マナポウリ・サークル・トラック
Manapouri Circle Track

 
現地で入手する情報
  DOCで Manapouri Tracks のパンフレットが$1.00

コースの状況
 レンタカーがあれば良いが、車が無いと、テ・アナウからの交通手段に苦労する。
 コースは全体を通して綺麗なブナ林の中の整備された道で危険な所は無い。反時計回りに歩くほうが急な坂を登らずに済む。
近くに寄ってくる可愛い小鳥に会うことがでた反面、川と湖沿いではサンドフライの襲撃を受けた。

登山口までの交通
 テ・アナウ(Te Anau)〜マナポウリ(Manapouri)間の定期バスやシャトルバスは無いと「地球の歩き方」等には書いてあり、テ・アナウからダウトフル・サウンド(Doutful Sound)に行く観光バス(Fioldland Travel、フィーヨルドランド・トラベル)に申し込み、席が空いていれば予約できる、となっている。
 所が、B&Bの宿で、帰りのバスを予約してくれた。インバカーゴ
(Invercargill )から来るマナポウリ発PM 4:20 の スピッツファイアー・サービス(Spitfire Service) という会社で1人片道$15.00だった。無いはずのバスが有るのはどういうことかと日本に帰ってからインターネットで検索した結果、通称シーニック・シャトル(Scenic Shuttle)という会社名で、朝にテ・アナゥ発、夕方にインバカーゴ発で、それぞれマナポウリを通るシャトル便が一便あることが分かった。運行時期は土・日を除いた10月から4月の間。

 
マナポウリから登山口までは ワイアウ・リバー(Waiau River)を渡らねばならないが、橋が無い。パール・ハーバー(Pearl Harbour)という船着場から手漕ぎのボートを借りて渡るか、モーターボートで送り迎えしてもらう必要がある。

リンク  
・Scenic Shuttle (Spitfire Service): General Transport(英)
・Row Boat (手漕ぎボート), Motor Boat:
 Adventure Kayak & Cruese(英)
                             (Tours→ Others の順で開く) 

歩いた日 : 2003年1月25日

コース
Waiau Riverを渡った登山口 -(1h) Hope Arm Track 分岐 -(40min) Lookout -(1h10min) 登山
口 / Total 2h 50min ( Standard 3h - 3.5h )
 
 テ・アナウからダウトフル・サウンド(Doubtful Sound) 観光のバスに乗せてもらおうとしたが、満席で、B&Bの奥さんがマナポウリまで送ってくれた。まず、事前に予約していたアドベンチャー・カヤック・アンド・クルーズ(Adventure Kayak & Cruise)の店に寄り、モーターボートの送迎を頼む。2人で往復$15.00.名前と帰りの時間をノートに記入し、波止場に向かう。ダウトフル・サウンドに行く船の発着場になっているパール・ハーバー(Pearl Harbour) の一番奥から、エンジンを外につけた小さなモーターボートで斜めに川を渡る。運転は店にいた女性。手漕ぎのボートも借りられるが、風が吹いた時に年寄りには苦労するかもしれないとモーターボートにしたが、結構距離があり私達には多分正解。対岸のボート着き場には手漕のボートが2艘繋がれていた。
 帰りの迎えの時間を再確認し、小さな桟橋に上がる。トラックを反時計回りに歩き出す。ワイアウ川(Waiau River)からマナポウリ湖の岸に沿って歩く。綺麗なブナ林が続き、厚く積み重なった腐葉土の上をさくさくと音を立てて歩く。他には何の音も無い。マナポウリ湖の岸では所々砂浜にでることができ、湖ごしに北にケプラー・トラック(Kepler Track) の山が望める。 
Circle Track の Manapouri 湖岸からKepler Track の山

 暫く行くと ホープ・アーム・トラック(Hope Arm Track)の分岐に出る。ここにはしっかりした標識が立っている。男女が休んでいて銃を抱えている。なにも獲れなかったと言う。何を獲るのか知らないが、へー銃なんか有り?と違和感を感じる。Circle Track はこの分岐で左に直角に曲がる。
 湖と分かれて完全にブナの林に入る。ロビン(Robin:こまどり)が足元まで来て、付いてくる。動作が可愛い。
 今までフラットな道が一気に急登になり、登るに従い苔が多くなる。雨がポツポツ降り出してきたがブナの木が密生している割には明るい。倒木があり、その上にに若木が育つ。自然の見事な再生サイクルを眺めながら進むと、なだらかになり、右側がストンと切れて、一気に開けたルックアウトに着く。
Lookout 近くのブナの林

 残念ながら、回りの山は霞んでしまったが、眼下にバック・バレー(Back Valley)の原生林が広がり、右にマナポウリ湖のホープ・アーム(Hope Arm)の入江が見える。トラックは更に少し先まであるが展望は利かず、行っても特段の価値はない。ルックアウトがパンフレットの地図には3箇所と載っているが、1箇所しか無いように思う。
 
Back Valley の原生林

 戻ってルックアウト近くからサークル・トラックに戻り、急な下りになる。所々泥田状態で歩きにくい所がある。ガタガタと下ると、川ベリに出て少し戻ると出発した桟橋に出る。出迎えの時間を待つ間、サンドフライの攻撃に合う。ボーターボートが漸く迎えに来て乗り込み動き出しても、サンドフライは頭の上をぐるぐる飛び、パール・ハーバー(Pearl Harbour)に着くまで付いてきた。サンドフライは結構早く飛ぶことができるのに驚く。
 手漕ぎボートの場合は帰りの待ち時間が無い良さがある。
 腕力のある人は当然手漕ボート
がお勧め。
  

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