年末の一大行事”大掃除”・・いやはや大変ですね。でも焦らずゆっくりとかたづけましょう。
毎日少しずつ・・とはいかなくともね・・・(^o^)、
「11月頃から少しずつやっていればこんなに苦労しなくとも・・と毎年思います」
どうせ男は邪魔だから・・なんて遊んでいると、そのうち粗大ゴミにされますので
ここは「意を決して」手伝いましょう(魚釣りを我慢してね (^_-))。
毎年の作者の分担といいますか、割り当てといいますか、ちょっとご紹介いたしますと
1.障子の張り替え
2.網戸の掃除
3.ガラス拭き
4.ワックスがけと蛍光灯拭きと室内の掃除・・・などなど!
まあこれだけやっていれば、定年退職後も粗大ゴミにならずに済みますかね?
これだけやって、一番最後に玄関に注連飾りをつければ迎春準備完了です。
其処までしてやっと「あぁ、正月なんだな」って実感がわいてきます。
紅白も見なくなって久しく、段々正月って実感が伴わなくなってきています。
それでも、この「年末大掃除」で少しでも実感を、味わっておきたいですよね。
下は、ノウハウといいますか蘊蓄を少しばかし・・・勝手なノウハウ混じりですが
まずは
1.障子の張り替え からです。
障子紙、障子糊はホ−ムセンタ−などで売ってます。霧吹きも忘れずに準備しておきましょう。
障子紙も94cm×15mなんてのがありますのでそれを購入しておきます。
もしも、余っても腐りませんので多い目が良いでしょう。
これだと障子を継ぎはぎするのではなく、1枚丸ごと張り替えが出来ます。
子供に手伝わせて古い障子を剥がしましょう。
普段は、障子を破ったら叱られる子供達が、この時とばかり張り切って破いてくれるはずです。破いた後は濡れたぞうきんで丁寧に障子の桟をごしごし擦って、綺麗に障子を剥がしておきます。
障子紙の寸法は少し大きめに測ってカットしておきましょう。
糊は粉を溶くのではなくチュ−ブに入っている方が素人向き。
←抽出口はガイド付きで桟の中央に直線上に糊が引けます。
糊は外周と言いますか、外回りをたっぷりめに中程は少なめに塗りましょう。
塗り終わったら、指で糊をのばしましょう。
外周部は、はみ出させるぐらいが良いでしょう。
中程は、糊の山が無くなるくらいで良いでしょう。凹凸や塗り漏れが無いように。
糊をのばし終わったらいよいよ障子貼りです。障子は裏表があります。カ−ルしている外側を接着面(障子の内側)にすると綺麗に
貼れます。(その様に巻かれて市販されてます)
最初の貼り始めがちょっと難しい。
糊の接着力よりカ−ルの戻りの力の方が強いので・・できたら誰かに最初の所を
押さえてもらいましょう。
上の方から貼りますが障子枠1つ分程が貼れたら後は真ん中の桟を押さえるようにして
真ん中から外へ外へと向かって弛みを無くして貼ってゆきます。
全体に貼れたら桟の上を丁寧に指でなぞります。
糊のダマになっているところが無いか、糊のとぎれている所はないか。
特に外周部は丁寧に。
全体に撫で終わったら外周部の隅っこ(余分の障子紙を切る所)を爪でスジを
入れます。
障子の外枠と桟には、
段差がありますので
凹みに沿ってゆけば簡単です。
2〜3週なぞって、
スジが出来たら良く切れる
カッタ−でなぞり、切れ目を入れます。
糊がまだ乾いていませんので丁寧にカッタ−を使います。
濡れた障子紙は切れが悪いので、カッタ−で障子紙を剥がさないように注意しましょう。
カッタ−目は強く入れなくとも障子紙1枚切れる程度で良いでしょう。
何回も張り替える訳ですから、カッタ−目を強く入れると障子枠を痛めてしまいます。
カッタ−目が入ったら、端っこから丁寧に余分になった障子紙を剥がします。
せっかく貼った障子紙を剥がさないように注意して・・・・其処までできたら次は、霧吹きの出番です。
障子全面に霧吹きで水を吹きかけます。
まんべんなく、ビチャビチャになるくらいでも構いません。
障子紙(和紙)は水分を吸収したあと乾かせばピンと張ります。
貼る途中で少々弛んでもこの霧吹きのおかげで、乾けばピンと張ってプロ並みに見えます。
後は、乾かせば完成です。日陰よりも日向の方が早くて良いでしょう。
慣れれば6枚を2時間くらいでしょうか。
張り替えた障子を家の前にズラッと並べて乾かします。
白いついたてが周り一面に出来たような感じで、まさしく年末の風情です。
いいものですよ!
