17 時間 |
学習活動 |
生徒の動き 予測 |
教師の支援 |
準備物 |
≪自己理解≫ 1,「ストレス」の構造について理解する。 2,ストレスから生じる病気について知る 3,自分のストレス反応を調べる。 4,自分の行動の特徴や性格傾向をつかむ。 ☆班ごとのまとめ(感想)を報告する。 ≪解決に向けての 追求⇒体験≫ 1,他に効果的な解消法について体験し、レパ−トリ−を増やす。 *腹式呼吸とリラクセ−ションを体験する *脈拍と体温測定で状態を確認、自律神経の働きについて調べる。 2,ストレス解消法を出し合い、みんなで出来る取り組みを考える。 ≪実践⇔見直し≫ 1,リラクセ−ションの練習と癒し。 2,自分のストレッサ−に気づき、なぜストレスとなったのかを考える。 3,まとめと感想 |
○ストレスには順番がある? ○ストレスがたまると大変だ! ○自分のストレスの特徴は? ○どんな自分にしていこうかな? ○どうしたらいいんだろう。自分自身の変容や解消法は? ○リラクセーションは練習した方がいいのか・・・ ○脈がこんなにも違うんだな ○班ごとに提案・・・ アロマテラピ−、お茶とお菓子、音楽の効用について体験する。 ○はたして身につくかな? ○ストレス日誌と生活日誌を書いてみよう。 ○間違った思い込みをしていたのか? 自己主張も大切だ! 生活リズムも関係して くるな ○ストレスなんか怖くないぞ! |
○授業の目標を知らせ、生徒相互でつくる授業にするよう話す。 ○「ストレス」からイメ−ジすることをたくさん出させる。また、ストレスがたまるとどうなるかな? ○ストレスはコントロ−ルできることを知らせる ○気持ちの良さそうなこと、ほっとすることをまず体験してみよう。 ○リラックス呼吸法が、はたして効果があるか実験してみよう。 ○やり方は、生徒の意見を尊重する。 ○点検し励ます。 論理療法、自己主張、ソ−シャルサポ−トについて例をあげて説明。 ○認証状授与 |
DSS エゴグラム 風船 アロマ、お茶とお菓子、音楽 ストレス日誌 生活日誌(睡眠) |
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1,授業の目標と流れ、約束事について聞く 5分 2,班わけ 5分 3,ストレスの構造について理解する 15分 4,ストレスから生じる病気について知る。 5分 5,ストレスは、ない方がいいの? 5分 6,次回の予告とまとめ 5分 7,DSS健康調査をする 10分 (班ごとに写真を 撮る) |
・班ごとに「ストレッサ−」と「ストレス反応」に分けて書いていく。 ・生徒の発表。 ・各自、感想を書く。 講座を選んだ動機やクラブ名・趣味なども書く。 |
・「ストレス」という言葉は、日常よく使っているが、そのストレスの正体について勉強し、ストレスに負けず楽しく過ごすコツ(ストレスマネジメントスキル)を身につけよう。 ・目標と流れの説明をし最後にストレスマネ−ジャ−として、認証状が授与されることを伝える。 ・約束事 @人の話はしっかり聞こう。授業以外 ではしゃべらない。(信頼・安心) A居心地の良い雰囲気をみんなでつく っていこう。(生徒が参加する) ・3人班にする。 アロマ班、バス班、ケ−キ班、 ティ−班、スリ−プ班 ・今から「ストレス」からイメ−ジすることをたくさん書き出そう。班ごとに競争! ○ストレスとストレス反応の間の心の働き(気づき、対処)について説明する。 同じストレスでも、その人の受け止め方や事情、対処の仕方によりストレス反応も色々であること。 ・ストレスがたまるとどうなるかな? 3大死因の要因にもなり、他にも色々な病気のあることをプリントで補足する。神経症や鬱病にもふれる。 ・「ストレスは人生のスパイス」補足。 自然災害のように避けられないものから、つらいことでも頑張ることでいい成果をもたらす良いストレスもあること。刺激があってこそ、励みにもなって楽しい。 ・次回は、自分のストレス反応と特徴を知ろう。 |
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1,自分のストレスドックを受けストレス度を知る 2,自分のストレス対処法の傾向をつかみ、色々な対処法のあることを 知る。 3,ストレスはコントロ−ル出来ることを知る。 4,感想と次回の予告 |
・半年間のストレスドックを採点する。 ・最近のストレッサ−を思い出し、どう対処したか採点し見直す。 ・感想の発表、書く。 |
・ストレッサ−とストレス反応の結果から、どれくらいストレッサ−があり、どの程度のストレス反応が出ているかを確かめてみよう。 ・その結果A〜Dのゾ−ンに分け説明する。 |
