◆2011.10.29 『煌☆雄兔孤塾〜世壊傷結愛魂祭〜』
名古屋公演1日目参戦記◆


 参戦してまいりました、YFC2011ジャパンツアー。大阪は平日だったため、名古屋の1日目、土曜日に参戦です。我が家(滋賀県)からだと大阪へ出ても名古屋へ出ても、それほど時間は変わりません。まぁ名古屋の場合新幹線利用なのでお金はかかるのですが(^^;) 名古屋公演は土曜で開演が早いのもありがたい。日帰りライブの場合はどうしても終電が気になって後半集中できなくなる田舎者の悲しさ。GACKTさんが琵琶湖ホールに来てくれる日は永遠に来ないのかなぁ。

 17時開場ということで、Zepp名古屋には16時半頃到着。名古屋駅からでも歩いて15分〜20分とZeppのHPには書いてありますが、迷子になると困るので素直にあおなみ線に乗りました。Zeppの隣の「ラ・バーモささしま」というビルに入っているモスバーガーでまずは腹ごしらえ。と言ってもカフェラテ飲んでポテトのSをつまんだだけ。実は滋賀を出る時腹痛に襲われトイレに駆け込むという非常事態が発生して、ひやひやしてたんです。変に食べたらまた痛くなるんじゃないかと。でもだからって何も食べずにライブに臨んで今度は空きっ腹すぎて痛くなるとか、エネルギー切れで倒れるとか、それも困るし。なのであったかい飲み物とちょっと炭水化物という。おかげさまで(かどうかはわかりませんが)その後腹痛がぶり返すことはありませんでした。ああ、良かった。ライブ中にトイレとか、悲しいですもんねぇ。ホール指定席ならまだしも、ライブハウススタンディングで途中抜けとか厳しすぎますし。

 17時過ぎ、先頭の人の入場が始まったか?という頃合いを見計らって入場待ちの列に参加。今回は整理番号644番。スタンディングキャパ1600人らしいので、真ん中よりはちょっと前、ってとこですね。当日整理番号が何番まで振られていたのかわかりませんが。昼間はいいお天気でぽかぽかだったけど、黄昏れて肌寒くなる中、「今日はどれだけ待たされるか」。ライブハウスというとどうしても「DrugParty大阪」の時の「開演1時間遅れ」を思い出してドキドキしてしまうんですが、無事17時25分頃、入場。ロッカーに荷物を入れ、後方段上がりのセンターちょい右寄りにスタンバイ。644番だとすでにポール際はすべて埋まっているし、前の方で頑張る体力はないし、中途半端なところで「見えなーい!」とやるくらいなら、後ろでも見やすい方がいい。最後列ポールから2列目だったけど、幸い前は背の低い人だったので、ステージ全体よく見えて我ながら良いポジション取りでした。まぁ最後方ブロックなのでVolvic等飛んでこないし、銀テープも取れなかったけどね。あ、でも何か1個飛んできたな。なんか、クッションみたいな…。誰が投げたんだったっけかな、すごい投擲力。

 開演18時まで30分あまり。一人参加はこの時間がちと退屈。17時55分くらいに「塾生代表の挨拶」。この日はTAKUMI君でした。「場内は禁煙、非常時は全員切腹!」と、昨年のYFC大阪で聞いたのと同じような内容だったと(あまり覚えてない…)。要は「開演前の諸注意」ですもんね。そして18時10分くらいに「開演5分前アナウンス」。You君でした。「開演5分前なのにTAKUMIの(だったと思うけど違うかも)チャックが上がらない」とかいう下ネタ(^^;)

 そして18時15分頃、いよいよ開演! メンバーがステージに!! GACKTさんがステージに!!!

