95t級バトルメック BNC−3E バンシー 武装:粒子ビーム砲x1 オートキャノン5x1 小口径レーザーx1 オートキャノン5弾薬x20発 エンジン:GM380 移動速度:歩行 43.2km/h 走行 64.8km/h ジャンプ能力:なし 装甲重量:15t 放熱器数:16 通信システム:ダルバン コムライン 照準/策敵システム:ダルバン ハイレッツB 戦闘力評価:1223 製造コスト:953万0853 Cビル 解説、特記事項 地球帝国所属の兵器研究所は、諸兵科混合部隊における 突撃用強襲型バトルメックの開発を目指し、 地球帝国期2495年から量産を開始する。 最大の欠点は突進力を得るためのエンジンが予想以上に 内部スペースを奪ってしまい、搭載火器の余裕を失った事。 苦肉の策として大型砲戦火器を選択したものの、 今度は近接火器が搭載できないという結果を生む。 結局正規軍からは誕生直後から激しい非難を受け続け、 実戦ではより軽量のメックに倒される悪い結果が目立つ。 10年後、地球帝国はこの機体を見限り生産停止を決定。 残っている機体も地方駐屯部隊へ順次払い下げられ、 その影は一気に薄くなっていく。 しかし基本構造が頑丈な事と僻地に押しやられたため、 継承権戦争中もかなりの数が生き残ることとなる。 長い時が経過した3025年でも評価は低く、 正規軍で見かけるのはライラ共和国ぐらいであり、 他王家は地方駐屯部隊で数多く見かける。 ライラ共和国では過去にヘスペラスIIを獲得して以降、 最終防衛部隊として本機の生産を続けている。 我々は誕生以来、ずっと疎まれ、蔑まれ続けた。 理由はただ1つ。 重量に見合った火力を持たぬ、と。 否定はしない。我ら自身ですら乏しいと嘆く事もある。 しかし、それらを補って余りある力を持つ自負もある。 速度。この身を疾らせる巨大な心臓。 この大重量を身軽に動かせる存在は稀である。 敵陣へ切り込む早さで引けは取らぬ。 装甲。接近するまで、そして乱戦において耐えぬく身体。 敵が大挙してこようとも、容易く貫かれる事はない。 守勢に回れば仲間を守る壁として立ち塞がろう。 砲撃力。強くはない。が、弱くもない。 絶えず撃ち放てば、誰もが怯む圧力は備えている。 また偵察ヘリや爆撃機など、空舞う凶刃を撃ち落す力もある。 格闘力。我が一撃は大半の四肢を引き裂く。 元より突撃乱戦を望まれ出でたのだ。遅れは取らぬ。 放熱力。武器の少なさは、そのまま過熱しづらさに繋がる。 少々の不調や酷暑の砂漠など、意に介さぬ。 遠く響く声。そして些細な異常も見落とさぬ鋭き眼。 深き闇夜であろうと仲間を鼓舞し、奮い立たせてみせる。 見通せぬ密林であろうと、我らを謀る事は難しいと心得よ。 かように数多くの自負はあれど、今なお忌む存在と謳われる。 故に我らは心深く待ち続ける。我らを見出す救い手を。 偵察性能:並 通信能力:高 所属頻度 全所属:普通 適性任務 市街戦、格闘戦、対空砲撃。 プレイ指針 ・RPG時 生産数が非常に多く、また辺境や地方部隊への 払い下げにより駐屯先でよく見かけます。 闇マーケットにいくと部品が転がってる可能性も高く、 シナリオソースとして使い道が広そうです。 総合戦闘力は決して低くないので 使い方1つで評価が大きく変わるでしょう。 ・戦闘時 単体運用 防衛戦で威力を発揮します。 重要地域の防壁として頼りになる存在です。 小隊運用 重量の割に弱火力ですが、砂漠のような灼熱地帯でも 放熱能力が高いため砲戦力が落ちません。 また最大口径オートキャノンに匹敵する格闘力があり、 近接戦闘で無類の強さを持ちます。 連携次第で突撃を狙うのもいいでしょう。 排熱能力が非常に高く過熱しません。 ・GM時 砲戦力で劣るとは言え総合力はかなり高い機体です。 コンベンションなどの一発シナリオでは 初心者プレイヤーに乗ってもらい、 豪腕で捻じ伏せる快感を楽しんでもらいましょう。 キャンペーンで登場させる場合、 最初からプレイヤーに渡して前衛担当として働いてもらうか、 中盤の乗り換えに与えるのも手です。 踏み込むことが好きなプレイヤーならば、 砲戦力の低さを気にすることもあまりないでしょう。 またラスボスの護衛に1機いたり、 駐屯先の老兵が奥の手として引っ張り出すなど シナリオのスパイスとしても色々使えるでしょう。 注意点を1つ。 アサルト級でも指折りの頑強さを持ちます。 バトマスすら凌駕する装甲を半減させても、 中枢こみで60t級に匹敵する耐久力になります。 敵に出す場合はタイミングに注意してください。 主な製造工場と所在地 ・ライラ共和国 ディファイアンス重工(ヘスペラスII/ラーンシャー州) 戻る