★裏バス第7戦 〜利根川〜
《結果》
・優勝+BF賞(30ポイント) 山克:3,080g(1,100g、1,000g、980g+500g)
・2位(24ポイント) 飯野氏
・3位(23ポイント) 西田氏
……10位
※【裏バス トト】優勝+BF賞(ヤマカツヘルニアー)、2位(ニシダドゼウ)、3位(ヤカベ一発オンリー)、最下位(アベマスツリオー)。
『予想以上の熱さ』。この言葉に象徴される裏バス’03利根川戦となった。
AM4:30集合で始まった利根川戦だが、かなり肌寒く、今日の昼間は、かなり釣り日和かと思った。
AM6:00ボート屋OPENと同時に『山克/櫻井艇』『西田/吉永艇』『松井/阿部艇』『矢ヶ部/門崎艇』『飯野/榎本艇』の合計10人5艇でスタート。
天候晴れ。気温:前半程よく、午後めちゃ熱い。
まず、山克/櫻井艇は、水中堤防へ真っ先に向かう。開始早々、山克氏がC.Cプレデター(エバーグリーン)で1kgの良型バスをGET。今日のパターンはやはりこれか?と思わせる良型なバス。さらに続けて、Babyブラッシュホグテキサス(ズーム)にて500gのバスGET。
ちょうどそこへ、西田/吉永艇が近寄って来た。彼らは、岸よりのシャローから狙っていた。早々、吉永氏が強烈なフッキングで良型バスをGETしていた。また、続けて西田氏もGET。今日は激しい攻防が予想された。
その後、櫻井氏が良型バスを痛恨のバラシ。後々、かなり悔しがっていた。
それから、AM8:00頃、テトラエリアへ場所変更した。だが、全くダメ。山克氏も痛恨のバラシ。じっくり、テトラエリアで食わせの釣りで攻めているうち、櫻井氏が約300gの前戦河口湖戦を彷彿とさせる子バッチをGET。その後、続かず、再度、水中堤防へ移動。
移動前、各船の情報有り。矢ヶ部氏は既に2本GETしており、出だし好調の模様。松井艇は、上流へ向かい、早々にリミットメイクしている模様等々により、各艇まずまずの釣果の模様。
PM12:00。再び水中堤防に戻った山克・櫻井艇は、朝一と同じように、沖の水中堤防絡みのブレイクをテキサスで攻めていった。早々に、矢ヶ部艇も参戦してきたが、その中、山克氏がテキサスにて1,100g+980gを連続GETした。真昼間だけに、今日は完全に水中堤防のパターンと思われた。
だが、そこからは、全く反応なし。そうこうするうちに山克氏は、熱さに参ってしまった。気温32℃。水面でこの気温だったが、いったい地上は何℃まで上昇したのだろうか?(後々聞くと、矢ヶ部氏は危うく日射病になるところで、気分悪く途中1時間程休憩を取り上陸していた模様)。
そして、場所を移動するも全く反応なし。夕刻に水中堤防で最後粘ったが、山克氏は全く見えなくなっていた。変わって、終了約30分前に櫻井氏が、あわや逆転BF賞を予感させる良型のバスをGET。だが、山克氏に60g及ばず1,040g。ここで、終了時間前となり、駐艇場へ帰路につく。
結果からして、明暗が分かれた。3本で唯一の3kgUPを達成した山克氏の結果は別格であった。2位の飯野氏と3位の西田氏とは約1,500gの差がついた。やはり水中堤防が良かったみたいだ。
今回のBF賞の景品ダブルスワール(エバーグリーン)に山克氏大喜び。何故なら、現在、未だ店頭ではかなり手に入らない代物だったからだ。
また、今回の利根川戦で、今年の裏バス残り2戦が面白くなった。出だし最高のスタートを切った矢ヶ部氏は、予想通り失速。変わって、山克氏は、このところ、桧原湖6位を除き、『1位2回、2位2回』と高得点をマーク。しかし、BF賞がなかったため、上位に食い込めていなかった。そういう意味で、今回の完全勝利はますます、次大会を面白くさせた。乞うご期待。
【山本克美】