもアップスができるくらい上手くなりたいな…
とにかく、今はパドリングの強化と足場の矯正をひたすら練習するしかないかも。
家に帰ってから気付いた。ボードのボトム、フィンの接地面に3mm程の穴が…
穴っ!?
いつの間に?…またリペアしなくては…今回は水が入ってそうだな…嫌だな…使い方が悪いのかな?…少しへこむ。
.2014/04/29/tue/05:25-07:30
#059 甘く評価
先週に引き続き低気圧の影響で一時的にサイズアップするという。
先日空いた穴は突貫的なリペア、前日に興奮して睡眠時間も2時間…とあまりいいコンディションではなかった。
しかも今回は祝日…待ちに待ったサーファーが一斉に押し寄せる緊張感と恐怖心が半端なかった。
到着してみると、確かに車は停まっているが混み合ってはいない…波はせいぜいコシサイズ。
全然いいぢゃん!
サーファーはまだ30人前後。先週に引き続き、ブレイクポイントから少し離れて入水。
久々のコシサイズに、ビビりまくってプチパニックを起こすという、基本に忠実な体質。
…サーフィンってなんだ?…テイクオフってどうするんだ?…何やったらいいんだ??
…そうだ!スープに乗るんだ!…退化した思考が頭の中を駆け回る。
まあ、すぐ慣れてくるだろうということで、とりあえずパドリングと波待ちも兼ねてミドルへ。
手ごろな波がきたので、試しにテイクオフをやってみる…がまだパニック中…
滑り出してから、「立つ」ことを急に思い出したが、結局体が動かずに、中途半端な膝乗りになった。一体何年やっているんだろうか。本当に進歩しない自分に嫌気がさす。
その後は何回か立つことはできるが、昨年からの進歩はやはり皆無。結局ヒザ波にしか乗っていない。これではいけないと、徐々に慣れてきたのでアウトに移動していった。
やはり気になるのはパドル力と足場の位置。
今まで飛び乗るようにボードに立っていたが、逆にボードを少し水に沈めることで足が出しやすいことに気付く。ただ、ボードを少し沈めると必然的に推進力が落ちてしまうので、それにも負けないパドル力が不可欠になってくる。
…柄にもなく難しそうなことを考えてしまったが、なんかそんな気がする。
一度休憩を挟み、再度チャレンジ。
先ほどの仮説を実行してみるが、成功するのは波のパワーが強いときだけ…
なんとかテイクオフできても、以前経験したようなボトムターンの実感はない。
やはりすぐ失速する感じがある。この原因は、後ろ重心にあると思う。
ほんの少しの恐怖心を持っているだけで、重心がやや後ろにあるのを感じる。
パドル力→足場の位置→テイクオフしてからの前重心…この順番で練習していかなくてはいけないようだ。アップスはそこからって感じがする。
ふと、気付かぬうちに皆と同じラインで波待ちしている自分に気付く…横を見るとショートボーダーやファンボーダ―までいる。
後ろを振り返れば、何年か前の自分のように、スープで練習している人がいる。
大したことではないのかもしれないが、なんとなく「ここまで来たんだな…」と感慨深い。
成長しないと思っていたが、ほんの少~~~しづつ成長しているんだろうな。他の人よりも遅いのは確かだし、ビビりすぎているのも人以上、努力も時間もさして費やしていないのにここまできたんだな…
人より数倍成長が遅い上に、穏やかな波の時しかこんなことはできないが…
結局この日は人が多くなってきたので2時間で終了。次回からも課題に重点を置いて行こう。
毎回そうなんだが、前日から入水するまで緊張と不安感が一気に高まり、もうサーフィンなんてやめてしまおうかと考えるのだが、帰りには清々しい気持ちになる。
…早くこのストレスから解放されたい。
.2014/06/01/sun/17:00-18:20
#060 家族で海水浴
やれやれ…また1ケ月空き…なかなかタイミングが合わず悶々と過ごしていた。
見かねた嫁が、子供も連れて水遊びがてら海に行こうと言ってくれた。
梅雨入り前だというのに31℃の真夏日を記録したこの日、夕方からの入水で親子共々水着で余裕だった。
サイズはスネ…それでもサーファーが30人は入水していたように思う。
前回までの練習で、パドリングの強化と、テイクオフ時の足場の矯正を最優先課題と決めていたので、今回は地道な基礎練習のつもりで入水。
周りを見ていると、誰もがテイクオフできていない状況。
家族も見ているので、一度くらいはテイクオフできたらカッコいいな…と思っていたが、「こんなにできないのか?!」ってくらい波に乗れない。明らかにここはサーフィンするところでは無いように思えた。
こんな状況では本当にパドリングか波待ちくらいしかできない…と諦め、ダラダラ移動したり、波も来ないようなところで波待ちしたり…
しかし、なんとなくパドリングや波待ちすらもままならない自分。??なぜだろう?
4年もやっているのに、まるで3ヶ月目の初心者の様だった。
…推進力が無いからか、一カ月のブランクで技術が退化したのか…情けない気分。
それでも、波を選び2回程テイクオフに挑戦してみたが、立つ直前に失速、立ってすぐ失速…これが限界だった。
他のサーファーを見ていると、ファンボードでロングライディングしている奴もいる。
「やめてくれぇ~、この4年間のサーフスキルが悲しすぎるっ」なんて考えながら結局テイクオフの感覚すら思い出せず、良い所無しのまま記念すべき60回目の練習を終えた。
帰り道、近くのファミレスでまったり晩御飯を食べていると、のんびりした旅行のようで楽しかった。
華麗に波に乗り、気持ちよく帰るに越したことはないんだが、休日に家族で少し遠くの海に行く…普段と少し違うこういうことがとても嬉しいもんなんだね~。
海水浴シーズンには、しっかりしたライディングを披露できることを願いつつ、また家族で来たいものだ。
.2014/06/14/sat/12:20-16:00
#061 ライディング写真
ようやくめぐってきたモモサイズ…
混雑が予想される土曜日…娘が一緒に行きたいということで、引き続き家族で海水浴となった。
心配だったのは、波のサイズがどんどん落ちて来ていたことと、やはり人の多さ。
午前中には出発して夕方には帰る予定だったが…まさかの停滞。
結局昼の12時をまわってからの入水となった。
実際サイズはヒザサイズ…ただ超インサイドでしか割れていない為、一番手前でショート。その奥にロングといった位置関係。人数は約200人。大混雑である。
状況的にある程度予想はできたのだが、やはりロングをかわすことで精いっぱい。なかなか乗れない。
波が立つ場所まで移動してみたいが、ひしめき合うサーファーの中で穏便に乗れる自信もなくオロオロしたり、諦めて子どもと遊んだりしながらチャンスを待つ…
何度か行ったり来たりして、だんだんと慣れてきた。波に乗れる回数も増えてきて、とりあえずヒザ波に乗れるようになってきた。
丁寧に深くパドルして、一気に乗る。
前回よりもパワーがあるお蔭で、なんとか立つことはできるが、その先が続かない。
ただ、何度かテイクオフするうちにテンションも上がってきて、コシサイズでガンガン攻めていけるような気になった。(気持ちだけ)
前から奇跡が起きるときは決まってこんな精神状態だったような気がする。いつも入水直後からこの精神状態に持っていければ、もう少し短時間で成長できるのではないか…
せめて、人のいないコシサイズの波で3日間練習できればな~…
なんて、「宝くじが当たったら…」的な妄想を働かせても、結局は飛び込まなくては虎児は得られないということである。
今回はパドリングに関して言えば、満足のできる練習だったと思う。次は足場。
そして精神力…そこからアップスの練習になるのかな?
