第二章   俺は兼業漁師か?

8月に入った最初の休日。その日は休日出勤のつもりだった。
朝4時からアジ釣りに行って、朝7時までには帰るから、
それからゆっくり出勤しても8時30分には会社に着く。
前回の釣行で釣れるのはわかっていた。

又々、午前4時前起床で釣行した。

常連のおじい様方と挨拶の後、二刀流の用意。

いつも通りと言うか、ポツポツと上がってきたかと思ったら、
サビキの針一杯にアジがついてきた。
この、二刀流というのは、とにかく忙しい。
単純作業というか、流れ作業と言うか。
とにかく、機械的に餌の投入からアジ外しを繰り返す。
これだけ釣れるのだから、餌は無くても・・なんて考えがちだが、
それは間違いで、餌を投入しなければ「アジ様」はお隣へ移動してしまう。
少しでもいいから、餌を投入し続けなければ・・・

で、その日も5時半頃にピタリと止まった。
釣果としては、150匹程度か?

家に帰ると、ラジオ体操が7月末で終了したためか家族は未だ夢の中。

このアジは、親の家とご近所に配布をお願いして、会社へ・・
アジ配りが2回目だったので・・・
ありがた迷惑じゃなかったかな?なんて思いながら

漁が終わってから会社へ出勤。これじゃあ兼業農家ならぬ兼業漁師だよね。


戻る