@ラック・ブランからシェズリー湖
(Lac Blanc-Lacs des Cheserys)


シャモニーからル・トゥール(le Tour)かモンテ(Col des Montes)行きのバスに乗り、レ・プラ(le Praz)の停留所で降ります。ホテル宿泊者のフリーパスを持っていませんでしたが、往復ともバスは無料でした。ゴンドラをフレジュール(Flegere)で乗り換えランデックス(l'index)まで行きます。フレジュールから歩き出しても良いが、全体が登りになります。ランデックスから歩き始めたほうが、楽なハイキングができます。
雲ひとつ無い快晴の日曜日ということもあってか、ラック・ブランは沢山のハイカーで大賑わいでした。ただ、午前中はモンブラン山群を東に見るため、逆光になり、全体が薄い霞がかかったような感じに見え、午後になってようやく、くっきりしてきたように思います。クリアーなモンブラン山群を眺めるなら、このコースは午後がお勧めということになります。
 ラック・ブランからのドリュとエギュイュ・ヴェルト
 (スケッチ)

インターネット情報
    リンク:シャモニーの地図、交通、ハイキング情報全般(日)
         
歩いた日:2005年7月17日
コース;l'index-(1h25min)Lac Blanc(1h休み)-(50min)Lacs des Cheserys-(1h10min) Flegere
(合計3h25min,標高差・ほとんど下り718m 最高点2595m(

ランデックスの駅を降りるとシャモニーの谷を挟んでモンブラン山群の全部が見える、と言っても良いほどの大パノラマが広がる。

右手にヨーロッパアルプス最高峰のモンブランが白い穏やかな山容を見せ、そこから左には、鋭く尖った山と氷河の流れが幾重にも重なっていて、この眺めを絶えず横にして歩きます。
モンブラン(Mont Blanc)


所どころ岩や石の多い所を通るが、特に危ないところはない。
フレジュールからのトレイルと合流し、少し登ると避難小屋が見え、直ぐに綺麗な水のラック・ブラン(ブラン湖)が姿を現します。
ランデックスからラック・ブランへのトレイル

湖の周りは沢山の人。
奥に行くと、くびれたようにもう一つの湖になっていて、その中間の小高い岩の上に腰を下ろして早い昼食をとり、スケッチもしてゆっくり休む。

ラック・ブラン(小高い岩の上から) 拡大→
奥の湖から

ラック・ブランの山小屋は湖の横の少し高台にあって展望も良く昼時でもあり、テラスは大賑わい。その山小屋の前を通り、小さな湖が点在するシェズリー湖に向かって下りて行きます。

ラック・ブランの山小屋近くからの展望   拡大→ 
山は左からトゥール針峰(3529m)、アージャンティエール針峰(3900m)、中央エギュイュ・ベルト(4121m)、その右肩のドーム形はドリュ(3754m)、氷河を挟んでギザギザの山はシャモニー針峰群、右端はモンブラン(4810m)
氷河は左からトゥール氷河、アージャンティエール氷河、メールドグラス、右端はボッソン氷河

所どころに岩場があり、急な下りになりますが、ロープやハシゴがあり、難しくありません。トレイルはシェズリー湖の一つに下りて行きます。この湖もラック・ブランに劣らず綺麗な眺めです。

シェィズリー湖の一つ

この湖の岸にある分岐を右にとり、中間駅のフレジュールに戻るトレイルを歩きます。このトレイルはテ・ル・シャンプ(tre-le-Champ)からプランプラ(Planpraz)に伸びるツール・ド・モンブランの道の一部を歩いていることになります。アップダウンの少ない道で、今度は左側にモンブラン山群を見ます。少し標高が下がり低い高度から見ることになりますが、シャモニーの町も見え出し、相変わらずの素晴らしい展望が続きます。

午後1時を過ぎ、逆光も無くなりモンブラン山群が少しくっきりと見えるようになってきました。

快適な歩きを続けるうちにフレジュールの駅に着きます。フレジュールの駅からレ・プラにゴンドラで降りたら、バス待ちの間に停留所前の教会に行ってみましょう。ドリュの針峰を背景にした石造りの白い教会が見事です。ここも午前中は逆光になるので午後が良いようです。


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