最後の最後で、ボトムターンを意識したライディングができた。
パドルからスムーズにボードが走りだし、波のフェイスを見ながらテイクオフ!足裏に波のパワーを感じながら膝を曲げる…がスープが迫ってきたので、さらに方向転換し、パンピングに切り替えたが、あえなく失速…
今日一番のライディングを決めたと自負し海を上がる。
嬉しいことにこの一連の流れを、嫁が動画に収めてくれていた!
まあ、大したライディングではないのだが、なんとなくそれっぽい…自分で想像していたよりは様になっている感じだが、実際体感した波のサイズよりも恐ろしく低かった…
この先上手くなって、アタマサイズなんかに挑戦しようもんならピークに立った瞬間に失神するんじゃないかととても心配である。
.2014/06/23/mon/05:10-07:20
#062 足の位置なんだよ…
ここが執念場!
ある程度波に乗れるようになり、改善すべきポイントが見えてきて、恐怖心を一時的に忘れている今…
4日程前にHEYから「日・月曜日に波が上がる」と聞き、急遽月曜の午前中に有休を取った。
前日にも良く寝たし、コンディションは万全!
波は、モモ~コシサイズ。シチュエーションもばっちり!
いざ、入水。
平日の早朝だが、サーファーはすでに100人いるかどうかといった感じ。少々混み合っている。
今回は足の位置に気を付けながら恐怖心を置き去りにする練習。
一本目からテイクオフにも成功し、順調かと思ったが、やはりその先が続かない…波はあるのに失速する。パンピングもあまりできていなかった。
原因はというと、やはり足の位置…
ある程度高い波の恐怖心は克服したものの、どうしても足場にまで気を配れない。
なんとなくだが、足の位置さえしっかり確保できればアップスの練習に入れるような気がした。
今回は終始そんな感じで、これといった成果はなかった。でも、まだまだ手探りだが気持ちには余裕ができているかな?バックサイドなんかも練習しちゃおうかな?
以前なら明らかに怖がっていたサイズの波にも難なく挑んでいる自分に気付く。それだけでも良しかな…
とりあえず、足の位置…どうやって矯正したらいいのだろう…
.2014/07/11/fri/05:15-07:20
#063 怖いんだよ…
この日は夫婦の「入籍記念日」。
本来なら、嫁に迷惑をかけまいと、サーフィンは自粛するつもりでいたのだが…台風の影響で波が上がることと、平日に休みを取れたことで、申し訳なかったが早朝だけ海へ行かせてもらった。
前日にやはり寝付けず、1時間くらいの睡眠で到着…人数は150人弱。
サイズは~ハラくらいかな?
今回も足場の矯正を目的としていたが、できればアウトの上手なサーファー達と並んで乗ってみようという感じで入水。
しかし、高い波への恐怖心がやや薄れてきたものの、やはりアウトには行けず…
これに関しては、恐怖心だけではないような気もする。
・高い波への恐怖。
・アウトから来るサーファーを避ける自信がない。
・頑張ってアウトまで行っても、流されてしまうとパニックになる。
・波待ちが長時間できない。
…等々の理由が頭をよぎる。「人への恐怖」が一番大きいのだと思う。
頭の中を整理すると、「下手なところを見られたくない。」「邪魔になって怒られたくない。」…結局これが一番怖いことに気付く。こんなんで本当に上手くなれるのかね?
1時間程波に翻弄され、その後40分程スープの練習に逃げていた。
序盤は良い波が来ても、パーリングが怖くて立なかったが、後半にようやく状況にも慣れ、「イケイケGO!GO!」の精神を思い出し、最後の2本はモモサイズの波を横に見ながら滑ることが出来た。
折角のおいしいシチュエーションに、たかだかこの2本のライディングで満足しながら帰途に着く…今回はドルフィンも波待ちもしてないな…
最後の2本…もう少し踏み込めば長く乗り継げそうな気がした。
まだまだ時間かかりそう…
.2014/08/03/sun/05:20-07:10
#064 成長せず…
台風の季節がやってきた。
1週間前に程良い波が来ていたので、ポイントまで行ったところ…6時の時点で駐車場は満車状態…どこを探しても空きスペースが無く、泣く泣く撤退した。
前回よりも1時間早く到着…が、メインの駐車場はまたしても満車。
しかし、新設されたばかりの駐車場にかろうじて車を停めることができた。
今回は、近所に住むKENJIさんが「サーフィンをやりたい」というので同行。さらにHEYとも合流して3人で入水。
台風上陸直後の波は、意外に低く、HEY曰く「ハラサイズ」。
俺や、KENJIさんにとっては良いコンディションだった。…ま、混み具合は相変わらずだが…
現在、波を横に走る練習を心がけているのだが、今回の波は、ミドルで割れてインサイドはスープだらけ…といった具合で、なかなか練習できるような綺麗な波が来ない。
結局、スープライディングばかりで、特に特記することはなかった。
それどころか、パンピングもろくにできずに、むしろ技術の後退すら感じた…
足の位置が悪いせいか、気持ちを前に持って行っても、ボードの先端が波に刺さって失速するパターンが最近多い。
家に帰って振り返ると、「あ~すればよかった…こ~すればよかった…」と後悔が頭を駆け巡るのだが、いざ大きな波を目の前にすると何も考えられなくなるな…くやしい。
次は3日後。再度KENJIさんと台風の波を攻める予定だ。
人の少ない、絶好のシチュエーションを期待する。
.2014/08/06/wed/06:15-09:10
#065 踏ん張れ!自分!