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C(超ラクラク) 高ストレッサ− 低ストレス反応 |
B(クタクタ) 高ストレッサ− 高ストレス反応 |
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低ストレッサ− 低ストレス反応 A(ラクラク) |
低ストレッサ− 高ストレス反応 D(ヨレヨレ) |
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・最近イヤだった出来事、つらかった出来事をいくつか書きだしてみよう。 これらの出来事に対してどのように考えたり行動したかな? ・ストレスを再生産させないためには色々な対処をうまく使い分けることが大切。積極的対処は、高い方が良い。 *積極的対処(問題焦点型) *積極的対処(感情焦点型) *消極的対処(回避型) ○対処(コ−ピング)は、ストレス発生のさまざまな段階で使える。 つまりストレッサ−を予測したり、ストレッサ−やストレス反応をコントロ−ルすることである。 イメ−ジトレ−ニング 間違った思い込みをなおす(論理療法) 自己主張トレ−ニング サポ−タ−(支援者) リラクセ−ショントレ−ニング(腹式 呼吸、筋弛緩法)など簡単に説明する。 ・気づいたこと心がけたいことは? 次回は、エゴグラムで性格特徴をつかむ |
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1,エゴグラムについて知る 2,エゴグラムを書く 3,5つの心のエネルギ−の働きについて知る 4,グラフから自分の良い面(セ−ルスポイント)をつかむ 5,気をつけたい面(変容)について考 える 6,まとめと次回の予告 |
・得点しグラフにする。 (だれかのグラフを参考にする) ・班でエゴグラムを見せ合い、いい面を言ってあげる。 ・良い面、変えたいところを書く。 |
・自分のことは、どんな行動や性格傾向なのか以外と気づかないものです。 友達のことは分かっていても自分のこととなるとわかりにくいもの、そこでエゴグラムを使って自分の良いところと気をつけた方がいいところを調べてみましょう。 ・班ごとに読ませていき、○△×をつける。なるべく○か×で答えるように。 ・パ−ソナリティ−の構造 ・5つの心について説明する。 *マイナス面とプラス面の働き *エゴグラムの代表的なパタ−ン *内向性と外向性 ・人に見せたくない場合は、見せなくてもOK。 ・各自のいいところを班で教えあいしよう。 ・パ−ソナリティ−は変えられる。 これからの人生をよりよく生きるため の人生シナリオについて考えてみよう。 ・メンバ−それぞれに違いや個性があり、他者から学ぶことを知らせる。 |
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1,前時の3時間のまとめをする。 2,リラクセ−ションスキルのための準備をする。@ ・次回の予告 |
・エゴグラムの結果から+と−面をチェックし、気づいたこと改善面を書く。 ・各班ごとのまとめ(感想)を報告する。 ・安静時の体温と脈拍を測定する。 ・腹式呼吸後に脈拍を測定する。 ・筋緊張後に脈拍を測定する。 |
・前時の授業を補足する。 エゴグラムは、自己分析の他に人間関係の改善にも役立つ(交流分析)、練習問題で考えてみよう。 良い人間関係とは? 自己肯定・他者肯定の構えについて話す。 また希薄な人間関係は、他人への「無感心」となり、自己の「孤独感」につながることを気づかせる。 ・自律神経の働きについて説明 ストレス反応は、本能的な面があること(交換神経と副交感神経の作用について)。 体の力を抜くことで自律神経のバランスを良くし、心の状態を落ちつかせることができる。 ・体温と脈拍の取り方の説明。 ・リラックス呼吸法(腹式呼吸)の説明 →脈拍を取る。 ・筋緊張の状態を作る→脈拍を取る。 11/14 自習、ビデオ視聴と本を見る。 11/21 リラクセ−ションと取り組み決定。 11/28 アロマテラピ− 12/ 5 ケ−キづくり |
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1,リラクセ−ショントレ−ニングの準備B ・各自の自律神経の働 きについて知る 2,筋肉を緩めるとストレス反応が軽減することを知る 「あなたの特別な場所」のやり方について知る。 3,次回のお楽しみは?話し合う。 |
・前回の測定を振り返る ・ODチエック ・自分の身体変化の感想を書く(発表) ・腹式呼吸の練習 (2回目) 風船を使って行う。 ・手、足、目、肩、腹に力を入れ抜く練習をする。 ・班ごとに提案 |
