コラム

社員の化学日記 −第156話 「無題」−

季節柄か、最近よく蚊に刺されるようになってきました。

特に、電車に乗って寝ているときに、刺されていることが多いです。

なんかかゆいなと思って目を覚ますと、時間が経つにつれて腫れてくるので、蚊に刺されていたことに気が付きます。

こんな時は、掻かずにかゆみ止めを使った方がいいのですが、大抵何か所か刺されているのでかゆくてたまらなくなり、我慢できずに掻いてしまうことが多く、血が少し滲んできてしまうこともあります。

かゆみ止めというと、子供の頃にみんなが知っていたのは、「キンカン」や「ムヒ」でした。

最近では、色々なものが出されているので、どんな成分が入っているのか調べてみました。

清涼感を与えることで、かゆみを感じさせなくするタイプには、アンモニア、l-メントール、d-カンフル等が使われています。

かゆみや炎症を抑えるタイプには、かゆみを抑える抗ヒスタミン薬のジフェンヒドラミンや、炎症を抑えるグリチルレチン酸等が使われています。

炎症を抑える効果が強いタイプには、ステロイドが使われています。

ステロイドには、強さにランクがあり場所によって使い分けるようですが、長期間使用すると副作用が出る場合があるので、使用期間が決められています。

【三津和次郎(ペンネーム)】

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