ニャンコ徒然草 その3


本物よりも

それは先日の台風の日でした。
うちの庭を前から数匹のニャンコたちが時折通り過ぎていくのを知っておりましたが、
その昼台風の日、ふとガレージのそばをうろうろするニャンコらしきもを見つけました。
ところが、その体つきと模様に見覚えがなかったので
どこのニャンコかなと思っていたら、彼?彼女?がふとこちらを振り向きました。
そのお顔見てびっくり、ありゃ、猫じゃない!!
生では初めて見ましたが、間違いなくタヌキでした。
息子が車を運転するのにガレージの方へ行くと、たびたび見かけると言っていましたが、
本当にこの住宅街に出没してたのですね。

初お目見えのタヌキくんでしたが、後でよくよく思い出してみると
うちのミルクと変わらない大きさだったのです。
いやむしろ、ミルクの方が少し大きめ・・・・(^^;)
やっぱりあんたはタヌキに間違われて当然なのね。

こう見えても結構律儀者なんです。

なかなかワンちゃんより愛想が無い猫一族ですが、
中には飼い主に抱かれるのが好きっていうニャンコちゃんもいますね。
そういう子は猫ながら愛いやつと飼い主も満足感がえられます

しかし、うちのミルクは、そんな大人しく抱かれるの真っ平御免で
ものの5分と私の膝にはいてくれません。(TT)

猫族はやっぱりクールなんだなぁと、でもちょっと寂しい・・・ってな具合にいっても、
4人家族のうち3人までもが、動物占い猫族だったという
つまり、こちらもかわいいけどあんまりペットにまとわりつかれても困る性格の者たちが
大半の我が家では、猫をペットにするのは、犬よりぴったしだったのです。
それでも、
もっとミルクが愛想よくしてくれたらなあと勝手なこと(やっぱ私って猫族ですね(^^;)を時折思っていました。

しかし、いろんな本で猫の尻尾の動きには犬並みの表情があることを知って
よーく観察していましたら、
私がルクを呼ぶと顔は窓の方をしっかりと向いてはいますが
こちらに向けた尻尾の先をちょっと振ってくれるのです。
これがいわゆる彼なりのお返事なのです。

律義者って小見出しをつけた理由はここからです。
余所見をしてずぼらそうに振っているように見える尻尾ですが、
シッポ振りのお返事は、私が「ミルク」と呼ぶと必ず合図してきてくれます。
彼が一回振り終わるのを待ってから、面白がって十回くらい連続で呼びかけましたが
その都度、シッポを振ってくれました。

小ニャン時代

夏が過ぎ〜・・・・もう秋の気配が多少感じられるようになりましたね。
ミルクにとっても一つのシーズンの終わりです。

じつは去年の彼にとっての初めての夏、
ミルクは外で、おもに蝉でしたが色んな虫を生きたままくわえて持って帰ってきました。
そのたびに、私はギャーギャー言って(^^;)虫を新聞紙で突っつきながら
ミルクから取り上げ、なるべく外に逃がしていました。

そして、今年のミルク昆虫採集の成果
蝉5匹ほどにバッタ2匹、アマガエル一匹それと生きた雀の子1羽(爆)

雀は去年も捕獲した(らしい)のですが、私が気がついた時はすでに死んでいて
家族の間では、もっぱらあのミルクが獲ったとは信じられない、
死んでいるのを拾ってきただけという話になっていました。

ところが、今年のある日。
今年何匹めかの蝉をまた捕まえてきたのかなと思っていたら
ミルクが噛むのを緩めたとたん窓の方へ飛んで逃げようとしたものの姿に、
蝉にしたらちょっと大きいな?と感じました。
パタパタと飛んでカーテンレールの上に止まったのは雀でした。

幸い、ミルクの毒牙(爆)に再びかかることなく、雀は無事外へ逃げおおせましたが、
彼の野生の能力ににちょっと感心したりもしました。
でも、今度はカラスの大物なんてことはないようにお願いしたいです。

これも、季節の変化を家族におしえてる?

ミルクのお昼寝の場所は、季節によって変化します。
言わば、ニャン族小移動です。(笑)
夏は、玄関のタイルの上
北側にあるので市販のペット用の冷却マットよりずっと冷たいです。
それに、マットよりずっと広いから、温くなった所から移動すればまた快適に・・・・(^^;)
秋になると、二階の廊下に
開いた和室の敷居を枕代わりスヤスヤ・・・・
そして、冬になると、息子の部屋の座椅子とクッションの間
夜になると夏中は寄り付きもしなかった娘や私の布団の上
(上に寝られると結構重くて寝返りもままになりません(−”−))

これが1年間のパターンなので、彼がどこに寝ているかで、
「もう、こんな時期に入ってきてるのね」と感じます。(笑)


その4

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