この短期間に前回とは別の台風スウェルが到来。まだまだ遠い所からのうねりで、綺麗な波を期待したが…
コンディションはグチャグチャのスープ…なんかちょっと違う…こんなはずじゃなかった!
…なんて言っても始まらないので、とりあえず入水。今回もKENJIさんと一緒。
最初は少しでもフェイスのある波を選んでいたが、カレントも強くなかなか上手く乗れない。前回同様、ノーズが波に引っ掛かる…重心がコントロールできていないんだ。
1時間が経過した辺りで、雲間から日が差し込んできた。風が止み、波が整いだす。
ちょっと期待できるかな…?なんて思いながら2ラウンド目開始。
ミドル付近に重たそうなダンパーがある…しかし、その向こう側にとても乗りやすそうなハラサイズが見える。人もいない…
今の自分にピッタリではないかと思われる「あの波」に挑戦したい!
「俺のドルフィンスルーであそこまで行けるのか?」
「例え「あの波」に乗れたとしても、すぐにダンパーにつぶされるのではないか?」
「つぶされたら痛そう…」
消極的な理由を並べて、結局諦めた。そしてこの日も成果なしで自己嫌悪。
とりあえず、精神的なことは置いておいて、足位置を矯正しないといけない。頑張れ!自分!
.2014/08/23/sat/05:50-07:30
#066 相変わらずの低迷
そろそろ優しい波で練習したいな…なんて思っていたところ。
丁度ヒザ~モモサイズが到来。KENJIさんと入水。
一見、小さいながらもパワーがありそうに感じたが、実際はトロかった…
しかもブレイクポイントがインサイドに限られていたので、ロングもショートも皆一直線に並んで波待ちしている感じだった。
前々回…もう少し前からか…どうも技術の進歩を感じ取れない…
むしろ、退化していることに少し焦りを感じている。
まず、ライディングの時間が短い。パンピングも出来ない。パドリングが進まない。体力が続かない。
…どうもおかしい。明らかに低迷している。ヤバい…
波待ちしながら少し冷静に分析してみた。
ここ最近、足場に意識を集中しているのだが、気にし出すとドンドンバランスが取れていないような気がする。変に考えすぎて、テイクオフの際足が前に出てこない…
テイクオフにもたつくお蔭で、目線も重心も固まっているのが原因ではないだろうか…
もう4年もやっているんだから、心に余裕を持たなくてはいけない。
今までバラバラだった技術を一つ一つ確実なものにしていきたい。
今回気になったことは、
・パドリングの弱さ(波に置いて行かれることが多い)
・焦ってテイクオフしている(まだ波に押されていないのに焦って立つお蔭で、結局波に置いて行かれている)
・体が硬直して、目線、膝が硬い(重心が前に行き過ぎていてノーズから沈んでいる)
とりあえずこんだけ。
最後の最後で根性のパンピングを成功させたが、距離はいまいちだった。
.2014/09/11/thu/06:30-09:10
#067 そして低迷
今回は平日。KENJIさんの休みに合わせて、台風のうねりが無くなる寸前のヒザ~モモサイズでゆっくりサーフィン。
入水時にはサーファーも4人程で、本当にのんびりしたシチュエーションだった。
ブレイクしているのがインサイドの一部のみなので、そこにお邪魔する。
さて最近は、ず~~っと低迷期が続いている…
目標としては、「アップス&ダウンス」なんだが、いまいち成長しない。アップスに移るにはある程度スピードに乗ることが大切だと思う。その為には、高い波に乗らなくてはいけない、でも高い波が怖い…
そんな感じで2カ月くらいをダラダラ過ごしている。
ここいらで、人のいない気持ちの良いシチュエーションで、コシサイズの綺麗な正三角波が来てくれれば少しは感じがつかめるのに…サーフィンってスポーツはこの辺りがもどかしい…
とは言え、今回はコシサイズではないものの、人も少なく、気持ちの良い青空で、綺麗なヒザサイズだ。こんな日にこそ、充実した練習が出来ていたはず…そう信じて波待ち…時折来るモモサイズの波にテイクオフ!
いつものように、スーッと滑り降りて失速…相変わらずだぁ~。
今回はせめて、パンピングの感じだけでも取り戻そうとするが、少し波が厚く俺のパドリングではなかなか上手く乗れない。何度も何度も挑戦した。
波待ちの間、イワシのような細長い魚が跳ねる…ポンポン跳ねる…いやもうびっくりするくらい跳ねる。3年やってってこんなのは初めてだ。なんか不安な気持ちもあるが、いつもと違う雰囲気が少し楽しい。
その後、KENJIさんがクラゲに刺されるというトラブルはあったが、何度かテイクオフに挑戦しパンピングだけは2回程できた。
相変わらず進歩が無い…折角波に乗っても動きが硬いというか、浮くことに必死というか…余裕がない。今回も特記すべきことはなかった。
少しでも動きの練習ができるように、陸上トレーニング用のスケートボードを購入するか検討している。
.2014/09/22/mon/07:30-09:30
#068 ここからの希望
平日に休みを取ったが、今回は久々に一人でサーフィン。運がいいのか悪いのか…タイミングよく台風のうねりがハラサイズまで上がったこの日…
到着すると、すんごい人!本当に平日なのか疑いたくなった…
天気も良いし、サイズも丁度良い。更にフェイスも綺麗だった。…まあ、混むよね…
またしてもインサイドのテケテケ練習かと思いながら入水。
ロングがアウトに集中しているお蔭か、インサイドの混み具合は思った程ではなかった。今回の目標は、「足場の矯正・アップスの動き」。この2点。
スープを見送り、綺麗なうねりだけを選んで丁寧にテイクオフしていく…
やはり、波の質が良いと綺麗に乗れる。パンピングも何度か成功することが出来たのと、恐怖心も少なかったことが嬉しかった。心に勇気と余裕があると、足場も広くなり、動きも柔らかくなる。
まあ、新しいことは何一つできていないが、少し自信を取り戻すことができたような気がする。
その後人もどんどん増えてきて、インサイドも乗りづらくなってきたので終了~。
満足のいくライディングができた後は、心も穏やかだ。
そんな帰り道、アップスの練習用にスケートボードを買うことを決意した!
とりあえずムラサキスポーツなんかに入ったりしてベストな商品を物色…そしてついに購入!
「トイザラスオリジナル・コブラボード」だ…なんと5400円!
これでアップスの動きを体に染み込ませてやる!早く海に行きたいね!
