masashi 2002 09 02


おわら風の盆の美しい言葉の響きが ずっと こころ に引っ掛っていて
今回 夏休みを利用して初めて 風の盆のふるさと八尾をおとずれました。

想像してた以上に多勢の人が引かれて来ていました。
風の盆の風情・深淵を知るには ある程度の年輪を重ねる必要があると思いました。
訪れている人の殆どが毎年 おわら風の盆に魅せられ 来てる人ばかりです。
山間にとばりが降りると 町の空気が一変して ぼんぼりに灯りがともり
神秘的な世界の幕が開きます・・・・。
多勢の人が訪れているにもかかわらず 深い闇は静寂に包まれ
その中をまち流しのおわらがはじまります。
300年の歴史を持ち 台風や風の被害をさけ豊穣を祈る為のおわら風の盆
しじまに包まれた中を三味線の音と胡弓の哀愁に満ちた音色が響き渡ります。
その中を 気品の中に優美さをもった女踊りと大胆で繊細な男踊りが
繰り広げられる 幽玄の世界・・・・・。言葉では言い表せない
その場にいてる皆が 吸い込まれたかのように・・・おわらの世界にのめり込みます。

このような体験は生まれて初めてなのに 鳥肌が立つ程に感動しながら
死の世界を見ているような 錯覚と 止まった静寂の時間を甘いと感じました。

また風の季節にはふらっ・・・と 行くでしょう・・・おわらに魅せられて・・・。