更新日:2020年2月19日
マンション管理士の通信講座を選ぶ際に、重要なポイントとなるのがテキスト、問題集などの教材です!
通信講座というのは、教材を使って、講師に教えてもらいながら学習を進めていくものですから、通信講座の良し悪しは、「講師」と「教材」で決まると言っても過言ではないと思います。
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テキストなどの教材の良し悪しは、見た目でいうと、フルカラーなのか、2色刷りなのか、白黒なのか、というのがまず始めに差が出る部分です。
次に、内容的な面で見ると、
- 重要なポイントに絞って記述してあるか(不必要なことをダラダラと書いていないか)
- 重要なポイント以外でも参考とすべき知識は別途囲み記事などで記載してあるか
- 理解しづらい事項は事例を使って解説してあるか
- イラストが適度に入っているか(文字ばかりで読みにくくなっていないか)
- 知識が混同する事項は図表を使って整理してあるか
- 記憶すべきポイントと理解すべきポイントなどメリハリをつけて記載してあるか
- 用語解説などもしっかりと記載してあるか
などなど、数え上げれば切りがありませんが、このページでは、マンション管理士の通信講座各社の教材について、徹底的に調査してご紹介していきたいと思います。
なお、マンション管理士の通信講座について、テキストなどの教材のほか、受講料、講義・講師、合格実績、サポート体制、セールスポイントなどから総合的に評価したおすすめ通信講座は「マンション管理士のおすすめ通信講座【人気6社比較ランキング!】」でご紹介していますので、参考にご覧ください。
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- マンション管理士通信講座の「講師」と「教材」のほか、ご自身が確保できる勉強期間・時間に影響を与える「カリキュラム」については、マンション管理士通信講座のカリキュラムを徹底リサーチ!のページで徹底調査しています。
執筆者 大西雅明 |
![]() 執筆者紹介 |
マンション管理士通信講座の教材(テキスト・問題集)を徹底リサーチ!
マンション管理士通信講座「フォーサイト」の教材をリサーチ
フォーサイトは、教室を持たない通信教育専門の会社であり、広告宣伝等をあまり行っていないため、一般的な知名度は低いかもしれませんが、マンション管理士をはじめ、宅建士や行政書士、社会保険労務士など、様々な通信講座を開講しており、通信講座の業界では非常に高い実績と人気を誇っている資格学校です。
当サイト内の「マンション管理士の通信講座を合格者がおすすめ!【人気6社比較ランキング!】」のページでは、おすすめNo.1の通信講座としてご紹介しています。
それでは、このフォーサイトのマンション管理士講座で使用される教材について、ご紹介したいと思います。
マンション管理士通信講座 フォーサイト の教材(テキスト・問題集)
![]() ![]() ⇒ 教材紹介ページ(公式サイト) |
使用教材
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フォーサイトのマンション管理士通信講座の最大の特徴が、この教材にあります。 業界初の見やすくて記憶に残るフルカラーテキストと特許取得の完全オリジナルのeラーニングシステム「道場破り」です。 テキストについてフォーサイトのフルカラーテキストは業界初とされており、フルカラーにすることで、勉強のやる気も高まり、見やすくて効果的に記憶できるようになっています。 実際にサンプルテキストを見て、市販されている様々なテキストと見比べるとよくわかりますが、早くからフルカラーを導入しているだけあって、ゴチャゴチャしたような感じはなく、とてもすっきりした印象です。そして、改訂を繰り返しながらフルカラーのメリットをフルに活用し、見やすくてとても洗練された読みやすいテキストに仕上がっていると感じます。 また、図表を豊富に使って解説することで、整理しやすく記憶に残り、直観的に理解することができますし、フルカラーだからこそわかりやすい図表になりますね。イラストも適度に入っており、難しい法律用語もイメージが湧いてスムーズに理解できるように思います。 満点ではなく、合格ラインをクリアすることを考えて学習内容を絞り込み、無駄を省いたテキストになっていますので、少ない分量を繰り返し勉強することで確実に知識を定着させることができるようになっています。 