・前々回の続き(全員の脈拍数一覧表を掲示する) ・ODチェックの説明をする。血圧測定を希望する者には、放課後に測定するこ とを伝える。 ・寝た状態の脈拍数と立ち上がった脈拍数の差を調べる。9以下21以上は要注意。 ・全員の身体結果から考えてみよう。 *低体温、朝食抜き、睡眠不足の問 題について考える。 *脈拍は、自律神経の働きでコント ロ−ルされていることに気づく。 *自律神経の働きを良くし健康を維 持増進するには、規則正しい生活が 不可欠であることを話す。 ・リラクセ−ショントレ−ニングの効用について。(自律神経の緊張・興奮をしずめる)筋肉の緊張を感じることで逆に弛緩することができ、心の緊張を解きほぐすことができる。何度も練習しやり慣れることで、ストレス反応をうまくコントロ−ルできるようになる。 ・アロマテラピ−とお菓子作りについてみんなの意見を聞く。 次回は、「香りのスプレ−を作ってみよう」場所は調理室。 ・手作りアロマスプレ−やポプリなど・・・・・癒しグッズを見せる。 ・班ごとに、調べたことや実行したことをみんなに知らせるよう準備しておくよう伝える。 |
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学習活動 | 生徒の動き | 教師の支援 |
1,前回を振り返る ○アロマテラピ− ○自律神経の働き について振り返 えり体と心の安 定を図ろう 2,腹式呼吸の練習 4回目(仰臥位で) 3,「あなたの特別な場所」を実際に行う@仰臥位で 4,次回の予定 5,スク−ルカウンセラ−中尾先生と交代 25分間 |
・感想を出し合う ・気分測定用紙に、脈拍と気分を記入する。 ・気分測定用紙に、脈拍と気分を記入する。 |
・スプレ−の使い心地はどうか、心地よい効用はあるか聞く。 (レモン・グレ−プフル−ツ・ペパ−ミントに人気があったが、先生の作ったアロマらしい神秘的な香りも嗅いでみてください。数本を回す。) ・前々回、体を緊張させたら脈拍はどうなったかを思い出させる。 ・ストレスで感情が不安定な時は、自律神経も不安定で体に変化がでる(ストレス反応) ・腹式呼吸をすると自律神経(副交感神経)が働き感情が安定する。 ・右手は、お腹の上に置き下腹部が膨張するのを感じながら行う。鼻から吸い口から吐く(吐ききること)「穏やかでリラックスしている」と、語りかける。 毎日意識して練習し、身につけよう。 ・先に練習をする。 ・お菓子を作って食べるリラクセ−ション。エプロン、三角巾、布巾の用意、弁当持参で。 ・腹式呼吸の効用と実際。 ・体をほぐす臨床動作法の実際を生徒をモデルにして行う。 ・相談室に来てください。 |
学習活動 |
1,今日は、お待ちかねのお菓子作りです。いやな事のあった人も楽しい一時を過ごしましょう。生活の中にリラクセーションを! クリスマスパウンドケ−キをつくります。 注意事項 調理室の器具の取り扱い、 後かたづけ=用具・ゴミ・台ふき・床ふき、お持ち帰りの約束など 2,作り方の説明を聞き調理開始→試食 3,ハ−ブティ−のおいしい飲み方 4,お持ち帰りをしてお家の人と一緒に食べよう。 5,次回予告 今まで学習した内容についてクイズ大会を行う。フアイルを見ておこう。 |
学習活動 | 生徒の動き | 教師の支援 |
1,前回のお菓子作りとハ−ブティ−の感想 2,まとめクイズ |
・班で話し合い発表 ・各自で解答 ・班ごとに相談し黒板に書く |
・お菓子づくりのまとめをする(安全面、手順よく協力したか、出来上がり具合、後片づけ、時間管理、質問点などについて) ・各自で解答し次に班ごとの解答を出す。個人別と班別の成績を競う。 正解の解説。 |
学習活動 | 生徒の動き | 教師の支援 |
1,腹式呼吸の練習 5回目 座位で 2,ストレッサーの評価は、考え方次第で変わることを知る 3,ストレス日誌の宿題 |
・いつでもどこでもすぐ出来る最も簡単なセルフコントル法である。 (保健だよりでも紹介する。スクールカウンセラー中尾先生モデル) ・リラクセーションで楽になれてもまた違う嫌な思いが起こります。そんな嫌な思いを度々しないよう当たり前に考える方法を学びます。資料プリントによって進める。 ・記入方法の説明。分からない所は空けても良い。19日提出 |
学習活動 | 生徒の動き | 教師の支援 |
1,腹式呼吸のマスターをめざす 6回目 座位 2,お香を体験する 3,ストレス日誌から論理的思考について一緒に考える 4,次回の予定 |
・身につける事が出きそうか意見を言う ・感想を言う ・宿題の未提出者はその理由を言う(本日中に提出のこと) ・各自のストレッサーを班又は全体に公表し意見を交換しあう |
