黒 鱒 日 記
先週ヘルニアを患い八郎から緊急帰京した山本氏から「復活したから釣りに行こう」と誘われ、「本当に大丈夫か?」「全く痛くないんか?」と問いただし、「大丈夫」という返事で決行した。 AM4:20自宅を出発、矢ケ部氏宅に立ち寄りバウデッキを引き取り、東名川崎I.Cから御殿場I.Cで下り、雄大な富士山を真下で眺めながら(富士山を間じかで見れただけで今日は満足!)AM6:30西湖に到着した。 西湖はキャンプ場が湖畔の至る所にあり、バスフィッシング&キャンプには最も適している湖であろう。 水質もクリアーで水深3Mまではサイトで充分見ることができる。 今月のルアマガで沢村プロが44尾も釣っていたので私も山本氏も爆釣を期待していた。 GW真っ只中だったのでバス釣り&ヘラ釣りの釣り人でレンタルボートは残り数艇であった。 バッテリーを2機積み込み、溶岩帯を流すと40cmUPのバスが悠々と泳いでいるではないか! 水温は11℃と低く少し不安であったが、サイトでバスを確認できたので間違いなく10尾は堅いと思った。 バスは岸際溶岩帯のクビレ部分に隠れており、時折水面際の小魚を追いまわしていた。 我々はSPシャッド・トップ・ラバジ・テキサス・クランク・ノーシンカー・ダウンショットとあらゆるルアーをバスの目の前に差し出したが全く反応してもらえず、口先3cm先まで何度か近づくこともあったが、最後はソッポを向かれた。 悔しいので釣れるまでナイトバッシングを行なった。 ポンプ小屋にある河口湖とつながる水路入口でオカッパリを開始。 近くのヘラ師は大爆釣状態でビッグヘラを釣りまくっていた。 辺りが暗くなるにつれビッグバスが足元のシャローにウヨウヨ泳ぎだし、隣りのバサーはノーシンカーで40cm前後をゲット。そして山本氏にもD−ZONE(スピナベ)でバスが追っかけてきて、次にはバイトがあったがのらず。 爆釣ムードは徐々に高まってきた。 そして私がドゼウ(トップ)で本当にバスをヒット。 今度は間違いなくバスであることを確認。 水中に杭があり、巻かれると貴重なドゼウをロストするため、強引に抜き上げようとしてバスのエラ洗いでバラシてしまった。メチャショック! 辺りが完全に真っ暗になり、もう釣りをしているバサーは我々の二人のみとなったPM7:45、山本氏のプロップダーター(スィッシャー)にヒット。 ZEALのロッドが大きくしなり、バレないように岸へバスをすべらせながら上げ、見事41cm(920g)バスをゲットした。 私はPM8:30頃ドゼウ(トップ)で着水と同時にヒット。 サイズは小さかったがプリプリであった。 山本氏に「そっちへ持っていくから写真撮って」とライトを当てると、これまた見事なヘラが口に掛かっていた。 メチャメチャショック! PM8:45、私は身も心も寒さに耐えられず終了した。 3尾総重量のマッチトーナメントは山本氏の完全勝利となり、今年は1勝1敗となった。 私は外道賞ぐらいは頂いてよいのではないだろうか? 完全に西湖のバスに舐められた1日であった。 自宅に帰ったのはPM11:00、長いようで短い一日であった。 13時間釣り続けたことになり、「まだまだ若い者には負けん!」と思うのであった。 ボーズだが・・・。 【Nishida】
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