黒 鱒 日 記
4/27(日)前日PM8:00に床に入り爆睡していると、誰かが「西やん、西やん」と叫んでいるような、これは夢?と思いながらもどうも体を蹴られているような気も・・・。 夢ではなく、AM0:00に山本氏から無理やり起こされたのであった。 「どうしたん」と聞くと「首に筋が走った」というコメントが帰ってきて、首が全く動けない状態になっていた。 山本氏は6年前に寮の後輩にマッサージをさせて、その後輩のマッサージで頚椎(「ケイツイ」首の部分)ヘルニアになったというなんとも不幸な持ち主であった。 その時のマッサージで救急車で病院に運ばれたことが最初で、その後毎年春先にヘルニアが発症しその時は1週間寝たきりになるそうだ。 本人曰く、「1週間前から少し首が痛くなってきて、前日の寒波の中の釣りで完全に発病した」。 症状は過去に例がない痛さで30分ぐらい経過すると急に首から肩甲骨にかけて電撃が走っていた。 昨年まではじっと寝ていると激痛は走らなかったが、今回は例年と違う症状だということだった。 私は布団を掛けるぐらいしか出来なかった。 AM4:00ぐらいに山本氏がかなり泣きが入ってきたのでこれは病院に行かないといけないかなと感じ始めた。 AM9:00また山本氏が激痛で暴れ、病院に行くかと聞くと「行く」と即答で帰ってきたので救急車を呼んだ。 救急士も頚椎ヘルニアの危険度を知っているようで、腰のヘルニアとは痛み度合いも一段違うそうだ。 私は山本氏の財布・携帯等を鞄に入れ、生まれて初めて救急車に同乗した。 車で5分程度のところにある湖東病院で麻酔を打って、飲み薬・座薬をもらい旅館に戻った。 お医者さんの話しでは麻酔が効いている間に東京へ戻ったほうが良いということで、旅館の方に残り2泊はキャンセルさせていただいた。 女将さんも過去に椎間板ヘルニアになったことがあり救急車を呼んでくれたり非常に親切にしていただいた。 PM12:30に八郎潟を出発した。 山本氏の首に負担がかからないようにシートをフラットにして、トドになっている山本氏を寝かしながら9時間30分かけて東京へ戻った。 私と山本氏のGWは1日で終了したのであった。 PM3:00、こういう状況を全く知らない横山氏に釣果を聞くと、寝坊して午後からの釣りながら2時間ぐらいでクランクオンリーで30尾釣れており、「夕方6時までに60尾釣りますよ」と豪語していた。 やはりそれを聞くとすでに仙台まで戻ってきていたが引き返したくなり、後ろ髪を引かれる思いで車を運転した。 今回の八郎潟はハードプラグでガンガン釣れるパラダイス状態だけあっただけに私も山本氏も悔しい思いが強く、来月再度八郎潟にリベンジすることが全会一致で決まった。 山本氏もトド状態にも関わらず「オカッパリやろか」と本気で言っており、釣りバカぶりをいつもながら曝していた。 山本氏は先週に続いてさらにヒドイ不幸が重なり、今度一緒に釣りに行くまでに是非厄除けに行って欲しいと願う私であった。 【Nishida】
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