タヌキって呼ばないで
そう大きくなったミルクを外で一瞬見かけるとまるでタヌキ!!
こんな体型になったのは家族からえさ以外にいろんなおこぼれを貰うのが原因?(笑)
彼を拾った時から、野良くんなのにさほど痩せた感じはありませんでした。
長毛種の猫の所為かちょっと太って見えます。
しかし、シャンプーの時、体が濡れてしまうと体の線がハッキリ出て見た目よりは大きくないです。
シッポの毛は所々ぼろぼろだったのが、
成長とともに、これまたタヌキの尻尾のように生えそろってきました。
最悪の日
ミルクを飼い始めて半年が過ぎた頃、
彼は外に興味を持ちはじめ、戸や窓を開けると脱走し始めました。
何度も阻止しましたが、ミルクの外への魅力よる素早い行動には勝てず、
とうとう室内飼いするのを諦めて、(トイレのしつけもすんでいたので)
外への散歩を許す事にしました。(甘い親バカ(^^;)
それでも、ミルクの行動を全て監督できないので
他所さまでいたずらをしないかちょっと気を揉んでいましたが・・・
そんなおり救世主が現れました。
まあ、それは、ミルクにとっては最悪君でしたが・・・・(笑)
ミルクを飼う前、ガレージのところでよくキジトラのミルクと同じタヌキ体型のニャンコちゃんをよく見かけていました。
ミルクの外歩きもちょっとなれた時のこと。
ミルクが庭に出たとき、ちょうどそのキジトラくんがうちの庭の向こう端を横切るのが見えました。
その時、猫の習性(雄同士はかなり仲が悪い)をあまり知らなかった私は、その方向を指差し、
「ほら、お友達がいるよ」などとミルクにのん気なことを言っておったのです。(^^;)
が、ちょっと家の用事をするため目を離したその時
フンギャオォォォォ〜〜〜〜〜
というけたたましい鳴き声が上がり、すぐさまミルクが家の中に駆け込んできて、
その足でそのまま二階まで駆け上がって行きました。
こちらも何が起こったのかサッパリ分からず外を見ると
先ほどのキジトラがいつの間にか近くにいて逃げて行こうとしていました。
あのニャンコにちょっと脅されたのかなと思いながら、
二階に上がると、ミルクの様子がおかしいのです。
よく見ると、左肩あたりに血は既に舐めたのかあまり出てませんでしたが、
くっきりと分かるほどのぼこっと開いた傷を見つけました。
小さな牙が丸ごと入ってそのまま抜けたような感じの・・・
相当ショックだったのか、2日ほどミルクは何も食べないで、家族の誰にも体も触らせませんでした。
うちの庭も含めて近所周りは、キジトラくんの縄張りに入っているらしく
それ以来、ミルクはそのキジトラくんを恐れて、
私の思惑通りお散歩コースがほんとに家の周辺だけになってしまいました。
キジトラくんには、怪我の治療費がかかったのは痛かったけど
ちょっぴり感謝・・・(笑)
でも、ミルクには家族に噛み付くぐらいなら、キジトラくんに
たまには一矢報いろとも思っている今日この頃・・・
ご飯は様子をみて
このごろミルクを見て感心するやら飽きれかえるやらする事があります
それは、
まんまるとよく太って育ってくれたうちのニャンコは
その体型通りにエサもよく食べます。
エサの量が少ない時は、何だか食べたりないのか
台所や食堂のテーブルの周りをうろうろして、
挙句の果てにはテーブルの上にのって、エサをさがそうとします。
当然、家族の叱咤を食らう事になりますが、「先に手を出したのは」の項で書いたように、
テーブルの上には美味しいものがのっていると、認識がインプットされた彼にとっては、
「この(テーブル)上に上ってなぜ悪いの」ところでしょうか。
それで
この所、その考えに輪がかかったようです。
いつもご飯時になるとお腹がうるさいので、ミルクのご飯は私達の食事の前にやっているのですが、
食いしん坊の彼が、そのエサを半分残すのです。
(残すというよりある程度食べたら、ちょっと満足した一休みって具合かもしれませんが・・・)
そして、
私達の食事の準備が整うと、ちゃっかりと空いている席に座ってくるのです。
クンクンと匂いを嗅いで、テーブルの上のものをチェックし始めます。
誰かが自分の口元へ食べ物を持って来てくれるまで粘るのです。(^^;)
やがて、
くれる食べ物に満足するか、もう食べるものがそれ以上貰えないとあきらめがつくとテーブルから離れていきます。
でも、
食い足りないと思う時は、さっき残したエサの所へ行って、続きをモクモク食べてます。(笑)
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