.2014/10/04/sat/05:45-07:20
#069 サーフィンが楽しかった日
台風のうねりが徐々に到達してくると予想して、今回は土曜の早朝にKENJIさんとポイントに到着。やはり駐車場は混んでいる…
しかし波はと言うと、ヒザ~モモサイズ?…少し早すぎたかもしれない。
まあそこそこ楽しめるのでは…と着替えて入水。KENJIさんは今回から、初めてのウエットスーツ。着替える前はまだ1名しか入っていなかったのだが、入水する頃にはすでに100名弱ほどの混み具合。
まずは混んでるポイントから少し離れたミドルラインで波待ち…天気も良く、セット間ものんびりなので気持ちが落ち着く。
しかし、いざ乗ろうとするとやはり人が多い。良い波は全て上級者に持っていかれてしまう…
ということで、その後ズルズルとインサイドまで後退し、いつもの定位置で練習する。まあ、インサイドとは言えダンパーさえ気にしなければ、フェイスの綺麗な良い波が来ている。
何度か挑戦してみたが、今日は調子が良い!
何ができるという訳ではないが、いつもより少し長めに乗れる。さらに高い波に挑戦してもしっかり横への動きを意識できていた。
サーフィンというのは、言うまでもなく毎回同じ波が来る訳ではない。もどかしい事ばかりの練習の中でたまに波との相性が合い、上手に乗れてとても嬉しくなったりする。
今は乗れない波の方が多いかもしれないが、練習して乗れる波の確立をどんどん上げていく…そうすることで「上達」もしくは「成長」と捉えていくのかもしれない。
要は、練習することで「もどかしさ」を取り除いていくスポーツではないだろうか?
そう考えれば、確かな実力を備え、心の底から余裕を持って「理想の生活」を送るのはなかなか難しそうだ…
今回は3つも良いことがあった。
まず一つ目は、高い波が怖くなくなってきた。モモ~コシサイズではあったが、ダンパーな波に対しても気持ちに余裕が出てきたように思う。
二つ目は、KENJIさんの方まで行こうと、バックサイドでの挑戦。まあ、本気で到達するつもりは無かったのだが…なんと!3分の2程の距離を進むことができた!
それは、今までフロントサイドでは経験したこのないくらいハッキリと「横に走っている!」感があったのだ。
そして三つ目、何よりもサーフィンが楽しくなってきた。
ようやくサーフィンと言うスポーツを始められる準備が整い、「これから頑張って練習するぞ!」という希望が見えた。今回は本当に楽しかった…初めて悔いのない練習ができたような気がした。
帰ってからこのいい感触を次につなげようと考え、コブラボードでアップスの動きを練習。
今まで練習していた方法は、どうやら「やってはいけない練習方法」らしいので改めて一から練習。
何度かイメージを描きながらやってみると、それらしい動きになってきた。明らかに今まで乗っていた動きとは違う。
これが正解なのかどうかは次の波にかかっている…
.2014/10/11/sat/05:50-08:10
#070 バックサイドの奇蹟
先週から1週間。
新たな台風が上陸する前のうねりに、ノルマ達成の為、一念発起した。予想ではアタマサイズ…かと思いきや、到着してみるとカタサイズ…。混雑感は先週に比べると、気持ち少ないように感じた。
今回は一人でサーフィン。
波はミドルとインサイドでブレイクしているが、インサイドはほぼダンパー気味のスープ…ミドルは上級者が目立つ…久々のサイズに、少し心細い…
そうなると、もちろんインサイドでコシサイズの波を選別して練習するしかない!
いざ入水。
スープをかわしながら、それでも5年目の意地を見せるべく、足の着くギリギリのラインまで頑張ってみた。スープは見送り、何本かモモ~コシサイズを選んで挑戦した。
前回同様、恐怖心は無いものの、滑り出してからの動きが硬いのと、足場の影響でノーズが沈み失速するパターンがつづく…
それにしても今回は疲れる…。スープをかわすことがこれほど疲れると思ったことは無い。
アウトまで頑張って出てしまえば少し休憩もできるのだろうが、他のサーファーの横で醜態をさらすことも怖い。
ここらで一つ、この疲れを吹き飛ばすくらいのライディングをしてみたい…
そんなことを考え、前回を思い出しバックサイドで乗ってみると、動くことはできないまでも板のバランスは長時間維持できた。バックサイドでは無意識にボードの重心を捕えているようである。
…嬉しいような、悲しいような…未だテイクオフそのものを確立できていないのかも知れない。
その後、久々に波に巻かれたり、投げ出されて脇腹を強打したり、泣いたりしても何度か乗っている内に、コシサイズの波に投げ出されるようにテイクオフ、そのまま落ちるように着水。このふわっとした感覚がけっこう気持ち良かったのと、意外にも恐怖心が無かったことでどんどん楽しくなってくる。
前回から、やはりひとつ精神的な成長を感じる!もっともっと練習したい!
…とは思ったが、人が増えてきたのと疲れが出てきたことで少し早目にあがることにした。
楽しかったが、かなり疲れたので、来週はひとまずお休みしようかな…
.2014/10/14/tue/15:30-16:30
#071 嫁の奇蹟
娘の休みに合わせて、有給休暇を取ってテーマパークに行く予定だったのだが、台風の影響で予定が確定せず泣く泣く断念したこの日。
台風は過ぎ去り、多少風は強いものの良い天気…家族の予定がぽっかり空き、どこへ行こうかと模索しているときに、嫁が「海でも行くか?」
…サプラァ~~イズ!!
もちろん大賛成!娘も大賛成!いざサーフィンも兼ねて海へ!
全く予想だにしていなかったが、平日のハラサイズに練習できることになった。
平日の午後15時。サイズはモモ~コシ。
サーファーは約70人くらいだろうか?インサイド且つブレイクしているポイントは2~3箇所くらいで、そこそこ密集している。…平日だったよな?
テントを張り、嫁と娘をビーチに残し入水。
夕方のゆっくりした時間の中、のんびりとラインアップ。この時間は本当にのんびりしていて好きだ…
…ただ、やはり西日がまぶしい…そして、岸から聞こえる娘の「パパ~~~!!!」も少し恥ずかしい…
娘に手を振って応えながらテイクオフ。家族が見ていると思うと少し緊張する。波は分厚くなかなか滑走できない。
2本目でロングライディング成功!どうだぁ!
