3.アーチーズ のショート・ウォーク (Short Walk)

 午後に着いて翌朝には出発する慌ただしいアーチーズ国立公園だったが、バランスド・ロック(Balanced Rock)とウィンドーズ・セクション(Windows Section)にあるアーチの数々も歩いて来たのでまとめてみた。





 バランスド・ロック(Balanced Rock)  2012.07.13
 午後にアーチーズ国立公園に着いて、公園内の舗装道路を北に向かって走ったその中ほどで、右手にその独特の岩が見えだす。それがバランスド・ロックと直ぐ分かる。
車から下りなくとも近くで見ることができるが、バランスド・ロックを一周する歩道を歩けば、角度を変えてこの岩を見ることができるので、より印象深くなると思う。1周15分程度といったところだろうか。

道路を走ってバランスド・ロック(Balanced Rock)に一番近づいた所に駐車場がある。車から下りてみると、なるほど今にも落ちてきそうな岩だ。支えてあげたい気持ちになる。
 
車道から見え始めたバランスド・ロック(左から2番目) 駐車場近くから
 歩道を反時計方向に歩いた。南側に回ると手前の岩と一体になった感じになって少し違った形になる。駐車場の丁度反対側に行った辺りで一番岩に近づいて見上げることができる。右の写真がそれで、左下の人と比べるとバランスド・ロックの大きさが分かる。
ぐるっと回ってどの角度からでも即落ちそうに見える。不思議な岩だ。
歩いて南に回った辺りから  駐車場の反対側の辺りから






 ウィンドウズ・セクション(Windows Section) 2012. 07. 14.
 朝まだ薄暗い内にモアブのモーテルにスーツケースを置いて 出る。アーチーズ国立公園入口にある入場口(Entranc Gate)のゲートはまだ無人だった。年間パスを持っているので関係ないが、当日券の人なら朝早ければ無料で公園内に入れることが分かった。
有名なアーチが幾つか集中しているウィンドウ・セクションと呼ばれる所があるというので、デリケート・アーチ・トレイル(Delicate Arch Trail)を歩く前に寄ってみることにした。バランスド・ロックを過ぎて直ぐ右折した先にある。

ここでは、1km程度のループ歩きと600m程度の往復歩きで4つのアーチをみることができる。歩かなければアーチは一つも見えず、岩山だけを見る羽目になるので、是非歩きたい所です。

1. ノース・ウィンドウ、サウス・ウィンドウ、タレット・アーチを歩く
(North and South Window Arch and Turret Arch Loop)

   駐車場はループ状になっていて右回りの一方通行なので先ず南側の駐車場に停めてノース・ウィンドウ(North Window)に向かう。
少し行くと石段になり行く手に大きな窓が現れる。時間は朝の6時半過ぎで、ノース・ウィンドウの岩の上に立った時に丁度朝日が差し込んできた。

右下の写真は逆光で分かりにくいが、左下の奥に小さく人が写っているのが分かると思う。この人達は反対側の岩の不安定な小さな岩棚に三脚でカメラを構えてノース・ウィンドウをじっと見ていた。朝日のあたるノース・ウィンドウなら今がシャッターチャンスなのに、とその時は不思議に思ったが、次に歩いて行ってタレット・アーチ(Turret rch)に朝日の当るのを見た時に「これか!」と思い当った。彼らはノース・ウィンドウの窓の中に朝日の当るタレット・アーチを撮ろうと、その位置に立ち尽くして待っていたのだ。「好き」は「苦労を厭わない」のは、洋の東西変わらないな、と改めて感心した。
 ノース・ウィンドウに向かう石段
 
 
 ノース・ウィンドウに差し込む朝日 ノース・ウィンドウに立つ
背後の人は反対側にある岩棚に立っている


 次に向かうのはサウス・ウィンドウ(South Window)。同じような窓が見えるので近寄ってみようかと思った所に立札があって、サウス・ウィンドへの矢印とプリミティブ・トレイル(Primitive Trail)への矢印となっている。どうもこの先道が悪そうにみえるので先へ進ままなかった。
プリミティブ・トレイルとは何のことかこの時には分からなっかたが、後で調べると、サウス・ウィンドウから東側をぐるっと周って駐車場に戻る一周1.5kmほどのループ・トレイルを言うらしい。グーグル・アースの航空写真を見ると踏み跡が線となって見えるので、そんなに難しいコースではなさそうです。

サウス・ウィンドウから離れて振り向くと、2つのウィンドウがメガネ状態になって見える。Spectaclesと言われていてGlassesと同じ意味らしいです。
 
 サウス・ウィンドウとその表示 左がノース・ウィンドウ、右がサウス・ウィンドウ、
ここから見てメガネ(スぺクタクルス)と言われる


 メガネを見る反対側にはタレット・アーチ(Turret Arch)がデーンと座っている。丁度朝日が当って輝いていた。タレットとは砲塔と言ったイメージだろうか。

ノース・ウィンドウの反対側の岩棚に陣取っていたカメラマン達はウィンドウ越しに輝くタレット・アーチを見て恐らく必死でシャッターを押しているだろうなー、と思いながら眺めた。

タレット・アーチに近づいて、その後はゆるい下りを駐車場に向かう。
全部で30分少々の歩きだったろうか。
 朝日にが当たるタレット・アーチ




2.ダブル・アーチを歩く(Double Arch Round)

 車を北側の駐車場に回し、そこからほぼ平らな道を北に進む。正面に大きな岩の壁を見て進むと、左手に二股に分かれたとてつもなく大きいアーチが現れる。ダブル・アーチ(Double Arch)だ。
あまり近づくと、カメラの視野からアーチが消えてしまうので、程ほどの所でストップ。
朝早いので会ったのは2組だけ。昼はすごい人だかりになるらしい。
帰りは来た道を戻る。アーチの下の岩に登ったりもせずに単純に往復しただけなので20分程度の歩きだったと思う。
 ダブル・アーチに近づく これ以上近づくとアーチが写らない