コラム

社員の化学日記 −第143話 「無題」−

コロナウイルスが流行するようになって,3密(密閉・密集・密接)を避けることと,手洗いを行うことを意識するようになり,普段の生活が大きく変わりました。

一番大きな変化は,これまで,マスクを着けるという習慣がなかった自分が,今では外出するときは必ず着けるようになったことです。

理由は,今回のコロナウイルスの特徴として,感染した場合に症状が出ていなくても人に移す可能性があり,高齢者は重症化しやすいということが報道されたからです。

自分がうつされるかどうかだけなら,それほど気にはならないのですが,高齢の親と同じ家で生活しているので,自分が感染すると親に移してしまうと考えると,煩わしくてもマスク着ける方を選ぶようになりました。

慣れるまでは,マスク自体が気になったり,息が苦しくて少し気分が悪くなったりしていましたが,今では,それほど意識しなくなりました。それよりも,安心感の方が大きいです。

意識して距離を人との開けるようになりましたが,通勤電車では,距離を開けるのが無理な場合があるので,早めに出勤してできるだけ乗客の少ない時間帯に乗るようにしてはいます。それでも,多くの人が乗ってくる場合もあるので,その時は諦めるしかありません。

外から帰って来たときの手洗いは以前からしていましたが,水だけか石鹸を使っても手の平を簡単に洗う程度でした。今では,外から帰って来たときだけではなく,外出先でも何かに触った後は,頻繁に手洗いをしています。

手の平,手の甲,指先,爪の間,親指,指の間,手首をちゃんと洗っているか確認するようになりました。

最初は,面倒臭かったですが,続けているうちに当たり前の習慣になってしまったので,今では,きちんと手を洗わない方が気になるようになりました。

つい最近,コロナウイルスによる緊急事態宣言が全国で解除されたので,最初の波は乗り越えられたと思います。

次にやって来るであろう波がどれくらいのものになるのかわかりませんが,これまで以上のものにならないことを願っています。

【三津和次郎(ペンネーム)】

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