作曲者：ベートーベン（1770-1827）
２００５．３
この曲は最もよく練習した（させられた）曲だと思います。最後に出たピアノの発表会で弾いた曲がこの曲なんです☆ これ以降、私が人前で（ピアノメインで）ピアノを弾くという機会は全くなくなりました。（＞＿＜。） というわけで思い出深い一曲です。
簡単そうな曲ですが、この曲は（当時の私には）とっても難しかったです。最初の方の右手で奏でるメロディーが全て和音なので、同時に二つの音を鳴らすということに本当に苦労しました。しかも同時に二つ鳴らしながらも、メロディーラインの音の方を強めに弾くの！よく聞いて！！！と何度も先生のお手本を見させ（聞かせ）られましたが、見せてもらってすぐ同じようには弾けるはずもなく、いつも泣かされてばっかりでした。
色々と細部に渡って注意されながら、「全体的にもっとレガート（滑らか）に！」と怒られ、注意されることを全部守ろうとしたら今度は音が分からなくなって弾けなくなるし、嫌になって「ピアノやめる！」と何度も思いました。でも、ある時本当にやめるって先生に言ったら、なぜか急に先生がいつもと違って優しかったので、やめるにやめれなくなってしまって、結局引越しするまで続けました。引越した後に教えてもらった先生は発表会を開かない先生だったから、この曲が人前で弾いた最後の演奏になるんです☆
他に、注意されたことで今も覚えていることを挙げると、左手の伴奏はレガートに弾いてはいけないところがあるのですが、かといってスタッカート（音を短めに切る）にしてもいけないそうです。どう弾いたらいいのか頭がこんがらがったのを、つい最近のように思い出します。
あの頃はまだ手が本当に小さくて１オクターブも届かない頃だったので、楽譜の通りにはとても弾けなくて、１オクターブで音を取るところで１音のみしか弾けませんでした。そういう場合は右手だと上の１音を取って、左手だと下の１音を取るといいみたいです。今はなんとか１オクターブは届くので、今回、やっとこの曲をちゃんと弾けた気がします♪だけど、やっぱりミスが出てしまうのはもう楽譜がなくなってしまったからです・・・。楽譜がないと時々自分が何を弾いているのか分からなくなって間違うんです！相当頭が悪いのかな。。。
楽譜が残っていたら注意されたことがたくさん書いてあるはずなんですが、今となっては私の記憶に残るのみです。もし独学でピアノを弾いている方がいらっしゃれば、何かの役に立つんじゃないかと思って、曲想についても思い出す限り書いてみます☆
確か低音の音はストンと下ろしたように響かせようって言われました。（ドスンはだめだそうです。）それから真ん中の曲想が変わる部分はちょっと速めに弾くよう言われました。あと、その速い部分のメロディーで一瞬止まるところがあるのが聞いていると分かると思いますが、そこは右手が「レ」から１オクターブ以上離れた「ソ」に飛ぶところなんです。鍵盤が当時の私の手二つ分離れていてどうしてもすんなり飛べず、一呼吸置いて「ソ」を弾いていたら、先生から「それならそれでいいから ソ に入るタイミングをつかんで〜」と言われました。止まってしまうのは仕方ないから、止まってもおかしくないようにごまかせ〜〜〜みたいな。それも曲想の一部だ！みたいな！？ 今は一呼吸置かなくても普通に弾けるんだけれど、せっかくだから当時の曲想を再現してみました☆ でも、今となってはわざと再現しようとすることで逆に難しくなってしまい、その部分でつっかえてしまいました。でも繰り返し部では成功したから、これはこれでいいや☆（やっぱり完成度低い・・・）
音楽って色んな弾き方ができるという一例なので、この弾き方がいいというわけではないんです。これはあの時の私流の弾き方ということで・・・・☆
この曲はピアノ曲なのかどうかはよく分かりません。小学校３年生の音楽の教科書に、バイオリンがメロディーラインを奏で、ピアノがその伴奏をするという形態でこの曲が載っていて「メヌエット ト長調」と紹介されていました。授業でそのＣＤも聞きました。もしかしたら元はバイオリン用の曲なのかもしれません。それをピアノ用に編曲したのがこの曲なのかな！？
そうそう、そのとき友達に「これ弾いたことあるよー」っていったら「すごーい！」って言ってもらえました☆ ・・・・・・ＣＤよりかなりゆっくり弾いていたことを言い忘れました（- _ - ;）
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