また、学習を始める前に読む「資格マンガ」も付属しているため、学習内容や仕事内容を具体的にイメージすることができ、学習効率の向上に効果的です。 問題集について次に、問題集については、2色刷りの印刷になっています。 ページ構成は、左ページが問題で、右ページが解答と解説になっており、解説については、重要なキーワードにはマーカーが入っていますので、解答の正誤を分ける重要なワードを見逃すことなく、しっかりと意識して学習することができます。 それと、他ではあまり見ない表記として、解説に「捨」というマークが記載されている選択肢があります。これは、難問奇問の類いのため、受験対策上、学習不要とのことで、このような区別を明確にしてくれているのは助かりますね。 eラーニングシステムについて次に、eラーニングシステムは、フォーサイトが特許を取得している「道場破り」という完全オリジナルのシステムで、「講義の受講」から「テキスト参照」、ゲーム感覚で取り組める「確認テスト」、一問一答式の「単語カード」や「学習プラン作成」まで充実した機能を備えたeラーニングシステムとなっています。確認テストや単語カードなど、ちょっとしたスキマ時間にも学習できるようになっている点も、フォーサイトの大きな魅力です。 |
公式サイト![]() |
マンション管理士通信講座「スタディング」の教材をリサーチ
スタディングは、スマホやタブレット等で、スキマ時間を使って、場所と時間を選ばずに効率的にマンション管理士の勉強をすることができるようになっているオンライン資格講座です。受講料についても、ITを活用した革新的な学習システム・運営システムを開発し、運営コストを大幅に削減した結果、おどろきの低価格となっています。
当サイト内の「マンション管理士の通信講座を合格者がおすすめ!【人気6社比較ランキング!】」のページでは、おすすめNo.2の通信講座としてご紹介しています。
そしてまた、スタディングのマンション管理士講座は、私自身が受講し、見事に短期合格を果たすことができた講座でもあります。
このスタディングマンション管理士講座の使用教材について、ご紹介したいと思います。
マンション管理士の通信講座「アガルートアカデミー」の教材をリサーチ
アガルートアカデミーは、2015年1月に開校した比較的新しい資格学校で、オンラインによる講義の配信を中心とする通信講座を提供しています。
アガルートアカデミーは、フルカラーテキストを提供しながら、合格者全額返金制度+合格祝い金制度を設けるという画期的な講座で、しかも、Facebookを利用した回数無制限の質問対応まで用意されているといった特長があります。
このアガルートアカデミーのマンション管理士講座の教材について、ご紹介したいと思います。
マンション管理士通信講座 アガルートアカデミー の教材(テキスト・問題集)
![]() ![]() ⇒教材紹介ページ(公式サイト) |
使用教材
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テキストについてアガルートアカデミーのマンション管理士通信講座では、完全オリジナルの「フルカラーテキスト」が使用されます。このテキストは、マンション管理士試験に精通した講師がすべて作成したもので、出題傾向を分析し、合格に必要な知識を精査して反映したものになっています。 学習で常に使用するテキストをフルカラーにすることで、視覚的に情報を整理し、スムーズに理解・吸収できるようになっています。 また、このテキストでは、レイアウトにもこだわっており、図表にまとめたり、アイコンやマークを使用することにより、膨大な知識量を整理し、見やすさとわかりやすさが追求されたテキストです。 ただし、同じくフルカラーのフォーサイトの洗練されたテキストと比べてしまうと、残念ながら仕上がりのレベルは低いと言わざるを得ません。。 問題集について次に、過去問解析講座で使用する問題集は、問題が右ページで、その裏(左ページ)に解答・解説を掲載し、問題を解きながら答えが見えてしまわないようなレイアウトになっています。 eラーニングシステムについてeラーニングシステムについては、講義動画を受講すること以外は、問題演習機能などの特段の機能はないようです。 |
公式サイト![]() |
マンション管理士通信講座「TAC」の教材をリサーチ
