診療科目
 
・リハビリテーション科
 ・肛門内科
 ・整形内科
 ・外科




増田医院の特徴について

増田医院に来られる患者さんの特徴は

整形内科 リハビリテーション科 慢性疼痛外来では

・痛みのある方で長く痛みを持っておられる方

・急に痛みが出てきたけれどその原因がはっきりしない方

・いろいろなところで痛みの治療を受けたがどうもうまく痛みが治らない方が来られています





 

肛門内科では

痔があるけれど、手術はいやだと思っておられる方

・急に痛みが出てきたけれどその原因がはっきりしない方

・便がうまく出なくて困っている方

肛門に痛みがあって、なかなか良くならない方などが来られています





特に慢性疼痛の方では

長く痛みが続く場合ははっきりした原因の分からない痛みがほとんどだと思います。原因がはっきりしているような痛みは治しかたもはっきりしていますが、原因がはっきりしない痛みはどうすれば良いのか不安になります。又、何時までも痛みが残る痛みも不安なります。でも、そういった痛みは実は原因が不明なのではなくて、気が付かない原因が隠れていることが多く、長く続くような痛みは自分では気が付かないような原因を見つけてそこを治療することで、痛みが軽減したり、動きやすくなったりします。 実は痛みを起こす原因は日常生活での些細なことだったりすることが多く見られます。 普段、何気なくしている事の中に痛みを誘発するものが隠れていたりします。

 痛みの原因は一つだけではなくて様々な事が影響しています。その一つにファッシア(筋膜)があります。ファッシアは正確には筋膜とは違うのですが、分かりやすくするために筋膜で説明していきます。身体のどこかを痛めると、痛めた場所の筋膜が損傷を受けます。そこの筋膜は一時期炎症を起こし癒着したりして硬く又伸びが悪くなります。そして、癒着した筋膜が筋肉の動きも制限することになり、それが痛みを続かせる原因の一つになります。
痛みはもう一つ運動をも制限します。運動を制限されると、さらに筋膜は柔らかさを失って、癒着を強くさせて、周辺の筋肉の動きも制限させて行くことになります。そうして痛みが続いて、動きも制限されることにより、気持ちも落ち込みます。だから慢性化した痛みは簡単には軽減しません。でも、硬くなった筋膜をファッシアリリースで癒着をとり、身体を動かして行くことで、運動機能を向上させて、気持ちの落ち込みをなくしていくことが出来れば、基本的には慢性痛は軽減していくはずです。
痛みそのものを改善させるのではなくて、痛みの元になっている筋膜を改善させて、結果的に痛みを軽減させる治療です。でも、まだ完成された治療法ではないので、医学会ではまだまだ取り上げられてはいません。でも痛みがなかなか取れなくて困っておられるなら、一度ご来院ください。ファッシアリリースがどういうことかが分かります。

 痛みという感覚には情動という側面がありますあります。つまり痛みがストレスや不安で増強されてしまう事があります。初めは小さな痛みが次第に大きくなるとどこか悪いのではという不安をあおります。でも多くの場合はいつの間にか和らいでしまうことで、不安が消えていきます。何時までも続くような慢性疼痛という場合は、不安が不安をあおることになり、心が萎えてしまいがちです。勿論その中には器質的な原因のはっきりした痛みもないとはいえませんが、1年以上も続く痛みとなると、器質的な痛み以外に慢性疼痛と言われる痛みに変化している事もあります。慢性疼痛は私の経験では完全に痛みが消えない状態のことを表してるのだと思っています。事実私も慢性腰痛がありますが、もう15年近く腰痛を抱えて診療しています。でもだから困っているかというとそれほど困ってはいません。むしろ身体を動かして痛みを和らげるようにしています。その方が不安にならずに済むからです。だから運動はやはり慢性疼痛の場合は必要になります。身体を動かすと云うことは人が生きる上で必要不可欠なものだからです。ファッシアは身体を動かす筋肉や関節や骨をつなぐ組織だと思っています。だから、ファッシアの滑走性を良くするファッシアリリースは身体の動きを良くして運動しやすることで慢性疼痛を和らげることになり、理にかなった療法だと思っています。

 


肛門科では

排便がどうもうまく出来ない方や肛門部痛が続いて困っておられる方が多く見えられます。そのほとんどは便の出し方を習うことで随分、排便が楽に出来るようになったり、肛門部の痛みが取れたりしています。又、痔があるけれど手術はしたくないという方もおられます。その場合、痔にもよりますが、手術をしないで排便管理だけでもそれほど痔に悩まされないような生活が送れることもあります。
そのほとんどが排便管理をきちんとしてもらうことで、解決出来ることがあります。

基本的に排便習慣は必要です。でも、社会生活を送っている間にその排便習慣が崩れて、私達は排便習慣を使った排便がうまく出来なくなってしまいます。そのために下剤やサプリメントを使った排便になりがちになります。でも基本は身体のリズムが必要で、過度な下剤やサプリメントに依存すると、どうしても排便習慣を無視したような排便リズムになってしまって、それが肛門の症状を作り出してしまいかねません。
それで当院では排便管理の仕方を説明して、出来るだけ自力排便をしてもらうように、その必要性を認識してもらいます。使うのは湯浣腸(微温湯浣腸)を使用します。何が良いかというとグリセリン浣腸とは違って刺激のない自力排便の形をとりますので、自分の力で排便する感覚を取り戻すことが出来ます。
温水便座洗浄器はどちらかというと肛門の周辺を刺激をして排便を促しますが、湯浣腸はお湯を直腸内に入れて、その後自力で排便することになりますので、排便感覚が掴みやすく、一種のバイオフィードバック効果があります。それに肛門のうがいのような効果もありますので、残った便も同時に排出が出来て、排便後が肛門の感じがすっきりした感じになります。
それと排便の仕方も重要になります。排便は気張れば出るというものではなく、腸の蠕動運動を考えながらうまく気張って行く必要があります。そこはちょっとしたコツがありますが、排便の自然のリズムを考えながら排便する必要があります。一度良ければ来院してみてください。そのコツをお教えします。