D  5日目
ダレイズ・フラット・ハット から チャイナマンズ・ブラフ駐車場
(Dareys Flat Hut to Chainaman's Bluff car park)


コース
Daleys Flat Hut-(1h20min)Sandy Bluff::注意表示-(30min)Sandy Flat -(途中昼食20min、3h)Chinamans Bluff
Total:4h50min (休憩を含んで5h20min)
標高差:下り80m
最高標高:500m

ダレイズ・フラット・ハットを出発して直ぐ
朝のダート川とバーリアー・レンジ山群の山


今日は、チャイナマンズ・ブラフ(Chainamans Bluff)までの最後の歩き。バスは午後2時、標準時間は4〜5時間となっているが、足の遅い我々は余裕をみて朝7時少し過ぎに小屋を出る。風があり雲も有るが晴れ。西側のバーリアー・レンジ山群の山に朝日が当たりまぶしい。




綺麗なブナの林と草地と砂利の平地を2度ほど繰り返すと、行く手に山の斜面が現れる。地図にあるサンディー・ブラフ(Sandy Bluff)で、「次の200m間、要注意」の標識が立っている。

崖になった所を斜めに登るが、ステップがしっかり作られているし鎖もあるので問題はない。立ち止まって振り返ると歩いて来た方向のダート川が眼下に広がって見え、ここはビュー・ポイントでもある。
サンディー・ブラフに立てられている注意標識 クサリ場から見下ろすダート川


サンディー・フラット


サンディー・ブラフを越えて林の中を下ると砂利混じりの川原に出る。ここにはサンディー・フラット(Sandy Flat)と呼ばれジェット・ボートのピック・アップ(Jet Boat Pick Up Point)を示す標識がある。もし予約をしてあればここまで迎えに来てくれるそうです。川の水位が低いとピックアップ場所がもっと下流になることもあるようです。




この辺からはまた林と草地と砂利の川原を繰り返すフラットで単調な歩きとなりますが、右(西側)に2000m級のピークが次々と現れ、左(東側)はアーンスロー山(Mt Earnslaw 2830m)の前峰らしき氷河の山が見え退屈することは有りません。ただ、アーンスロー山の方向は雲がかかったり逆光で山の形が良く分からなかった。

西側の山 東側にはアーンスロー山


大きなエンジン音が聞こえてきた。川を登ったり下ったり、飛ぶように走る客を乗せたジェット・ボートに何度か出会った。

ビーンズ・バーンの谷

やがて広い草付の川原に出、右側に大きく深い谷が見え、谷の合間から氷河の山が顔をだします。谷はビーンズ・バーン(Beans Buran)と言い、一般向けではないと思うが地図にはビーンズ・バーン・トラック(Beans Burn Track)というルートが記されています。

この谷と白い山を眺めながら川原を進むと最後の林に入ります。このあたりで昨日のテントの若い2人が追い抜いていきました。
左に回りこむように林の道を進むと前の方が開けて小さな橋を渡ります。


チャイナマンズ・ブラフの標識があり広場に出ます。長かったリース・ダート・トラックも終了です。広場にはバス停の小屋があり、その裏にトイレがあります。時間は12時40分、太陽が輝いています。靴を脱いで裸足になって、トイレの手洗いで顔や身体を拭いて、シャツや靴下や靴を芝生に干して、2時のバスを待ちます。

広場の前は川原が広がっていて、昨日から前後して歩いてきた若い2人が川原に寝そべっています。静かで穏やかで美しい景色でした。
チャイナマンズ・ブラフの標識 バス停(休憩所) テャイナマンズ・ブラフの川原

午後2時ぴったりにバスが来て乗客は若い2人と我々だけ、ハットにいた中年の2人はジェット・ボートに乗ったのかもしれません。グレノーキーに着いて入山届け(インテンション・カード)の半券をインフォメーション・センターに出す。ここにビールが売られているがダース売りで何故かバラ売りはしないとのこと。恨めしいがジュースで我慢。
バスを乗り換えてクイーンズ・タウンに着いたのは午後4時前、DOCの日本人のレンジャーにお礼を言おうとビジター・センターに寄ったが、あいにくオフィースが模様替えとかで閉まっていて会えなかった。
宿に帰って、ランドリーで洗濯・乾燥、その間にシャワー、それから町のレストランで夕食と慌ただしく過ぎたが、まだまだ元気、帰り掛けにビールを仕入れて部屋で飲みなおしの乾杯をした。



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