TACは、1980年に公認会計士・税理士講座を開講して以来、宅建士、マンション管理士、行政書士など各種の資格講座を開講している業界最大規模の資格予備校です。
このTACのマンション管理士講座の教材について、ご紹介したいと思います。
マンション管理士通信講座 TAC の教材(テキスト・問題集)
![]() ![]() ⇒ 教材紹介ページ(公式サイト) |
使用教材
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テキストについてテキストは、本試験の傾向を分析し、長年の受験指導のノウハウに基づき開発されたTACオリジナルのテキスト「マンション管理士・管理業務主任者 総合テキスト」(TACが市販しているテキストで、2色刷り)が使用されます。 この「総合テキスト」の特徴として、以下のような点が挙げられます。 問題集について問題集についても、同じくTACが市販している「マンション管理士 項目別過去7年問題集」が使用されます。 eラーニングシステムについてeラーニングシステムについては、講義動画を受講すること以外は、問題演習機能などの特段の機能はないようです。 |
公式サイト![]() |
マンション管理士通信講座「LEC」の教材をリサーチ
次は、誰もが聞いたことのある業界最大手の資格予備校LECをご紹介します。
LECは、1979年に、司法試験の予備校として創立して以来、行政書士その他法律系の資格や宅建、マンション管理士その他不動産系の資格など、数多くの合格者を輩出してきた実績のある資格予備校です。
このLECのマンション管理士講座の教材について、ご紹介したいと思います。
マンション管理士通信講座 LEC の教材(テキスト・問題集)
![]() ![]() ⇒教材紹介ページ(公式サイト) |
使用教材
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LECのマンション管理士通信講座の教材は、LECオリジナルの教材が使用されます。 テキストについてテキストは、LECが市販している「出る順 管理業務主任者・マンション管理士 合格テキスト」が使用されます。 このテキストは、3分冊にセパレートできるようになっており、印刷は赤系の2色刷りです。 その他の特徴として、以下のような点が挙げられます。 問題集について問題集は、LECが市販している「出る順 マンション管理士 分野別過去問題集」と、講座オリジナル(非売品)の「出る順 管理業務主任者・マンション管理士 一問一答集」の2種類が使用されます。 eラーニングシステムについてeラーニングシステムについては、講義動画を受講すること以外は、問題演習機能などの特段の機能はないようです。 ただ、LECの講義動画の再生プレーヤーは、他社に比べてかなり使いやすいものになっていますので、個人的にけっこう好きです。 |
公式サイト![]() |
マンション管理士通信講座「ユーキャン」の教材をリサーチ
次にご紹介するのは、誰もが知っている「生涯学習のユーキャン」です。
ユーキャンは、資格・技能・趣味・教養など、あらゆる分野の通信講座を手掛け、その講座数は約130にも上っています。
これほどの大手資格スクールですので、「ユーキャン」と聞いただけで安心して受講できそうですね。ただし、他社の通信講座とは異なり、「講義」を中心とした講座ではなく、「教材」を中心にした講座になっていますので、注意が必要かと思います。
このユーキャンのマンション管理士講座の教材について、ご紹介したいと思います。
マンション管理士通信講座 ユーキャン の教材(テキスト・問題集)
![]() ![]() ⇒教材紹介ページ(公式サイト) |
使用教材
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ユーキャンは、他社の通信講座と異なり、講義がありませんので、まさにこの「テキスト」が肝になっています。 講義なしで、毎年多くの合格者を輩出していますので、テキストだけで言えば、通信講座の中ではナンバーワンと言えるかもしれません。 テキスト・問題集についてユーキャンのマンション管理士講座のテキストは、とにかくわかりやすく作られています。「庶民向け」というイメージでしょうか。 イラストや図解が豊富で、専門用語もかみ砕いて解説してくれていますので、スムーズに理解が進みます。 サイズはA5サイズでコンパクトなため、持ち運びにも便利ですね。印刷は赤系の2色刷りになっています。 問題集については、テキストに完全対応した過去問題集が使用されます。 eラーニングシステムについてユーキャンのマンション管理士講座では、受講生専用の「学びオンラインプラス」というeラーニングシステムが提供されます。 このシステムでは、ミニテストやポイント解説動画(テキストだけではわかりにくい部分をピンポイントで解説した動画で、1本あたり数分程度のもの)の視聴ができるようになっています。 |