バランスを取りながら視線を家族が見守るビーチへ向ける…が、残念ながらこちらを見ている様子はなかった…
比較的人の多い中、波を選び何度か挑戦。やはりバックサイドは長く乗れる感じだ。
モモサイズからのバックサイド…テイクオフすると波のトップで、ボードが失速するか滑走するかを迷っているような瞬間…もちろん滑走するだろうということで、板を踏み込む…が、波が思った以上に厚くそのままリップ付近をダラダラと流れるが、思いの外ロングライデイング!
あくまでイメージだが…これは、そう。サーフィンの映像で見るロングボードのゆったりした滑り方そのものだったのではないだろうか?(あくまで脳内のイメージ)
娘が寒そうにしていたので、程ほどであがる。
少しずつ上達し始めたからか、気持ちに余裕が出てきたからか…いつもは特に気にしない風景なんかも、綺麗に見えるな…
後で嫁が撮影した写真…俺こんなに太ってたっけ??
.2014/11/01/sat/06:25-08:40
#072 チューーーブ!
今年も寒くなってきた。
この時期になるといつものポイントでは波が上がらずフラットな状態が続く…例によって台風が発生しなくなり、ここのところスネサイズが続いていたが、前日の波予想でいきなりコシサイズの表記…本来は行く予定はなかったのだが、嫁に頼み急遽出発。
到着すると、いつものパーキングにはまだ1台も停まっていなかった。さらに波を確認すると、なんとしっかりサイズがあるではないか!こんな土曜日はめったにない!さっそく入水。
高い波に対する恐怖を少し克服できた昨今、横に滑る糸口が見えたことで、サーフィンに対してワクワクが止まらない!今日はまさに絶好の練習日和。まずは一本目…
いきなりコシサイズに、気持ちが付いていけずにテイクオフできず…さっきまでの勢いはどこへ?
今までならここでスープライディングに走るところだが、今日は違う。
波が割れる最前線で波待ちを決行。良いうねりが来るまで慎重に待つ…ようやくサーファーっぽくなってきたような気がする。
いつものように何度か挑戦し、置いて行かれたり、ワイプアウトしたり…
しかし、気付いたことも何点かあった。
まず、前回までの疑問。
「なぜ、すぐに失速するのか。そしてなぜバックサイドの方がロングライディングできるのか?」
恐らく、「腰の位置」ではないかと思う。
バックサイドではまだ体も硬く、どうしても仰け反った体勢になる。…つまり腰の位置が少し前に行くのだ。
逆にフロントサイドの場合、失速を防ごうと前重心にはなるのだが、実は恐怖心からか上半身だけが前のめりになり、腰を後ろに置きっぱなしになっているのだと考えられる。「腰をボードの重心上に位置すること!」この仮説を実験してみる。
すると、確かに距離が伸びたような気がする!
さらに、横へロングライディングするために、なんとなく勢いでボードを動かそうとしていたのを少し丁寧にやってみる。モモサイズの波、滑り降りてからレールをゆっくり入れて波を登っていく、そしてさらに前に重心を置き、滑り降りる…できた!できたよ!
しかしその時に気付く…それでもやっぱりへっぴり腰だ…
少しずつ、少しずつ上達してきたように思う。まだまだパドリングやドルフィンスルー、波待ちも充分ではないが、ようやく先が見えてきた!
後半、コシサイズのダンパーから無理矢理テイクオフしようとしたがワイプアウト…しかしそれでもボードにしがみつこうとしていた時、ほんの一瞬だが、チューブになった波の隙間から向こうの景色が見えた!
「あ!チューぶ…ばぁああ~~っ!!!」って感じで巻かれたが、念願のチューブをこの目で確かに見た!
…後はライディングするだけである。
楽しかったが、腕が疲れてテイクオフできなくなってきたので終了~。
今年は後、3回程しかできない…その間にどれだけ良い波に巡り合えるかが問題だ。
.2014/11/27/thu/06:40-08:00
#073 のんびりと気持ちのいい波待ち
やはり波が上がらない…
しかし、もうすぐシーズンオフになってしまうという焦りもあり、平日に午前休をとってKENJIさんといつものポイントへ。予想サイズはヒザ。
まあ、ヒザサイズあれば少しは楽しめるかもしれないと思い来てみたが、実際はスネサイズ…
海には誰も入っていなかった。
せっかく来たし、KENJIさんは今年最後になりそうなので、頑張って入水してみた。
砂浜はもう冷たくなっているが、水温はまだ20℃くらいはありそうだ。
小さいながらもなんとかパドルしてみたが、波に力もなく、やはり乗れない…
何度か挑戦してみたが、乗れない…今日は無理か…
しかしながら、この時期の海は本当に綺麗だ。水は透き通っていて底まで見通せる。
今回は波待ちに専念することにした。
なによりも波が穏やかで、心にも余裕があり、少なくとも30分くらいなら座っていられるような気がした。本当にのんびりだ…
ボードの先端を沈め、背筋を伸ばしてバランスをとる。今までボードの先端を水面に出し、前重心になってバランスを取っていたが、全く別のイメージなのかもしれない。
時に、お尻歩きをするように腰を動かすことで、力が入りすぎないように調整した。
これが波待ち!…なのかもしれない。
まあ、大きな波が来たら一発でボードから落とされるような気もするが…
ロングボーダーが一人入ってきたが、それと入れ替わるように上がった。
少し早目に上がったつもりだったが、意外にも時間が経っていた。
久々に気持ちよかった~
.2014/11/29/sat/06:40-09:10
#074 もどかしい練習
前回はのんびりした波待ちで、とても気持ち良かった…3日後、風の影響で波がコシサイズまで上がるということで、今回はバシッとした練習を想定しポイントに到着。
ある程度人は多いものの、最初の印象は混雑感は無いように思えた。
とはいえ、考えてみれば波のある練習は1か月ぶりくらいになる。やはり拭い去れない不安を抱きつつ入水することになった。
入ってみると、アウトは混雑、波はグダグダで、いきなりパニック…
前々回までの楽しさは皆無で、それどころか精神面も昨年のレベルまで後退しているようだった。
でも、もうへこむのも飽きてきたので、「波が悪いので仕方がない…」ということで落ち着こうと思った。
2回程休憩を挟みながら何とか気持ちを落ち着かせ、なるべく良い波を待って挑戦。落ち着いてやればテイクオフは成功するのだが、ボードがなかなか思い通りに動いてくれない。
腰も相変わらず引けている為に、何度も失速する…
今回は全体を通して、良いライディングは無かった。気持ちだけが焦って何もできなかったように思う。
.2014/12/17/wed/08:30-09:30
#075 もうシーズンオフ?
