ニャンコ徒然草

ニャンコのはじまり

 うちのネコ、「ミルク」は、昨年(2002年)10月11日、隣の空き地で、
ミーミー泣いているところを、数時間悩んだ末に飼う事となりました。
これが犬人間だった私の「ニャンコ(猫人間)人生」のはじまりでした。

生き物を飼うという、その猫の一生を預かる上の、
その後想像できる責任や手間について自問、ひらたく言えば、
結局面倒を見るのは「私」って事ですから随分悩みました。
しかしながら
秋のつるべ落としの夕暮れはすっかり暗くなって
外はかなり気温が下がってきているのをひしひしと感じながら
同じく猫を気にしている息子に「あれってこのままやったら一晩もてへんよね」
と話し、飼う事を悩んでおりました。

泣き声を耳にしつつも、飼う決心がつくまで姿は見まいと思ってましたが、
運悪く(私にとっての事でございます^^;)泣き声がしなくなったのでようすを見に行くと、
泣き声からある程度予想はしてましたが、
これが、今日連れて帰っても明日の朝まで生きてるの?と思わせる、子猫は手のひらサイズ
その場で身がやや引けました。(^^;)

 さて、その姿を見てしまった以上、
この子猫を本気で飼うにあたって一番のネックは「うちの旦那」でございました。(笑)
彼が帰宅するのを待ち構え飼うのを交渉。
動物嫌いではないが、実際、拾って飼うのはあまり好きではなく、
ましてや、外飼いの犬の飼育は経験はあっても、
室内で、それも今まで私も飼ったことのないネコに交渉は難攻するかと思えば、
彼は割りとあっさりと認めてくれました。(笑)

ようこそ我が家へ

OKが出たので早速引き取りに参りましたが
明かりのもとよく見れば、「小さいばかりであまり可愛くない」っていうのが第一印象(笑)
ちょっとかわいそうだったのが、目は目やにで完全に塞がっておりました。
何か食べ物をとミルクを温めながら、息子にお湯で濡らしたガーゼで目やにを拭わせました。
かなり長い間、日の光を見ていない様子に心配しましたが
目やにから開放された小さな瞳はしっかりこちらを見てくれたので安心しました。

あなたのお名前は?

子猫が食べ物と寝床をもらって、人心地(いや、ネコ心地かな?)ついたところで、
息子が名前を何にするか聞いてきました。
その時、家族中が子猫は女の子だとばかり思ってました(^^;)
丸まれば茶色いボールのような感じなので、「クルミ」にしようということになりました。
が、しかし・・・
口に出して名前を呼んでみると、どうも「クルミ」は、呼び辛いことが分かりました。
「それじゃ、ひっくり返して、「ミルク」ってことでいいやん」
と、あっさりと息子の一言で決まりました。(笑)

動物のお医者さん

さて、初めて猫を飼うにあたって、お役立ちツールがこのインターネットでした。
「ネコ」で検索し、いくつかのサイトを廻って、犬との飼い方の違いにちょっと拾ったことを後悔したり(^^;)
散歩の必要がないことにしめしめと思ったり・・・(笑)

その次に考えなければいけなかったのが、
この子が野良ちゃんだということで、今の健康状態を知る事や予防注射等をどうするか。
車での移動ができない私には、獣医探しの第一条件は歩いてでも行ける所でした。
幸い近くに新しくできた病院があったので是非もなくそこに決めました。

暫定男の子?!

さて、この獣医さんにしようと、行って見れば
そこの先生は、ちょうどその頃ドラマで獣医さんをやっていた俳優さんに
よく似てらっしゃるので、失礼ながらしげしげと見てしまいました。

「長毛種の猫ですね。大きくなったら綺麗な子になるんじゃないかな」
と言われ、ここで内心親バカ爆発。思わずにんまりと致しました。
まだ、小さすぎて予防注射は一ヶ月先にと言われ、
診察しながら、「う〜ん、もしかしたら男の子かもしれませんね」
「えっ!?男の子・・・ミルクっていう名前は、女の子とばかり思ってつけたんですけど・・・」
「それでも、いいじゃないですか、男の子も結構います。まだ小さいから来月になるとはっきりしますよ」
「じゃ、暫定男の子ってことですか?」
「まあ、そういうことですね(笑)」
と、先生は、笑って私の言葉に答えてくれました。
前項にも、ミルクが女の子だと信じきってたものですから、
あとでよくよく考えると専門家に向ってなんてものの言いようだったかと
反省のしきりでした。(^^;)

先に手を出したのは

ネコの食事は、昔からご飯にかつお節のいわゆるねこまんまがイメージされますが、
やはり、今どきのペットはペットフードが主流、その方が栄養的もペットの健康にも良いということで、
ミルクはペットフードのみで育てようと思いました。
が、しかし!!
ここに立ちふさがったのがこれまたうちの夫
人間たちの食事に興味深げに寄ってきたミルクに、
が食べていた魚を一切れ、ほらこれ食べてみいとばかりにやってしまったのです 。( ̄へ ̄;)
それ以来、ペットフードのみで育てるというもくろみが潰えて、
ミルクのエサはペットフードプラスお魚か鶏肉。
(まあ、あまちゃんなのは、ついついやってしまう私たちの方ですが・・・(^^;)
おまけにミルクは食べ物に対しての興味が動くおもちゃの次にあるらしく
私たちが食べているものは必ずチェックしにきます。(^^;)
自分が食べられないとか嫌いだという事が分かるまで・・・・




その2

TOP