公式サイト![]() |
【関連記事】
- マンション管理士の市販教材(テキスト・問題集)はこちら⇒マンション管理士の独学におすすめのテキスト、問題集
マンション管理士通信講座の教材(テキスト・問題集)を徹底リサーチした結果【まとめ!】
以上のとおり、マンション管理士の通信講座各社の教材について、リサーチしてきました。
ここで、とりあえずテキストの刷り色とオリジナルかどうかについて、次のとおり表に整理してみたいと思います。
フルカラー | 2色刷 | |
講座オリジナルテキスト |
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講座オリジナルの市販テキスト | --- |
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表に整理してみてたものの、正直なところ、どれが優れていると一概にはいえないことに気づきます。
フルカラーの方が見やすいですし、印象に残るというのは確かだと思います。やる気もアップするように感じます。詳しいことはわかりませんが各種の研究でもそのような結果になっているそうです。
しかし、2色刷がダメだとは思いません。2色刷でも十分にメリハリをつけた表現はできると思いますので。さすがに今の時代、白黒は厳しいと思いますが。。
結局は、どんな教材でも、最後まできっちり読んで、理解して、問題が解けるようになれば、合格するんです。
そして、オリジナルかどうかは、お得さをどの程度感じられるかといった程度の違いしかないと思います。高いお金を払って通信講座を申し込んだのに、使う教材が市販されている教材では、心理的に納得がいかないというような話ですよね。
たしかに、資格予備校が出版しているような市販テキストについていえば、市販テキストには載せていないような独自の情報を、講座オリジナルの教材にだけ載せているのではないかという期待もあったりします。しかし、市販のテキストだけでも十分に合格できるというのも、まぎれもない事実ですので、そのようなことは特に気にするようなことではないのかもしれません。
やはり結局は、ちゃんと勉強すればどれでもいいということになります。
あとは、今時のテキストはいずれも、合格に必要な範囲に絞るという点や、図表で解説したり、イラストを入れてわかりやすくしたりというのも、意識して作られているように思います。まぁ、仕上がりのレベルに違いはありますが。。
しかし、やはり、イラストが少ないからといって、ダメな教材だとは思いません。要は、勉強を続けられる教材であるかどうかです。それは自分との相性の問題になってくると思いますので、公式サイトでさらに情報収集したり、資料請求をするなどして、判断していただく必要があるかと思います。
それに、どの通信講座を選ぶかは、テキストなどの教材だけの要素で決まるものでもありません。講師やカリキュラムといった要素もあります。ですので、そのような様々な要素を総合的に判断して、どの通信講座を選ぶか判断していく必要があると思います。
このように、総合的に検討をする際のひとつの材料として、このページを参考にしていただければと思います。
なお、マンション管理士の通信講座について、テキストなどの教材のほか、受講料、講義・講師、合格実績、サポート体制、セールスポイントなどから総合的に評価したおすすめ通信講座は「マンション管理士のおすすめ通信講座【人気6社比較ランキング!】」でご紹介していますので、参考にご覧ください。
【関連記事】
- 通信講座各社の教材については、マンション管理士通信講座の教材を徹底リサーチ!のページをご参照ください。
- 通信講座各社のカリキュラムについては、マンション管理士通信講座のカリキュラムを徹底リサーチ!のページでご紹介しています。
- 【メリットと選び方のポイント!】マンション管理士通信講座の受講
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