一週間前から天気図を見て、平日に休みを取ったのだが…
予想をはるかに超えるバクダン低気圧の影響で、大寒波が襲ったこの日。沖合の風速は17mと、かなり厳しそうだった。
12月は基本的には波が立たないので、とりあえず向かうことにした。サイズはコシ~ハラ。時間と共に風が強くなり、サイズも上がるようだった。
到着したが、人はほとんどいない…やっぱり。こんな日に入る人なんていないのかね~…
まあ、少しでも来年に残すためにいざ入水。砂も冷たく、入水するまでに足の間隔は無くなっていた。
まだ水温はかろうじて温かく、サーフィンする上では問題ない…が、なにせ風が強すぎる。
波のしぶきが風にあおられてバシバシ顔に当たる。目を開けていることも難しい上、波もボコボコで全く乗れる気がしない。
20分程で、完全に戦意喪失し、インサイドでスープを待ちながらミドル付近の上手い人を見ていた。
こんな状況でも上手い人は波を掴んでいる。あそこに行きたいのだが、今一歩踏み出せない。臆病すぎる…
せめて、スープでもロングライディングできるように、気持ちを切り替えようとするのだが、全く上手く行かず焦る一方だった。
結局1時間程入っていたが何も掴めずだった。
もっと、恵まれた環境…温かい晴れた日に、綺麗なコシサイズの波と人の少ない開放的なシチュエーション、さらには緊張を緩和するだけの長時間の練習ができれば…
何にしても、「勇気」がない。来年は「挑もう!」
自己総評
テイクオフの成功率、70%
パドリングの完成率、60%
波待ちの完成率、80%
ドルフィンスルーの成功率、80%
勇気、60%
直進方向への滑走率、70%
横への滑走率、40%
総合評価:65点。
ここからまた3カ月あくのはとても怖い…自己採点は上がってるけど、結局重要なポイントが全く成長していないような気がする。
スカッと一発乗りたいな…ではまた来年。
.2015/03/14/sat/07:00-08:20
#076 シーズン到来と海の恐怖
ようやくシーズン到来!
1か月前からソワソワ…ワックス塗り出したり、パドルやテイクオフの基本を復讐したりしながらテンションを上げつつ、時期を伺っていた。
イメトレだけなら恐怖心を払拭し、滑走する自分が見えた。
しかし、いざ海に行けるという時期にはやはり不安がよぎる。何が不安なのか判らない。
まあ、全てが不安要素だった。
波は微妙だったのだが、暖かくなったのと、用事もあったのとで勇気を出して出発!
到着すると、やはり波が無い…想像以上に無い…しかし、今日は9時開店のショッピングモールに寄って帰らないといけない。
一人でも入ってるし、パドリング強化しないといけないし…
強い決心を持って駐車する。
着替えている時に、サンダルを忘れたことに気付いた。
「まあ、いいか!」…と簡単に考えてしまったが、後に痛い目を見ることになる。
砂浜もまだ冷たい。早々に準備体操をして入水…昨年と比べると、水の冷たさもマシだと感じた。
たまにでもモモサイズがくればそれで良い!
一回でもテイクオフできればそれで良い!
…
…結局一度も立つことなく終了~。
せっかくなので波待ちからの風景を写真に撮ろうと一度車に戻る。
…ここからが地獄の始まりであった…
暖かくなってきたとは言え、一度海から上がると、そよ風だけでも氷のように冷く感じる!
手足の感覚がなくなってくる…しかも雨まで降りだした!
昨年の大寒波の恐怖が脳裏をよぎる…急いでビーチを走り、堤防を登る。足の間隔がないのにやたら痛い!
この鈍い痛みが妙な恐怖心を生み、早く車に戻りたいのだが、早く歩くことが出来ない…
他から見れば、嘗め回すように地面を這うこのおっさんに恐怖を抱いたことであろう…
ようやく車に到着し、今度は携帯電話を持って再度海に戻る…もちろん変態スタイルで…である。
なんとか、写真も撮影し、わずかながら海を堪能して、体に溜まっていた3か月間のモヤモヤも解消できたように思う。
年間に20回前後しか無い貴重な練習なのだが、今日はしょうがないかな…
とりあえず2015年、今シーズンの扉をこんな感じで開けてみた。
もちろん目標は「アップス&ダウンス」である。
あれだけ苦労して取った写真をSNSにアップしたが、友人たちの反応は「いいね!」のみであった…
.2015/05/14/thu/06:00-08:20
#077 シーズン再到来?
波がなかったり、余計な仕事があったりで、前回から2カ月…
季節外れの台風が通過し、コシサイズの波が残った平日。天気は快晴、風も無い絶好のシチュエーションである。
こちらも久しぶりのKENJIさんの車で5:30にポイントへ到着。…人が多い…平日だろう?まあしょうがない、波に乗れるだけで嬉しい!つー訳で、早速入水~!
しかし、久々の海はやはり怖い…最初の20分は足が動かなくて、テイクオフできなかった。…なんかショック。
だんだんと感覚を取り戻してきたが、それに比例して人口密度が高くなる。
「人多いですね~」なんて言いながらも隙間を見つけて何度もテイクオフ…まあまあいつもと同じようにしか乗れてないのだが、少しでも立てることが嬉しく、短い距離ながら何度も何度も同じようなライディングで少し満足してしまった。
やっぱり、足場の問題なのか、テイクオフしてすぐに失速する…。しかしバックサイドはロングライディングできる。
人の波をポンポン横取りする上級者がいた。かなりムカついたが、小波でも上手く乗っていくテクニックは尊敬する。…少し観察しているとテイクオフするかしないか位のタイミングでアップスの動きに移っている…小波だからか…
これを自分でも実践してみる。少しボードが動く程度でアクションと呼ぶには程遠い感じ…でも、少しでも動かせる余裕が出てきたのだと甘く評価してみた。
8時を過ぎるころには、もう隙間すら見つけられないので今日はこれで終了~。
まあとにかく4か月ぶりに波に乗れた。
次はいつ来れるだろう…もう少しだと思うんだよ…
上手くはないけど、もう少しで「サーファー」って言っても良いような気がするだよな~。
.2015/05/16/sat/05:40-08:20
#078 キング・オブ・初心者
なんて前回からすぐにチャンス到来!
