麻しんは「はしか」とも呼ばれ、麻しんウイルスの感染によって起こる急性熱性発疹性の感染症です。感染力は極めて強く、感染発症した人から人へと空気(飛沫核)感染していきます。空中を浮遊し、それを吸い込むことで感染します。マスクを装着しても感染を防ぐことは困難なため予防は予めワクチンを接種して麻しんに対する免疫を獲得しておくことです。 1) 1977年以前:この年以前に生まれた人の多くはワクチン接種を受けていません。しかし、この時代は自然感染で麻疹にかかる機会が多かったため、自然に生涯免疫を獲得している可能性が高いです。 2)1978年から2005年:この時代は1回の定期接種だったので、十分な免疫力がついていない可能性があります。1990年〜1999年生まれの人には追加接種の機会が設けられましたので、その時に2回目を受けているかもしれません 3)2006年以降:1歳と5〜6歳の2回の定期接種となっているので、ちゃんと受けていれば生涯免疫を獲得できていると考えられます。 |
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