コラム

社員の化学日記 −第172話 「なんてこった!」−

今の砂糖は石油から出来ている。昼食で、出てきた言葉だ。砂糖は体に良くないとの会話から砂糖の種類や、原材料、体への影響のことなど。

いよいよ今年も残り2か月ほどとなり晩秋の便りが届くころですが皆さまお加減はいかがでしょうか。 ここの所一気に寒くなり、初秋があったのかどうかがはっきりしないですね。

さて突然ですが強制ダイエットに入ります。・・・というよりダイエットしないといけない状況?

正確には糖質を制限して血糖値とHbA1cを下げないといけなくなった・・・というのが正解です。

なんでそんなこと「なんてこった」な状況になったかと申しますと、毎年6月7月頃になると夏バテのように倦怠感と食欲が落ちるような状態でスポーツドリンクなどで水分と塩分を補給しながら耐えるわけなのですが、 昨今のコロナ太りとドリンクの多飲が原因のようで血糖値とHbA1cが・・・

主治医からは 「糖質を控えてください」 との指示。糖質を控えるのであれば結果的には糖質制限ダイエットと同じことなので。

糖質の過剰摂取による肥満の原因は至極単純で、血液内に吸収したブドウ糖がインスリンの働きによりエネルギーとして利用されます。 過剰の糖はグリコーゲンや脂肪として蓄えられ、その結果が肥満の原因に。 さらに肥満によりインスリンの働き自体が弱くなり、血液中に糖消費されずに高血糖状態となります。

糖質制限は糖分やでんぷん質等の食事による糖質を制限することで、インスリンの分泌量を抑えて膵臓を休ませ、必要なエネルギーは食事からの他、 体内に蓄えられている脂肪やたんぱく質を分解してエネルギーとして使用するため、結果的に糖尿病の改善と体脂肪の減少現象の効果が得られます。

では実際にどの程度制限するかですが、私の場合で1日糖質120gを制限目標としています。

糖質120gがどの程度かと申しますと、ごはん1合(約300g)が糖質約110gですから、1日に食べられる糖質の接種許容量はごはん1合まで、ただし、 その他副菜(特に芋類やニンジン、レンコン、トウモロコシなど主にでんぷんを蓄える野菜類)にも糖質は含まれますからその分を含めてごはん200g相当としています。

さてその効果のほどですが、食事の制限をしてから約2か月で約8kgの減量。また血糖値も正常範囲内まで低下し、今のところは順調ですかね。 まだHbA1cはまだ高値のため、まだしばらくは低糖質の食事は続くことになりますが。

(注)本内容は医師の指導の下で定期的に検査を行いながら実施しております。 腎臓に疾患を持たれている方、妊婦さんやご高齢者には不向きな場合がありますので必ず医師に相談してください。

次回は実際の食事内容などを報告できたらと考えております。ではまた次回をお楽しみください。

【からくり長屋の錬金術師(ペンネーム)】

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