前日はヒザサイズ予想で、「パドリングだけでも…」と思い、今回はひとりでポイントに到着。入水しているとだんだんとサイズも上がり、たまにモモサイズくらい。
…いい感じじゃない?前回の平日より人も少なく、練習出来そうである。
なんとなくゆっくりした雰囲気なので、落ち着いた気持ちで色々分析と実験を試みる。
横に走ることは置いておいて、まずはそれ以外の問題点。
「前重心になっているのに失速する。」
「前足に重心を乗せるとボードの先端が沈む。」
どちらもテイクオフしてから加速を意識するあまり、無理やり重心を前に持って行っているのが原因だと考えられる。客観的に自分を見た場合、恐らく上半身だけが前に出て、足と腰が後ろにある状態、つまり完全にへっぴり腰の体勢だと思う。自分でもこの時の体勢にかなり違和感を感じていた。
とりあえず長く波の上に立てるように中間姿勢を維持し、腰(重心)がぶれないようにしてみる…これがなんと思った通り!
一度立って、そこからしゃがむという効率の悪いやり方だったが、いつものように失速しかけた時にしゃがむと、再度浮力を感じて滑り出したのだ!
その方法をしばらく試していたが、今度はやはりボードの先端が沈みだした…
知らず知らずにへっぴり腰に戻ってきたのか、もしくは足場ではないか?
足場…もう何年もこの課題を克服できないでいる…何か原因があるのかもしれない。テイクオフの手順を再度確認してみると…いつもボードの先端を気にしていることに気付く。
…最初からわかっていたはずなのに、いつの間にか忘れていたもの。「目線」。
改めて目線を大袈裟なくらい前に向けてみる…
急に視界が広がり、初めてボードの上に立った時のような光景が広がる!気持ちいい!!
しかしまあ…あることを練習すると、あることを忘れる…永遠にテイクオフを練習する「キング・オブ・初心者」…かわいそうな奴である。
今度こそは忘れないという意思を持つことにして…
テイクオフ時に前を見ると、足場を気にしなくなり、安定してロングライディングできた。
正直、足場が矯正されているかどうかはわからないが、前ほど窮屈ではなくなった。
まとめると、丁寧にパドルし前を見ながらボードを押し込み、前足、腰をしっかり前に出して中間姿勢のままテイクオフ。そのまま目線を進行方向から外さずにアクションに入る…ということでどうだろう?
あくまで気持ちを前に押出し、アクションをイメージ化してつなげていく。
テイクオフには気持ちを置かない…サーフィンをしているという自信を持つこと。
その先の素晴らしい世界だけに集中することが大切なのだと改めて気づいた。
「楽しむこと」と言うのは、このことなのだろうな…
今年は平日休みを駆使し、可能な限り海に通いたい…嫁に気付かれないように…
.2015/06/04/thu/06:00-08:10
#079 サーファーの入り口
前回立て続けに2回練習したことで、気持ちいい運動になったような気がしたので、波が無くても通いたかった。
有休を取って、人のいない平日に思う存分パドリングするつもりだったが、運よく波が上がる予想だった。平日、モモサイズ、そして良い天気に心を躍らせながらポイントに到着。
着いてびっくり…人が多い…波も無い。
ま、ある程度は予想してましたよ…大丈夫…
今回はライディングの練習はできそうにないので、のんびりパドリングの練習を心がけて入水。天気は良いので気持ちいい!
先日、YOUTUBEで見たプロ達のパドルをなんとなく真似してみたら、大当たり!
いつもよりグングン進む!コツとしては、掌を外側に向けて着水し、最後にピンッと水を後ろに飛ばすようにパドルする。これによって、肩の筋肉を使えるようになるんだと思う。腕だけでなく肩も使うので力強く水を押せるのかもしれない。
まあ、持久力もないのですぐに疲れるのだが、テンションが全然違う!パドルしてるな…って感じがする。
だからと言って、上手く波に乗れるかというと、それはまた別らしい…結局最初の30分で3本くらいは乗れた感じ。
1回、厚い波にトライした際、立つまではいかないが腹這いのままアップスの動きを試してみると、今までにない加速感があった…これがアップスの効果なのだろうか?
だとすると、想像以上に加速するのかもしれない…これは楽しそうである。
最近、コシ以上の波の日は入ってない為か、恐怖心が薄れて、めちゃくちゃサーフィンが楽しい。
早く海に行きたい!
.2015/06/27/sat/05:20-07:30
#080 高い波、不完全燃焼
ここ最近波は無かったのだが、梅雨前線の影響か、突然休日にムネサイズまで上がってしまった。これは大混雑になりそうなので、いつもより早めに出発。
到着すると案の定、いつもの駐車場はいっぱい…即座に別の駐車場に切り替えてなんとか駐車できた。とりあえず一安心…
状況としては、アウトは綺麗なカタサイズだがミドルからインサイドはダンパーで、さらにはガタガタって感じ。全体的に人が入っているので、一見「ここだ!」って場所が無い。
いつものように不安と緊張に毒されながら入水。
こうなると自分でも何もできないのは解っている。情けないがどこで波に乗ったらいいのか…ただ茫然とスープと戯れる。相変わらず、アウトに出るという選択肢は無い…30分何もできずに休憩…
スープには乗れる。ドルフィンも案外綺麗にできる。波待ちも最近は頑張れる。
…いったい何が障害なのか…休憩中に海を見ながら、考えてみる。
もし、人が居なかったら…それでも今日の波は怖そうだ…
もし、スープがなかったら…これは行けそうだ!
自分がアウトに出る時が来たらそれは、天気が良く、人が少なく、さらに波が綺麗な日…どれだけ波に巻かれても、誰にも迷惑にならず、少し厚めの面が綺麗な波なら、アウトに出てもなんだか行けそうな気がする…
ずいぶん前に、高い波を克服する方法を考えても出てこなくて、悔しくて悔しくてしょうがなかった頃に比べたら、甘~い改善点を見出せただけでも成長しているのかもしれない。
終始、スープ内の練習ではあったが、ロングライディングできたこと、足場の余裕ができたこと、目線を意識できたことが今回の成果かもしれない。
.2015/07/04/sat/05:10-06:40
#081 楽に上達したい
先週から比較的高い波が続いている。この機会を逃さないように、嫁にお願いして今回もサーフィン。
いつもの駐車場を確保する為、前回より20分程早目に出発!睡眠時間4時間!