・CDナレーションと音楽によるリラックス呼吸法(5分間) ・京都SHOYEIDOのお香紹介 ・生徒のストレス日誌の一覧から考える。 ・合理的な信念とは、日常生活で実際に使える考え方であり、自分も相手も大切にした考え方であること。また、他者への過度の期待はストレスを生みやすいこと等。また、ストレス感情は受け止めるが引きづらず、人の気持ちの理解と物事の軽重の判断が出来るようになろう。 ・お菓子づくりについて話し合う。 |
学習活動 |
1,今日は、バレンタイン用としてチョコレート菓子を作ります。 班ごとに色々なお菓子をつくっていきます。 作り方の説明を聞き、班ごとに作るお菓子を決める。 チョコレートのテンパリングの仕方についても知る。 2,班ごとに分担して調理開始 ○アメリカンクッキー(2班) ○チップチョコレート&テンパリングでコート ○アイスボックスクッキー&ブラウニー ○ハートクッキー 3,先生の作ったチエリーボンボンも味わってください。 4,お持ち帰りのクッキーについて 5,次回の授業用の宿題「2月6日の生活日誌」を渡す、明朝提出。 |
学習活動 | 教師の支援 |
1,腹式呼吸 7回目 座位 2,心身の健康は、睡眠や食事によって形成されることを科学的に知る 3,各自の生活を振り返る |
・CDのリラックス呼吸法で行う ・2月6日の生活日誌の宿題から、みんなの生活傾向を話す。 生徒に質問しながらすすめていき生徒の予備知識を知る。 @睡眠について ・寝ないとどうなる? ・質のよい睡眠とは? ・眠りをよくするには? A食事 ・骨はどのように伸びる? ・朝食抜きの問題点 ・不足しやすい栄養素 B便秘 C運動 D入浴の効果 ・一日24時間の時間配分と内容について振り返り、改めたらよい点について言えるようになる。 |
学習活動 | 生徒の動き | 教師の支援 |
1,前回の復習 朝ご飯食べてきま したか。 2,自己主張について知る ○3通りの言い方 ○自己主張のコツ 3,自己主張の練習をする 4,まとめと次回の予告 |
・例を生徒が役割分担で演じる ・班になって役割分担をして実際にやってみる。 ・班ごとに前に出て発表する。 |
・血糖値と体温の話、カルシュウム、脳の働き、排便。 ・嫌なことをされたら「嫌だ」と、上手に自己主張出来ていますか。いつもどのような行動をとっていますか? 例で説明する。 ・ストレッサーに関係するコーピングとして自己主張、我慢、回避の3種類がある。(自己主張せず我慢や回避をすることも時には有効な手段であることも)。自己主張の3通りの言い方について例を出し攻撃的・受け身的・積極的な行動について気づき考えさせる。 ・自己主張のコツについて説明する@事実を述べる、A共感し説明する、B提案する、C選択する。 相手とのいい関係をとりながら自己主張をする。勝ち負けではなく自己肯定、他者肯定の関係であることを説明する。 ・次回は、生徒に「あなたの特別な場所」を呼んでもらうことを告げ希望をとる。 |
学習活動 | 生徒の動き | 教師の支援 |
1,ソーシャルサポートの意味を知る 2,自分のソーシャルサポートを見直す 3,「あなたの特別な場所」をするA 4,次回予告 |
・ソーシャルサポートを書く ・生徒が読み手にって行う |
・ソーシャルサポートは、ストレッサー、評価、ストレス反応のすべてに介入するコーピングであること。ストレスの流れ図を板書して今までの学習を振り返えり説明していく。 バックアップしてくれる人は貴重。 ソーシャルサポートは万能薬。 ・自分のソーシャルサポートをよりよくするためにはどうしたらよいか考えさせる。 ・前後に気分測定用紙に記入。 ・次回は、授業を振り返ってのアンケートとお茶(先生の手作りお菓子)のリラクセーションです。そして認証状をお渡します。 ・お好みのお茶やお香を持参してもいいです。 |
学習活動 | 生徒の動き | 教師の支援 |
1,前回の復習 2,認証状授与 3,アンケートを書く お茶とお菓子をいただく。 |
・授業者用アンケートとDSS健康調査 を書く ・感想を発表する |
・ソーシャルサポート、支える人、支えられる関係に気づく・・・サポーターで元気が出るが、自分も頑張らないとサポーターさんは離れていく、他人への無関心は自分の孤独につながることなど。 ・色々なスキルを習得したので自信を持って欲しいと激励。 ・もう一度、ストレッサーやストレス反応を測ると以前とどのように変化したかがわかるので家でやってみよう。 ・ハーブクッキー (3種類)、チョコレートビスキュイ、各自持参したお茶や用意したお茶をいただきながら。 終り |