4.公共の交通手段
NZの鉄道は日本のようにクモの巣のようなわけにはいかない。
北島、南島共に、おもに東側の海岸線に沿って線路がひかれているだけである。
唯一、東海岸から西に横断する鉄道は南島ではクライストチャーチから出ている線(このルートはNZの南アルプスを横切るコースで大変景色が素晴らしい。)があるだけである。
それも、日に往復一本なので日常の交通機関としては用を成さない。ほとんど観光用か貨物列車
である。
主要な交通手段は飛行機かバス、自家用車である。
街中の交通手段はもちろん自動車であるが、その手段を持たない観光客やお年寄りに素晴らしいバスが用意されている。それも、非常に安い。タダ!!のバスさえある。
クライストチャーチでは市内の南北のメインストリートはコロンボ通りという。この通りは市内の中心である大聖堂広場につながっている。(この大聖堂は2011.2のクライストチャーチ大地震で崩壊した。)
このコロンボ通りに、電気バスが運行されて居る。電気バスの愛称はシャトルと呼ばれ、最近運行開始したらしくバスはすべてピカピカで新しい。
市内中心から少し離れた所にショッピングモールや映画館が並んでいる。
そこに行くのにこのバスは極めて便利であるし、 それに料金は無料である。
公共の交通手段が税金も払っていない我々を無料で運んでくれることって信じられるだろうか。そして、それはほぼ10分毎に通るのである。
北島最大の街、オークランドも、このような交通手段を持っている。こちらは、The Linkという愛称で呼ばれている。The Linkはオークランド市内を大きく1周してくれる。
料金は、たったの1$。日本円換算では52円である。これに乗ると52円で
市内観光が出来る。
クライストチャーチといい、オークランドといい、どうしてこんなに財政的
に余裕があるのだろうか。
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