幌を開けてみよう!
幌をあけてみようではないか。
きっと世界観が変るに違いない。
例えば「空の青さ」とか「空気の澄んでいる感じ」とか「風の音」とか・・。
バイクに乗ってても同じ感覚なのだが、ロードスターのそれはチョット違う感じである。
それは、クローズドされたボディーの中でドライブしてるからだろう。
バイクの場合常に剥き出しの中でライディングしてるのでリラックスしてるようで結構ピリピリしていたりする。
バイクから降りた時初めてリラックスできるって感じですか。
しかしロードスターは違う・・いや違ったかな。
こんなにオープンにして走ると気持ちいいものとは思わなかった・・・のが僕の初オープンの感想です。
まさに「目からウロコ」でした。
昔からロードスターは好きだがオープンにするのは・・・チョット・・派でした。
第一かっこ悪いし、暑いし、埃っぽいし、って思っていました。
「もし買ったら絶対即ハードトップを付けるぞ」と考えてました。
しかし、ロードスターを買い、シートが不満だったのでレカロSR3を買いました。
当然幌を締め切った状態では作業がしにくいため仕方なくオープンにして作業したのです。
そして何気なくロードスターを見ると「おお?結構カッコええやん」。
取り付けが終わり試乗に出かけた時、屋根を閉めようか迷ったがまた微調整しなくてはならなかったら
面倒なので屋根は開けたまま試乗にでかけました。
これが僕の「ロードスター観」を変えた出来事でした。
幌をしめっきった時には聞こえなかった吸気音、DOHCのエンジン音、タイヤノイズ、風の音、乾いた俳気音など
五感を刺激する音が一度に耳に入ってきました。
年に10日程です。オープンで走って爽快なのは。
そのたった10日の為に355日を犠牲にしてると言っても過言ではありません。(笑)
オープンって気持ち良さそうに見えるのか「にいちゃん幌開けて走ったら気持ちええやろ」と
聞かれることが多々あるが「あほ!暑いわ!」と何度叫びたくなったことか。
周りから見てる程気持ち良く無いです。夏は暑いし、冬は寒い。
僕は根性無しなのでさっさと幌を閉めますが。(笑)
それでも、あの空を見上げながらの運転する気持ちよさは忘れる事ができません。
そして山の木立ちの中のワインディングをオープンで走った時のあの感じ。
ロードスターを買って良かった、幌を開けて走ってみて良かった、そう実感できたのです。
きっとロードスターが「一回オープンで走ってみ?気持ちいいから」って言ってくれたのかな。