 生GACKTさんは昨年の楽園祭以来。つまりほぼ1年ぶり。短髪GACKTさん、いかつい! 体がどんどん「北斗の拳」化してらっしゃる上に髪が短いと……。聖帝サウザーか金色のファルコか、的な(わかる人にはわかる)。右目にピエロっぽいメークをしてらっしゃったような気がするのだけど、途中から汗で落ちちゃったのか、わからなくなった。JONが対称で左目……だった気がする。ちょっと自信ないです。最後方とはいえホールよりは断然近くて大きいGACKTさんだったんですけど、細かいところはやはり。わたくし目が良くないですし。

 オープニングは『THE END OF THE DAY』。実はCDを買っていないので(配信でも買っていないので)フルで聞くのはこれが初めてだったのだけど、よくわかんなかった(笑)。作曲がGACKTさんじゃないせいもあって曲調はそんなに好みじゃない。あとツインボーカルの意味もよくわからない(ごめん)。GACKTさんもJONもかなり声がガラガラになっちゃってたし、JONはGACKTさん以上に声が出てなかったと思うんだよね。だからこの曲に限らず「ツインボーカルの妙」というのは正直実感できなくて。ビジュアル的には麗しい男二人が対称に動いたり絡んだり面白いけど、音楽的にどうなのかは……。「麗しい」と言ってもJONは白人さんで、なんかやっぱり怖いしなー、顔が。これは好みの問題で、JONが悪いわけじゃないけれども、「もう一人もGACKTさんだったらな」と思っちゃいました。20代の、まだ折れそうでとんがってたGACKTさんと今のGACKTさんのツインボーカルだったらどんなに魅力的かな、と。いや、無理だけどね、もちろん。

 しかしそうは言っても盛り上がります。音が鳴り出せば、自然に体が動きます。このところすっかり出不精で、わざわざ名古屋まで行くのめんどくさいよ〜、などと思っていたのですが。始まっちゃえば歌い踊ってしまうこの条件反射(笑)。同じアホなら踊らにゃ損損♪ スイッチ入ります。

 2曲目『NINE SPIRAL』、3曲目『SPEED MASTER』。よく知ってる曲が来るとさらにヒートアップ。きゃ〜、GACKTさ〜ん!!!

 次は新曲で……『LAST KISS』かな? YFCサイトに歌詞が載っているとはいえ、新曲の区別がつきませぬ。けっこういい感じの曲だと思った。今回の新曲の中では一番好みだと……(でももちろんほとんどまったく覚えていない。印象だけが残ってる)。5曲目『MIND FOREST』? うーん、もう曲順がさっぱりわからない。『MIND FOREST』は大好きな曲なんだけど、英語だったので……。日本語がいいなぁ、やっぱり。英語だと一緒に歌えないし、GACKTさんの書く日本語詞好きなのに。WORLD TOURからの流れで他にも一部英語で歌う曲がありましたが、日本帰ってきたんだから日本語でいいのに。

 曲順がまったくわかりませんが、脱ぎ脱ぎタイムの『妄想ガール』は6曲目くらいだった? サイトで詞だけ見た時は「なんじゃこりゃ(笑)」と思ったけど、ライブでは盛り上がりますね。振りといい曲調といい。「小悪魔ヘヴン」と同じカテゴリ。ここからボーカル二人はずーっと上半身裸なわけですが。

 いやー、もうホントに脱いでもすごいわ、GACKTさん(笑)。YouはShock!ですよ、ほんま(爆)。でね、GACKTさん色白いんだけど、本物の白人JONと並ぶとやっぱり黄色みがかってるんだよね。JONはピンクっぽい白で、GACKTさんは黄色っぽい白なの。顔も、GACKTさんって日本人離れしてると思ってたけど、JONの彫りの深さとはやっぱり違うなぁ、って。目がぼこっとへっこんでて、鼻がにょきっと突き出てて。凹凸的なメリハリが西洋と東洋では違うねぇ。……って、何冷静に観察してるんでしょうか。でもそういう観察ができるくらい今回ステージばっちり見えてたから。

 たぶん次が『Vanilla』。これやっぱり名曲! 盛り上がる!!! そしてエロい!!!!! 麗しい男二人が上半身裸で絡みながら歌うってどんだけ「やおい」ですか。ヨーロッパツアーの時の動画がネットに上がってるけど、「Yaoi fan service」って副題打たれちゃってて。ははは。たまに『Vanilla』のPV見ると、今との差が激しすぎてびっくりしちゃう。きっとGACKTさん本人も、10年後の自分見て「ええっ!」って思うんじゃないかなぁ。「何が起こったんだ!?」って。

 『EVER』とか『EPISODE 0』、『JESUS』は何曲目? 『JESUS』終わったところでGACKTさんがかなりフラフラになってて、ひやひやしました。ツインボーカルのいいところは、万一GACKTさんが倒れそうになってもJONが支えられるところだな、って。少なくとも、バッターンと倒れ込むのは回避できるのではないかと……そういうことを考えてしまうぐらい、息も絶え絶え。いつものことと言えばいつものことだけど、それくらい命削ってる人だけど。だから、決して「二人」いれば休憩できるとかそういうことでツインボーカルにしたんじゃないとは思うけど、でも多少は負担が減るのかな、とか。

 名古屋公演直前のblogで
「よくここまで喉がもってくれた。本当に感謝しなければならない。
毎日あんだけ無茶してんだ。
それでも、こうやって何とかもってくれるのは
みんなの愛情のおかげだろう。
その愛情に答えたいという気持ちが
無理なことを可能にさせる。」

 って書いてはって。ホントにね。息絶え絶えなのに、それでもちゃんと歌になると声が出る、しっかり歌ってくれる。応えないわけにはいかないじゃないですか。

 でも最前列の人たちは応えすぎ、触りすぎだと思いました(笑)。時々スタッフがGACKTさんやJONが客席にひきずり下ろされないように後ろから引っ張り上げに来るんだけども、あれは「本人」が落ちないようになのか、「ズボン」が落ちないようになのか、両方なのか。ってぐらい、みんなお触りしすぎでした。なんかひやひやしました。それでなくてもヒップボーンなのに、さらに下げられるちゃうんじゃないかと……。

 『JESUS』の後は『ALL MY LOVE』だった? そして最後が『又、ここで会いましょっ』かな? 新曲の区別がつかないもので……。「10年後20年後の日本を作るのはおまえ達だ、わかってんのか!?」「一緒にいい国作ろうぜ!」とかって、言ってはりました。去年も似たようなこと言ってはったと思うけど、そしてたぶんずっとその想いはGACKTさんの根底にあったのだろうけど、震災を経た今年は特にこの日本という国に対する危機感が強いんだろうな、って。『又、ここで会いましょっ』の詞も、「震災」の影響を強く感じる。いや、まぁ、いつ作った曲なのか知らないけれども。

 私は『MOON』の系譜が好きだし、ずっと『MOON』サーガの新曲を聴きたいと思ってて、だから『THE END OF THE DAY』なんかは「別にこれはGACKTさんじゃなくてもいい曲じゃないか」とか思っちゃうんだけど、CDでただ「曲」だけを聞くのと、ライブで実際に「メッセージ」として聞くのとはまた全然違って……。

 GACKTさんの満足げな、誇らしげな、笑顔。同じ時間・同じ空間を共有すること。日常のリミッターをはずして、弾ける祝祭空間。いっぱい叫んで、踊って、1年間心と体に溜まった澱を汗とともに全部排出した感じがしたなぁ。ライブってデトックスだと。左肩や左手首が痛いのもライブ中は気にならなくて、「あれ、治った?」って思うとやっぱり翌日痛かったりとか(笑)。ずっと運動不足なのに待ち時間混みで3時間くらい立ちっぱなしでいられる、2時間踊れる、って、ねぇ。家ではすぐ座っちゃうのに(どんだけおばはん)。ライブの魔法、GACKTさんの魔法だね。

 でも冗談抜きで3か月に1回くらいライブ参戦してたら体の調子がすごく良くなりそうな気がする。まぁお金もないし、何よりGACKTさんが無理だけど。来年はまた舞台だものねぇ。ライブはいつあるか……。YFCはGACKTさんとの距離が近くて、ストレートな表現がじかに体に響いてきて楽しいけど、でもホールでのvisualiveもGACKTさんにしかできない表現で、何より『MOON』サーガの続きが見たい、としつこく思っています。ツインボーカルでJONとの絡みが多かった代わり、You君やChachaさんとの絡みが少なかったのも残念。ジュンジ君やチロリンさん、そしてju-kenはどうしているのかしら……。もうGACKT Jobには参加しないのかなぁ。

 終演は20時15分頃。「忘れ物しないように。グッズの在庫なんか残さないように!」という諸注意は真矢さんでした。あっという間の2時間。楽しかった!!!

GACKTさん、ありがとう♥


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