昼下がりの時間
コーヒーshopで
頬杖をついて
行き交う人を
眺めながら
友の姿を追っていました。

彼がそんなに
仕事の事で悩んでいたなんて

命を賭けてまでする
仕事なんて
なかったのに

疲れたら港で帆を
降ろして休めばいい
そして
ぐうたらして
それでもいやなら

いっそ辞めて
気が向くまで
日なたぼっこを
してたらよかったのに

そんな話は絵空事の
ように
友は逝きました

仕事に己のすべてを捧げて
そしてすべてに裏切られて。

残りの人生を一緒に
これから
楽しもって
約束してたのに・・・

残された者もつらいです

悔いが残ります。
あのとき・・・
あのとき・・・・

してあげてたら・・・
・・・・・・・・・・・・・・・。

冷めてしまった
コーヒーとともに
せつない思い出を
ぐっと飲み干して

涙 しました。

友よさようなら
そして
ありがとう

      安らかに・・合掌
          
       
2003.06・風



さようなら友よ

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琵琶湖周航の歌
6番の歌詞

西国10番長命寺
汚れの現世遠く去りて
黄金の波に いざ漕がん
語れわが友 熱きこころ

アイさんと難波で
飲んだ時に
この琵琶湖周航の歌を
彼はよく歌いました。
非常にシャイでダンディーで女性によくもてました