第四章「天然もの」釣りたてアジを唐揚げでどうぞ
(新人登場!)


何処でもそうでしょうが「新入社員」と言うのは、なかなか良いもんでござんす。

自分の時は、なかなか思い出せんのですが、 たぶん「かわゆ」かったもの(^_^;)とご推察!

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7月のアジの釣れ始めに、会社の新入社員(以下 U君と呼ぼう)が参加。

先輩で昨年の盆休みに参加した一人でもある、I 先輩に誘われたご様子。

「U君の分の竿あります?」とのご質問。

「あぁ、竿ならいくらでもある。竿も仕掛けも用意しとくから来たらいい」

U君は、どうやら釣りは初めてのご様子。

それならサビキでのアジ釣りは簡単でちょうど良い入門編(^o^)。

当日までの間に話が盛り上がり、

「バケツに一杯釣れるで、いや4人も参加したらバケツ2杯分や・・」から始まって、

とうとう・・「○○さんちで釣ったばかりのアジを唐揚げにして、食べたい」って

(釣ったばかりの天然アジの唐揚げの旨さを、覚えてしまったらしい。昨年かな?)

「おぃ、おぃ・・無茶言うなぁ。所帯持ちの事情考えんと・・・」ったく!

でも結局、作者の一番恐い人に了解をとり、天ぷら鍋だけ借りて後は自分たちでする事。

庭にパラソルと椅子を持ち出し、バ−ベキュ−スタイルでやる事。を条件にOKを取得。

「熱いで−。この夏の異常な暑さの上に使うんやろ!ビ−ルがなんぼでもいるで」

とまあ、若者のノリに押されたかたちで、今年は異常(?)じゃなかった楽しみなアジ釣りに

当日の集合も昨年と同様「餌屋の前で午前3時50分」。

前日、飲みに行くとかで「あんまり飲むなよ!明日はやいで」との注意が届いたかどうか?

でも、待ち合わせに遅れずに来たところは、エライ!(なに!一人飲み過ぎってか(-_-;)

新人のために餌屋からご指導(?なにっもう良いって)申し上げ、釣り場へ。

これまた新人のために竿、仕掛けの準備と餌の付け方(と言ってもかごの中にアミエビを放り込むだけ)

タナの取り方、しゃくり方を全て口頭で教えて、後は勝手に見よう見まねでやってね。

アジは向こうから食ってくるので、腕はそんなに要りません・・・って言いかた、おかしい?

ようするに下手でも釣れるッテ事

後の二人は、放っておいてもOK。

 自分の仕掛けも完了し・・・投入・・待つ事しばし・・・・

漁船の出船に誘われてか、エンジン音に脅されてか、アジも出船となりました。

最初は、先行みたいなのがポツポツ釣れだして、そのうちに爆釣モ−ドになります。

最初のが来たとき、「ぼつぼつ釣れ出すで!」と合図。

そしていつもながらの竿2本での、爆釣モ−ドに入った。

U君も一匹づつですが、負けじと釣ってるご様子。

この分なら、大丈夫。放っておきましょう。

 アジ釣りは、釣っている時「この爆釣が少しでも続きますように」

って祈りながら釣っています。

麻薬の様な感覚があり、いくら釣っても「もう少し、もう少し」って・・

誰かが止めてくれるまで釣り続けたくなります。

竿にビンビン伝わる感覚も、やみつきものです。

この時も釣れ出したのが4時30分頃で、終わりかけが5時30分と

これまた決まったような具合。

作者一人でバケツに半分くらいでしょうか。みんなでバケツ一杯ぐらいでしょうか
(って、そんなに食えるのかって?・・大丈夫!余れば持って帰って頂きますので!)

いつもなら、これで帰るのですが今日は帰れません。

なんせイト−ヨ−カド−で買い物をしてからでないと帰れません。

(肉と野菜と唐揚げ粉/コップに割り箸に炭・・を買って帰って、

  バ−ベキュ−の用意をしないとね!)      

イト−ヨ−カド−が開くのは10時だから9時30分頃までは粘る予定。

 それからは、アジ釣りを変更しシラサエビで底ものを狙います。

ガシラやアブラメ等ですが・・

日が高くなると気温もグングン上昇します。其処はO型の作者の事、

海水浴に持ってくパラソルを用意しています。

三脚スタンドと水を入れたバケツで固定しちゃんと日陰を作ってやります。

これなら、頑張れるでしょう。

 それからは、鯊(ハゼ)釣りになりました。

「この鯊大丈夫かな?顔の辺り青い・・と言うより水色やで?」

「大丈夫やろ!唐揚げにしたら!鯊は旨いで」といい加減な事を言ってました。

変な鯊を食ったために、全員食中毒で入院。なんていただけません。

加熱しても死なない菌はいくらでもいます。

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でも、結果から申し上げるとこの鯊が絶品で!美味しかった。

頭は飛ばして胴体だけ三枚に下ろして唐揚げにしましたが、背びれまでバリバリと・・

いや〜ぁ旨かった。アジよりも・・・

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アジ釣りからハゼ釣りにメバルも混じって結構いろいろ釣れました。

もう良いかな、と言うよりもう釣り飽きて帰りたくなってます。

気温もグングン上昇し30゜Cを超えてそうな予感。

時刻はまだ9時前です。まだ早いと思ったが、神様(奥さん)から

「休みの日は、9時から開いてるよ」とお助けの一言が携帯から・・

「おい、引き上げよう・・・これ以上 いたら熱中症や」

満場一致の賛同を得、早々に納竿とあいなりました。

それからは・・・・・(^_^)/~

いろいろと用意を調え、自宅の庭にパラソルを拡げ、パイプ椅子をだして、

バ−ベキュ−と、唐揚げ祭りの開催です。

 真夏の庭での唐揚げ(熱いのなんのって)・・・・美味しかったのを順に並べると

1.メバル・・・実の甘い事。唐揚げにしたらとろけそうでした。

2.鯊・・・・・背びれまでバリバリと・・いや〜ぁ旨かった。

3.アジ・・・・天然鯵の唐揚げはこれまた旨い。

真夏の庭ですので、熱さも最高ですが、天然物の揚げたても最高でした。

・・えっ!何ですか?

「4人で、バケツ一杯のアジを全部食ったのか」って?

いえいえ!いくらなんでもそんなには食えません。

バケツに半分くらいのアジは残ってました(^^;)

その残りのアジをU君に「持って帰ったら」って勧めたのですが・・・・

至って遠慮深いお方でご辞退。結局、先輩にあたるA君がお持ち帰りに。

 この美味しい釣行は、毎年の恒例行事になりそうな予感がしています。


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