作曲者:J.S.Bach(1685-1750)
編曲&演奏方法考案:mikkoi
2004・12
バッハ、そしてパイプオルガン、といったらやっぱりこれでしょう!
ピアノを趣味程度に弾いている私のようなピアノ愛好家さん達の中に「バッハ大好き☆」という人は普通いないと思うんですが(私も昔は嫌いでした。割と難しい上に、難しいの弾いてると思ってもらえないからかも!?)、まずは誰もが一度は聞いたことのあるこの「トッカータ 二短調」でバッハを見直してほしいと思います! それからパイプオルガンの魅力も感じてもらえたら・・・と思います。
この間行ったパイプオルガンの演奏会でも、これが一番最初の演目でした。そのとき感じた本物の音や生演奏の感動を少しでも伝えたくて、かなり気合いを入れて弾いています。
この曲はバッハの若い頃(ちょうど私くらいの年齢かな!?)の作品だそうで、大変勢いのある曲です。私も勢いにのって、のってのってのりまくって、かなり(鍵盤を)滑ってしまいましたが、そのくらいの勢いがないとこの曲らしくない!ということで、お許し下さい。
パイプオルガンには足鍵盤もあって、足で弾くパートもあるんですが、この曲は足鍵盤のパートがかなり少なく、楽譜を見た限りでは編曲するまでもなく、そのままで電子ピアノでも弾けそうでした!(実際には、電子ピアノでそれっぽく聞こえるようにちょっとだけ変曲しています。)
しかし、弾いているところをそのまま直接聞いてもらえるのなら真ん中ペダルを使えば簡単に解決できることなんですが、真ん中ペダルの効果はパソコン上では再現できないようなので、パソコンを通じて聞いてもらうには「足鍵盤パート部の低音を、ペダルなしでどうやってパソコン上で伸ばし続けるか」という問題を解決しなければなりませんでした。
で、今回は携帯電話を使って解決を試みました!
どういう使い方をしたかというと・・・・
@左手で弾く(最低音部の「レーーーーーーーー」)
A右手でその鍵盤に素早く携帯を乗せる(立てて乗せるのがポイント♪)
B携帯に鍵盤を押さえてもらったままの状態で左手と右手のパートを弾く
C音を切る時は左手の肘で携帯を倒す(間に合わない時は足で!)
編集などは全くできませんが、鍵盤を押さえてさえいれば音は鳴り続けます!
というわけで、別の意味で想像を絶するような弾き方をしています(あはは☆)
この曲の最低音「レーーーーーーー」が出るたびに@ABCを繰り返していますのでその辺もお楽しみ下さい!
でも、こんなに苦労してなんとか曲にしたのに、パソコンで聞くと低音部の音が全てオクターブ高く聞こえます(ノ_・。) 私のパソコンが悪いのかなぁ・・・!?
ですが、イヤホンをつけて耳をぐっと押したら低音がちゃんと低い音として聞こえますので、よかったら試してみてください。今までと違う奥行きが出てくるかもしれないです。
雷鳴が鳴り響く
雲行きは怪しくなり
雨が降り始め
風がごうごうとうなり・・・
生演奏を聞いて、こんなイメージを持ちました。
この曲は全く弾いたことのない状態からたった3日で、ここまで仕上げました。本当に勢いだけです。でも、この曲にはもう私なりのイメージがあるんです〜☆ 実際に聞くというのはとってもいいことですね。
もしもこれを聞いてパイプオルガンに興味を持たれた方がいらっしゃれば、ぜひ隣の音楽室の「パイプオルガン」のところも読んでみて下さい☆演奏会の様子をみっこくレポートしています〜☆
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