(レスキュー&雑学) ’14.11.-9 更新 メインに戻る
山岳事故
下記に書籍・インターネット等での情報をまとめてみました。 記載内容に間違いがあれば御指摘頂けると幸いです。
心肺蘇生法 | ----- |
出血 | 人間の血液量は、体重1キロ当たり約 80ml だそうです。 例) 体重70キロの人だと 5600ml(5.6リットル)、1/3(1.8リットル)出血すると生命に危険が及ぶ 体重40キロの人だと 3200ml(3.2リットル)、1/3(1.0リットル)出血すると生命に危険が及ぶ |
三角巾の使い方 | ----- |
熱中症 | 日射病も熱射病も高温環境への身体の適応不全であり、これらをまとめて熱中症と言います。 熱中症には、日射病や熱射病の他に熱痙攣と熱疲労があります。 環境温度が体温より高く、体内の冷却機能が追いつかない場合に発症しやすく、初期症状は、多量の汗・顔面の紅潮・ めまい・頭痛・吐き気・筋肉のけいれん等。 症状が進むと発汗が止まり、皮膚がカサカサし紅潮する。 日射病とは、直射日光が頭や首に当たることで血管が拡張し血圧が下がり、めまいや頭痛・吐き気が起こります。 炎天下で帽子をかぶらずにスポーツ観戦などをしていて、頭痛やめまいが起こる場合がこれに当てはまります。 安静にして水分の補給をすれば、30分程度で改善します。 熱射病とは、高温下で重労働やスポーツを続けた場合などに発生し、多量の発汗により塩分の喪失と脱水が起こり、 体温調節機能が破綻し高熱が出て、頻脈、頻呼吸、血圧低下、痙攣、意識障害などが起こる病態です。 熱射病は非常に危険な状態であり、早急な処置が必要です。 熱中症を予防するには、通気性のよい衣服を着用し、十分な水分補給と発汗量に応じた塩分の補給(スポーツドリンク など)を心がけます。体内の熱の発生を休ませるために、スポーツをする時は休憩を取りながらすることが大切です。 十分な睡眠と食事を取る事も重要です。 |
外気温30℃で5分間太陽を受けた場合、 帽子をかぶっていた時の頭部の温度32.4℃、帽子をかぶらなかった時の頭部の温度41.4℃(頭の毛の色により多少異なる) 黒は紫外線を反射するが、熱を吸収するとの事。 |
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高山病 | ----- |
低体温症 | 寒気を感じ、鳥肌が立ち、ガタガタ震えてきたのに適切な対処を怠り、激しい震えを起こすようになると、残された時間は 少なく脳への熱供給と栄養不足によって判断力が低下して何もできなくなります。 その段階になってしまうと自分で対処して解決することができずに死に至ってしまう。 軽度のうちにブドウ糖など炭水化物をこまめに摂取する。 ポケットなどすぐに手にできる場所に食料を入れておく必要が あります。 登山では昼食という概念を捨て去り、行動食を小分けして食べると良い。 熱を作るのは「筋肉」なので、産熱活動が追い付かないのならば、軽度のうちに温かい飲み物を飲むようにしましょう。 次に、乾いている断熱性の良い衣服を重ねて着せ、防風性の高いシェルウェアを着用して熱が逃げるのを防がなくては いけません。 湯たんぽ(水筒にお湯)やカイロなどで脇の下や股を温めて血液自体を温めることは有効です。 私達は低体温症に対する知識を持つことと共に優れた装備を身につけることが重要です。 @吸水速乾性が良い高機能アンダーウェア A断熱性の高い防寒ウェア B防水防風性の良いアウターウェア C血管(血液)が多い頭や首回りを冷やさない帽子など 低体温症予防は”優れた装備”と 強風下での行動を避け、ビバーク&早めの退避をする”謙虚な行動”と”リーダーの 適切な指示”が大切です。 |
足底腱鞘炎 | スポーツによる”かかと”の酷使が原因。 スポーツ愛好家で足の裏に慢性の痛みがある人は足底腱膜炎の疑いがある。 土踏まずを形成している腱などの集合体である足底腱膜に、使い過ぎによる細かい傷が発生することが原因。 |
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