2002.8月  はなのほろ酔い小部屋


ようこそ、はなの屋根裏へ
天窓からお星さまものぞいてます
少しの間、おしゃべり聞いてね

 

ものすごく暑かった日々もすこし和らいできました。
まだ昼間の熱気が残るような夜も、
耳を澄ませば、虫の声が・・・。
なんとなく人恋しい季節がまた巡ってきますね。


今日のおはなし・・・「アンノン族」って知ってますか?


先日、13年ぶりに倉敷へ行ってきました。
行ってみてわかったのですが、今、倉敷は
「アンノン族再び」というキャンペーンをしているのです。
雑誌「anan」や「nonno」が創刊されたのが、1970年代のはじめで、
72年ごろに、そういった雑誌で倉敷などの観光地が紹介され、
その雑誌のコピーに誘われて、たくさんの若い女性が
倉敷を訪れたそうです。
「倉敷はいちばん綺麗な頃のあなたを覚えています」なんて、
嬉しいような悲しいようなキャッチコピーで、
街は今、かつてのアンノン族を呼び戻していました。
70年代に20代だった世代も今は50代・・・
子育ても一段落して、ちょっとまた旅行に出かけられる年代ですね。
なかなか、いいところに目をつけたなあ・・なんて
感心してしまいました(^^;

(右の小冊子は、無料配布のガイドブックです)
で、
こんなふうな昔のananが
展示されてたりします。
ちょっと私も
懐かしいかも・・(^^ゞ)
これは、1972年の年表です。
札幌オリンピック、パンタロン、木枯らし紋次郎、横井庄一、
オスカルにゴッドファーザー、田中角栄も時の人でした。


井上陽水も、
こんなに細くて、若かった・・(^^;

さて、70年代はさておき・・・
「倉敷の顔」大原美術館です。
あらためて、中をまわると、
その収集美術の多彩さに
感心してしまいます。
夏休みだったので、子どもたちもたくさんいました。
庭には、フランスのモネの屋敷から株分けされたという睡蓮が浮かんでいました


大原美術館の隣は、
昔と変わらない佇まいの
喫茶店「エル・グレコ」です。
相変わらず
店内はいっぱいでした。
美術館の前の似顔絵書きさん
「○○関係の方、オコトワリします」なんて・・
ちょっと主張のある方と
お見受けしました(^^;


そして、倉敷美観地区の
もうひとつの顔「アイビースクエア」です。
赤レンガに深い緑がはえて、
ここも変わらぬ佇まいです。
なんだか、懐かしい気持ちもしました。
そして、なんと!
ツタの美しい建物では、
結婚式がおこなわれていました!
夏のウエディングもいいですね^^
披露宴会場に入るのを待つ花嫁さんの
白いドレスが、
ツタに映えて綺麗でした。

花嫁さんが、ホラ!
・・って他人のことなのに、思わず撮ってしまう私・・(^^ゞ)
・・実は、13年前に行ったときは、
ここ・アイビースクエアに
泊まったんです。
確か、そのときも、このアングルで
写真を撮っちゃった気がする・・・
でも、倉敷も昔とそっくりそのまま同じではありません。
びっくりするような楽しい骨董屋さんや
可愛いキャラクターショップなどもたくさんできていました。
そんな骨董屋さんのひとつふたつを
覗いてきました。
これは「見るのはタダ、ひやかしもタダ」という
お店・懐古堂。

懐古堂のご主人は、
ポニーテールがよく似合う
とても気さくな方でした。
本格骨董から、
ちょっとしたおこずかいでも買えるくらいの
お皿やグラス、
たくさんの古い掛け時計が全部
動いていたのは、ちょっとびっくり!
この骨董屋さんは、
インパクトありすぎでビックリ仰天!
屋根の上には、
ビクターの犬が揃って首をかしげています。
一階はