ドイツの旅(2005年5月)
平成17年5月に久しぶりにドイツ、ベルギー、イギリスを駆け足で回って来た。 |
ユダヤ人を対象とした強制収用所跡を視察したが、建物はほとんど撤去され、きれいに整備されていたが、その面積の広大さには驚いた。 ここではアウシュビッツのような大量殺戮は行われなかったそうだが、従来の施設の一部はそのまま残されていた。その中で目を見張ったのは生体解剖に使われた白タイル造りの2台のベッドがそのまま残されていたことで、その地下は死体の収納場所で、それを搬出するための手押し車がそのまま残されていた。 一方、ベルリンのブランデンブルグ門のすぐ横には、ごく最近完成したホロコーストメモリアルが広い場所を用いて造られていた。 この場所はベルリンの中心地の目抜き通りに面する場所で、その施設の地下には資料館が設けられていた。 |
![]() |
きれいに整備された強制収容所跡
|
|
![]() |
|
![]() |
考えてみると戦後60年になる今日でも、こんな形で過去の忌まわしい歴史に目を閉ざさず、真摯に取り組んでいる姿には考えさせられるものがあった。 |
(ベルリンのホロコーストメモリアル)
|
|