−次は−
2.網戸の掃除に取りかかりましょう網戸は夏場に利用してから、その後忘れられて、いざ掃除となったらホコリやゴミで意外に
汚れています。
掃除は、ブラシでごしごし・・なんて無用です。破れてしまいます。
塀に立てかけて上から、ホ−スのシャワ−で水をかければ意外や意外、綺麗になります。
水洗いで充分でしょう。
水洗いが終わったら塀に立てかけておきましょう。網戸が破れていれば張り替えましょう。
冬場は無いかもしれませんが、夏場に張り替えグッズが発売されてます。
こちらも障子紙同様のロ−ルになった網のシ−トです。
1ロ−ル買えば網戸3〜4枚は楽でしょう。その他に、網を止めるゴム製のチュ−ブ
← こんな断面です。
そのチュ−ブを止めるロ−ラ−などが張り替えグッズです。
止めチュ−ブはサイズ(直径ですが)がいろいろあります。
買う前にサイズを測っておくと良いでしょう。
破れた網戸を引っぺがすとゴムチュ−ブが取れます。
そのサイズより1サイズ上の大きいサイズが良いかもしれません。張り替えは簡単です。障子の様に霧吹きの必要もありません。
破れた網戸を外して枠だけにします。
網をその上にかぶせて大きさを測り切り取ります。
この時、チュ−ブの押さえしろが必要ですので、大きめに切り取っておくと良いでしょう。
説明書には、「端っこをクリップで止めてから、ゴムチュ−ブをロ−ラ−で・・」
なんて書いてますが、作者の場合クリップなんていりません。
網の目が水平垂直になっていますので。
初めの辺は弛みなど構わず網の目を利用してとにかくまっすぐにして、
ゴムチュ−ブをロ−ラ−で押し込みながら止めます。
その次に続く辺もとにかくまっすぐに弛みを気にせずに止めます。
そして2辺がしっかりと止まってからが、腕の見せ所。一方の手で網を引っ張りながらロ−ラ−でゴムチュ−ブを押し込みます。
ゴムチュ−ブの押し込まれしろがあるため網はピンと張ります。
後は網目が蛇行しないようにまっすぐまっすぐに押し込みます。
残る一辺も同様に押し込めば完成です。
肝心なのは網を引っ張る加減です、引っ張りすぎると破れますし、弱いと弛みます。
とにかく網目に沿ってまっすぐです。
網が張り終えたら、余分の網を切り取ってオシマイ。さすがに網戸の張り替えはコツがいりますが完成したら感心されますよ。
いよいよ次は
3.ガラス拭き
ぞうきんを濡らしてから、かたく搾って外側の砂汚れ、内側の油汚れ、手垢などを綺麗にします。
その後にガラスクリ−ナ−をガラス面の全面に。シュワ−・・・ガラスクリ−ナ−を拭きとる時は、乾いた綺麗なぞうきんで、
さらに仕上げ拭きは、乾いた雑巾に持ち替えて・・・と
3種類の雑巾を用意しましょう。
特に、仕上げ拭きは中/外の2枚で1セットに。
一見綺麗になったガラスも、斜め見で光にすかすとクモリが見つかります。
このクモリがくせ者で、2Fの窓を下から見上げられると、このクモリのおかげで
せっかく綺麗にした窓ガラスも台無しです。そこで、仕上げ拭きの時、中/外の2枚で1セットにした雑巾を両手で持って
これでもかっていうくらいに、窓を磨きたおします。
斜め見で光にすかしてクモリが見つからなくなるまで磨きます。
これが結構大変な作業です。それが終わってから、ガラス窓の桟をぬれ雑巾で拭きます。
滅多に掃除しないので、ホコリ、泥が一杯。
何度も雑巾を換えて・・・
結構大変ですよ・・これだけで1日まるまる掛かります。
そしていよいよ
4.ワックスがけと蛍光灯拭きと室内の掃除を経て迎春準備完了
縁側のワックスがけ。
きつい掃除です・・作業です。
女性には辛いからやってあげましょう。ハタキでは届かない高い所の掃除機がけからぞうきん拭き。
蛍光灯の傘を外して誇りを拭いてと・・
とにかく高所作業や力のいる掃除、タンスを動かして、洗濯機を動かして・・と
電気製品は電源コ−ドにホコリがたまると発火する事があります。
年に1回くらいはホコリを取って。そして最後に、車の洗車と注連縄飾りで終了と・・
ここまでで、晴れた日で2〜3日はかかります。その後は大晦日の夜。
全てが終わって一杯ひっかけて、酔っぱらっててても、
大掃除の効能か文句は言われません。正月にかけて、飲み正月としゃれましょうか?
あっ、そうそう・・年末年始の酒切れにご注意を!
それに、貸しビデオも用意すると良いでしょう。
年始は、どんなにテレビのボリュ−ムを上げても大目に見られます。作者の場合は、ビデオの出力端子をステレオにつないでホ−ムシアタ−してます。
「地響きや! 雷や!」って嫌がられてますが・・でもこれで「STER WARS」
見てたら迫力ありますよ。もちろん夜で電気は消してますが。