レイク・マリアン(Lake Marian)


キー・サミット(Key Summit)に登った時に、向かいのダーラン山脈(Darran Mountains)の急峻な山の間にレイク・マリアン(Lake Marian)の姿が見えた。名前の良さにも引き付けられて、何時か歩いてみたいと思っていたトラックでした。
トレイルはフィヨルドランド国立公園特有の苔むすブナの林を歩くので、途中の見晴らしは良くありません。しかし、湖に出て、一気に広がる景色は素晴らしいの一言です。ぬかるみの多いコースですので天候に関係なくスパッツをつけて歩いた方が良いと思う。
短時間で歩けるコースです。
 レイク・マリアン
インターネット情報::レイク・アリアン(英)
 DOCでで入手する情報
・地図(有料):ミルフォード・トラック(The Milford Track)
・パンフレット(無料):
   フィヨルドランド国立公園デイ・ウォーク
   (Fiordland National Park Day Walks )
歩いた日:2008年12月05日
コース:
Car Parkー(1h50min)Lake Marian(Lunch Time 30min)ー(1h15min)Car Park
合計時間:3h05min 標高差:400m 最高標高:700m


レイク・マリアンの駐車場




朝から雨。
テアナウのB&Bを出て、ミルフォード道路(Milford Road)を走る。デバイド(The Devide)を過ぎて左に大きく曲がるとホリフォード道路(Hollyford Road 舗装無し)の分岐があり、これを約1km程走るとレイク・マリアンの駐車場に出る。トイレが有ります。

雨は小止みになってきたが雨具をつけ、サンドフライ防止の薬を塗って出発。




歩き出して直ぐホリフォード川(Hollyford River)に架るつり橋を渡り、レイク・マリアンから流れ出てくる急流(Marian Creek)の横を歩く。トレイルは整備されていて、りっぱな手すりのついた木製の橋があったり、川も綺麗で滝があったりと、この辺りはのんびりと歩ける散策路となっている。

川沿いに木製の橋 急流の川沿いに歩く

トレイルが川から離れたとたん、急な登りになり所々ぬかるみも出てくる。幸い雨はほぼ止んでくれて木々の切れ目からホリフォードの谷を挟んで向かいの山が見える。ルートバーン・トラック(Routeburn Track)で見たアーランド滝(Earland Falls)だろうか、数段の滝が見える。
景色が見えるのも最初の内で、後は深い苔むしたブナの林の中の登りを黙々と登る。

ルーバーン・トラックの方向 コケで覆われたブナの林


レイク・マリアン



林の中で風が無く暑い。汗をかきながら登る。木の枝の隙間から前の方が見えたかな、と思うまもなく林が切れ、平坦な道になって直ぐ目前にレイク・マリアンが現れた。山のピークには雲がかかっているが、ダーラン山脈のハンギング氷河と切り立った壁に囲まれて少し波打った青い湖面が広がっている。






風が湖から吹いてくるので寒い。急いで防寒具を着て昼食。あとから着いた2人ずれのご夫人は胸を大きく開けたノーズリーブ、平気でいるところを見ると寒くないようだ。海外の山では良く見る光景だ。

レイク・マリアンを眺めて昼食   寒くないのだろうか


神秘的とも言える湖の景色を楽しんだ後、来た道を戻る。転ぶとドロだらけになりそうなのでスリップに気をつけて下る。歩く人は結構多い。


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