駐車場は意外と空きがあった。いつもの場所に停めて波を見に行く…
ミドル付近からコシサイズが割れている感じ…人は密集しているが、前回ほどの混雑感は無い。なんとなく今日はアウトに出れそうな予感がした。
つー訳で、いざ入水。
そしていざアウトへ…とは言え、この日はミドルまで。
セット間も長目だったので、すんなりゲット。しかし人が多いのでテイクオフには挑戦せずにインサイドに戻る…お疲れ様。
その後は、ちょいちょいと板を動かす練習をしてみたが上手く行かず…また低迷する。
ハラサイズくらいのダンパーに無理矢理テイクオフした時、綺麗なフェイスと崩れてくる波の間に風景が見えた。…瞬間、「あ、チューブ!」と思ったが、ほんの少し恐怖心が浮かんだ。すると、足元が滑る感覚があり、ボードだけがスルッと飛んで行った。
…「今の波に乗らなければいけなかったぁ!」
ものすごい後悔した。一瞬の恐怖心に腰が引けてしまい、重心をボードに乗せられなかったからだと思った。
今回は全体的にダンパーだった為か、テイクオフする際にいまいち踏み切れないことが多かった。まだまだパドリングが弱いんだろうな…
そして、テイクオフが成功して、まだフェイスが残っている時でも、その後どのように乗ればいいのかが分からない。YOUTUBEで勉強する必要があるのかもしれないこと…
しかしながら、少しずつアウトに出る余裕も出てきた。
ゆっくり、ゆっくり高い波に慣れていけそうな気がする。まだ納得できる滑りは遠いが、馴れ合いの練習でも先が見えてきたような気がする。
…この後はB’zのライブ!スカッと弾けよう!…としたらメガネ無くした。
.2015/07/25/sat/05:20-08:30
♯082 小さな優越感
前回から約3週間…
ジャーフルの季節も過ぎ、今回から海パンとラッシュガードの真夏ヴァージョン!
ここの所ずっと台風やらの影響でカタサイズが続いている。…そうなると3週間も空いてしまった初心者には不安しかなかった。
しかも、例年通りのメンズBBQの日。4時間の練習が可能だった。
…こんな高い波の中、激混みの状況で、一人で4時間…本当は行きたくなかった…
午前2時半に起き、4時半にポイントに到着。心配していた駐車もかろうじて空きがあり、なんとかいつもの場所に停めた。なんとなく波を確認したが、スーーープ!!
…とりあえず車の中でゴロゴロしてみた。
波の音や、他のサーファーの話し声を聞きながら、心身を慣らす…
5時にようやく準備開始。そして入水!
やっぱり人多い!やっぱりスープ怖い!
ぬるい練習の中でなんとか上達しようと、今まで培った技術を発揮しながら徐々に波のサイズを上げて行っている今、モモサイズの綺麗なフェイスを有した波を期待している訳で…こんなにも激しすぎるのは、好みではない。何と言われようと怖い。
という訳で、アウトへ出ることもなくスープやカレントと闘いながら、いつものスープライディングを楽しんだ。何もできない時間が本当に長く感じ、一旦帰ろうかと思ったが、ダラダラでも続けるのが自分の宿命だと思い出し、何度も休憩を挟みながらしばらく頑張ってみた。
そして時は来た!グダグダだった波がほんの少し落ち着きだし、待ちに待ったモモサイズの綺麗な波が来たのだ!慎重に周りを確認し、テイクオフ!思いの外打点が高く、滑り降りてるのを感じたので、グッと踏み込む…!!久々に足の裏に波の力を感じながらターン!「おぉ!」と思った瞬間、そのまま失速して終了。
波はまだ来ている、テイクオフ!再度滑り降りる感覚…、すると前方にサーファーが2人!
しかし、気持ちに勢いを感じたので、避けることができると確信し、持てる全ての技術を結集!何とかジグザクに回避!これもすげえ!やればできるぢゃん…できるぢゃん…ぢゃん…
…
…
感動的に振り返りつつ、本当に少しずつ、少しずつ、拾える波が多くなってきたことに喜びを感じる。
最初は時間が経つのが遅かったが、後半はあっという間だった。
BBQの為9時に海岸を後にした。とても気持ちに余裕があった。
が、BBQでピザッを楽しんで帰ると、面倒臭い仕事を頼まれてとてもテンションが下がった…
近いうちにまた行きたいなぁ…
.2015/08/04/tue/08:00-10:00
♯083? 海水浴…
夏休み到来!
KENJIさんと相談し、子供たちを連れてのサーフィンを決行!
…やばいやばいと思いながら、サイズは予想通りのクルブシ…
ヒザで良かったんです…いつものヒザサイズさえあれば、子供たちには丁度良かったんです…クルブシ。
瀬戸内海より静かなクルブシ。
とりあえず、クルブシでも子供なら滑れるかもしれないと思ったが、やはり駄目だった。
と、いう訳で結局海水浴になってしまった。まあ仕方がないね。
途中、大人も頑張ってみたが、立った瞬間にフィンを擦ってしまう有様…さすがに限界だ。
また次回に期待しよう…
.2015/12/05/sat/07:30-09:20
♯083 4か月ぶりのリベンジ
色々あって、かれこれ4か月空き…
8月にとても参考になるサイトを発見し、それを実践したくてウズウズしていたが、9月に2人目の子供が産まれた!まあそんな訳で今年はこのままシーズンオフにしようか迷っていた。11月に入り、なんとなく落ち着いてきた感を勝手に感じたので、嫁に交渉し、ついに久しぶりに入水できることになった。
サイズはヒザ~たまにモモ。面はガタガタの風波である。
まあ、休みの日にサイズが上がってくれただけで嬉しかった。久しぶりの海と、急激な冷え込みにいつも通り不安を抱きながら到着。人数は100人強くらいかな?多少の混雑感はあったが、この日は丁度良かったかも…
しかしもうすでに砂浜が冷たい!急いで入水…
膝くらいの深さまで来ると、やっぱりまだ温かい!大袈裟かもしれないが、ぬるま湯に浸かっている感じ。
さて、まずサイトに載っていた内容を確認。
・テイクオフの際、右足から立ち、テールを足で抑える。
・立ったら膝をハの字に絞り、重心を沈め、ボード全体を沈めるように滑る。
それをふまえて一発目!
…波に乗れず…体が硬い。特に股関節が全く動いていない気がする…
しかも無理矢理右足を置いても、そこから左足が出ない…
しばらく課題を意識したりしなかったりで、飛び乗る方がテイクオフの成功率は高いのだが、その後失速する。やはり上記のやり方の方が滑り出しから、その後の動きへつなげやすそうだ。
その内ようやく頭を残したまま、右足を上手くテールに乗せることが出来た…すると、波の高い位置で滑り出している。失速もしていないので焦りも無くいい感じの風景が確認できた。
今までと違う風景と感覚!これだ!と確信!
その後は波のサイズも落ちだし、なんとなくモヤモヤした感じで終了…
まあ、この日はロングボードも長く乗れていないようだったので、こんなもんか…と。
そして、もしかすると今シーズンはこれで終わりかも…と。