「生南コーチのナイショ話」




///// ある練習日、コーチ2人がグラウンドを見つめながら...../////


コーチ:A 「なぁ〜、ウチのクラブも1年生から6年生まで合わせたら、ごっつい人数になってきたでー...」
コーチ:B 「そうですね〜」
コーチ:A 「それでな〜、最近、思うんやけど、これだけ部員がおるねんから、将来、ひょっとしてこの中からJリーグの選手とか、もっとひょっとしたら日本代表選手なんて出たりなんかしてなぁー!」
コーチ:B 「まったく、あり得ない話でもないですよねぇ〜...」
コーチ:A 「そこでや、このまえTVで見てんけど、野球の松井選手の使ってたサイン入りのグローブが80万円の値うちがあるんやて!
コーチ:B 「へぇ〜!! 80まんえん!! けど、それが何か、関係ありますのん?この子達と...」
コーチ:A 「にぶいなぁ〜!」
コーチ:B 「へぇ?」
コーチ:A 「この子達の中から将来、Jリーグか、サッカー日本代表選手とかが出てみぃ! ”日本代表××選手が小学校の頃、使っていたスパイク!100万円!” ってな事になるやんけー!」
コーチ:B 「なるほどー!ホンマやー! え、えらいこっちゃー!」
コーチ:A 「せやろ!? せやから今のウチに ”おっ!この子はひょっとして...!” と思う子のスパイクなんかをもらって置いとくねん!」
コーチ:B 「えっ、10年以上もですかぁ? 部屋、クサ〜なりますよ...」
コーチ:A 「あほっ! 100万円やどっ! ちょっとくらい部屋、クサ〜なってもかめへんやんけっ!」
コーチ:B 「あー、コーチの部屋、今でもくさいですもんね...」
コーチ:A 「うるさいなー!」
コーチ:B 「けど、どうやってスパイク、もらうんです? まさかコーチが ”なぁ、君のスパイク、くれへん?” なんて言われへんでしょ?」
コーチ:A 「もー、考えてあんねん。 ””おいっ!××君!ちょっと来なさい。 君、蹴り方がおかしいゾ!あれっ? ははぁ〜ん、これはちょっとスパイクが合ってないなぁ〜、サイズの合ったスパイクを履かんと、うまくなれんゾ! おっ、たまたま君の足のサイズにピッタリのスパイクを僕がもってるから、特別に君にあげよう、これを使いなさい。 でも、また古くなったり、小さくなったら返してね!...””
  ...みろ!これでもう、スパイク2足ゲットや! 200まんえんゲット...」
コーチ:B 「その子の足のサイズを調べて先にスパイク買うておくんですか! 用意周到ですね」
コーチ:A 「当たり前や、なんせ100万円やからな...100まんえん、100まんえん...」
コーチ:B 「...でも、それはまず、この中からJリーガーが出て...の話でしょ?...」
コーチ:A 「そうやっ!、よぉ〜し、そうと決まったら今日からビシバシ行くどー! 
集合っー!!
コーチ:B 「な、なんか、おかしぃ...」
 

 

*生南FCの子供達へ...

ある日、コーチが「このスパイク、あげるわ..」と、スパイクをくれたら気を付けましょう。

 


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