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 ついでに歩くショート・コース

ドライブの途中や、町の近くで、ちょっと歩いたショート・トレイルを5つ紹介します。
ベアーズ・ハンプ (Bear's Hump)  (ウォータートン・レイク国立公園)
ウェッジ・ポンド (Wedge Pond)  (カナナスキス)




ベアーズ・ハンプ (Bear's Hump)

 歩いた日;2004年7月15日
///////片道1.2km 標高差240m 登り約30分 下り約20分
 
ウォータートン・レイク国立公園 (Waterton Lake National Park) は、カナダのロッキーの南の端、カルガリーから264km南にあり、アメリカに隣接している。近くに野生のバッファロー保護区のバッファロー・パドックがあり自動車で中に入り見ることができる。

この国立公園の町・ウォータートンのビジター・センターの裏山を登るのがベアーズ・ハンプ (Bear's Hump) で、ウォータートン・レイクとそれを取り囲む山々を一望にできるショートコース。ビジター・センターの駐車場がトレイル・ヘッドなので入口が分からないということは絶対にないし、トレイルの状況を確認して即登ることができる便利な場所で、ついでに歩くショート・コースにぴったりのトレイル。ただ登りは急なので、ペースを考えて登らないとへばる。

上り詰めるまでは、たいした景色も見えないが、ピークに立つと、遮る物が何もなく一気に視界が広がる。ただ、景色を眺める所は、ピークの狭い1画だけなので、写真を撮っても、誰でも同じ景色になるのが難点と言えば難点。
アッパー・ウォータントン・レイク(Upper Waterton Lake)  拡大→

ミドル・ウォータントン・レイク(Middle Waterton Lake)





ボウ・フォールズ (Bow Falls)

 歩いた日;2004年6月23日
      片道約20分1.5km

ボウ・フォールズはマリリン・モンローの映画、帰らざる川のロケ地で有名。滝を見れば昔の記憶がよみがえる。
ハーツのレンタカーを借りる場所が、バンフ・スプリング・ホテルなので、川沿いを歩いて行ってみることにした。
バンフの町の南、ボウ川にかかる立派な橋を渡り、YWCAの横の小道を川に下りると、川沿いの道に出る。林の静かな道で、左に勢い良くボウ川が流れている。
ちょうど歩いた頃は、雪融けで、日に日に水かさが増し、所々歩道が水没していた。しかし、ちゃんと迂回路があるので心配ない。
次第に急流となり、滝に入る頃に、歩道は小さな崖の上にでて、上から滝を眺めようになっている。階段状の滝で、なかなか美しい。ここに来ると滝を見に車で来た大勢の人と出会う。先に進むと、バンフ、スプリング・ホテルを見上げる広場(駐車場)にでる。お城のようなホテルの裏庭の小道を登ると、ホテルの正門。ホテルの中のブランド品売り場をひやかしてから車道を歩いて帰るのも良し、循環バスに乗って帰るのも良い。
 ボウ・フォールズ (Bow Falls)





ファイアーウィード・トレイル (Fireweed Trail)

歩いた日;2004年6月23日
     20〜30分 1.6kmラウンド

バンフ方面からレイク・ルイーズへ行くルート1のハイウェイから分かれてラジューム・ホット・スプリング (Radium Hot Springs) に行くルート93を南に行くと、直ぐに、大陸分水嶺のコンチネンタル・ディバイドにでる。
左側に駐車場があり、ここに立派な表示板が立っている。東に流れる川はハドソン湾に流れ込み、西に流れる川は太平洋に流れ込むと説明されている。この辺一帯は1968年に、雷による森林火災で焼け野原になった所で、今でもその痕跡が分かる。
また、森林火災後の自然回復力の観察地で、自然火災が植物のサイクルで重要な役割があることが分かった所でもあるらしい。
トレイルはこの表示板の後ろから始まる。トレイルの名前・ファイアーウィードは花の名前で、森林火災の後にいち早く咲き出す花ということでつけられたそうだ。この花が綺麗にさくらしいが、まだ早過ぎて一本も見ることができなかった。ファイアーウィードは7月中旬頃に満開になることが後で分かった。林の中のループ・トレイルで、際立った景色が見られる訳ではないが、回りの山と森林火災後の回復状況を見ることができる。
大陸分水嶺のコンチネンタル・ディバイド

コンチネンタル・ディバイドからルート93の8kmほど先にペイント・ポッツ (Paint Pots) のショート・トレイルがある。地獄谷のような光景とか案内書に書いてあるので行ってみたが、地面に赤黒く変色した湿った流れがあるだけで、何の面白みもなかった





ウェッジ・ポンド (Wedge Pond)

 歩いた日;2004年6月28日
      約20分 1kmループ 

カナナスキスはキャンモアの南に広がる地域でカルガリー・オリンピックの時のスキー場として、またゴルフ場でも有名な所。その地域をカナナスキス・ビレッジと呼ばれるが、ビレッジだから民家があるというわけではないようだ。ビレッジからさほど遠くない南に、小さな池(湖)がある。まわりを歩けるようになっている。池に覆い被さるようなウェッジ山と道路を隔てた反対側のマウント・キッド (Mt Kidd) を眺めながら池の散策を楽しむことができる。

ウェッジ・ポンドとウェッジ・マウンテン( Whedge Mtn)






マウント・リバーストーク (Mt Revelstoke)

歩いた日;2004年7月18日
 
ルート1をグレーシャー国立公園から更に西に進むとマウント・リバーストーク国立公園を通る。リバーストークの町に入る手前に、分かりにくく何度も行き来したがマウント・リバーストークに登って行くスカイ・パークウェイがある。くねくねとした道だがあぶない道路ではない。全長29kmで標高2000m近くまで車で行ける。道路エンドに駐車場があり、ここから頂上までは、国立公園が運行している無料シャトルバスがある。これに乗っても良いし、トレイルを歩いて登っても良い。頂上には短いトレイルがループ状に幾つか作られている。
この山は花が素晴らしく綺麗に咲く所で有名なようで、グレーシャー国立公園のウィラー・ハットで一緒になったカムループスから来た夫婦からも1度寄ってみたら良いとのことだった。
しかし来てみると、ほとんど花を見ることができなかった。グレイシャー・りりーが萎れていたので時期が遅すぎたのか、今年は花のない年なのか、良くわからないが、もしこのドライブウェイを走るなら、その前にパーク・ゲイトのビジター・センターで聞いてから行った方が良さそうだ。
頂上から見える山は距離が遠く迫力に欠ける。花が見られないなら、行く価値はないように思う。
Mt Revelstoke の頂上から



 

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