ハイドロリリース
                                                                      



2009年の「安心」6月号、「わかさ」7月号に加茂先生のトリガーポイントと特集が載り
そして、2016年の「わかさ」4月号で筋膜痛の特集が行われました
今までは痛みやしびれの原因については神経痛と思われていた症状の中に、
実は筋膜痛が原因で起こってくる場合があるのではないかということです。
腰痛の原因の85%は原因が分かっていないと云われていますが、実は筋膜が原因ではないかと考えています
筋膜痛が原因の疼痛の場合はトリガーポイント注射が効きます。
トリガーポイント注射による筋膜リリースが効果があるのです。
筋膜を剥がすようなイメージでエコー下でトリガーポイント注射を行うこと、痛みやしびれが軽減することがあります
筋膜は皮膚と筋肉の間、筋肉と筋肉の間、皮膚と骨や関節の間、あるいは血管や神経線維の周囲にもあります。
体中の至る所に筋膜は存在します。
そしてそれらは筋膜連鎖というつながりを持っているとも考えられています。
腰部に痛みが生じても、筋膜を通じて痛みは体中に広がる可能性があります
逆に、下肢の筋肉痛が腰部や頸部の筋膜に痛みを引き起こす可能性もあります
筋膜痛は早めに止めた方が痛みは広がらないのです

只、慢性痛になっている場合は単に筋膜痛だけを治療してもうまくいかない場合もあります。
よく言われる脳で痛みを感じてしまう場合もあります
長い経過をお持ちの方は単なる筋膜リリースだけでは良くならないこともあります。
でも大事なことは、痛みを過度に恐れないことです。慢性痛の場合は動くことが必要になります。
長い間痛みを感じていますので、痛みの悪化に極端に不安を感じてかえって動かなくなることによって、
痛みを悪化させる場合もあります
最近は認知行動療法や運動療法も必要だと云われるようになり、
単にお薬に依存しないで痛みの緩和を図る動きも出てきています
私もその方向が正しいと思います。
私自身も慢性腰痛を抱えていますが、腰痛を治す為に走っています。
走ることが腰痛に悪いのではなく、腰痛を軽くするために走ります。
むしろじっとしていることの方が腰痛を悪化させます。
でも誰でも皆走れば良いというわけではありません。痛みを抱えていても身体を動かしながら、
その痛みとつきあって行くことの重要性が本当に大切だと思うのです

疼痛で困っておられる方でお悩みの方があれば一度来院してみて下さい 
筋膜痛をトリガーポイント注射などでなるべくその痛みを軽減させて、
筋膜痛の回復を促進するような運動をすることによって疼痛の軽減を図っています


2
015年6月 第15回MPS研究会 発表(PDF)  2015MPS.pdf  
(当院でのトリガーポイント注射を用いた筋膜リリースについて) 

2016年11月 第18回MPS研究会 発表(PDF)  2016MPS.pdf
[当院における(浅)筋膜リリースの実際 ]   

日本整形内科学研究会(JNOS)   https://www.jnos.or.jp/


                                  

トップへ
戻る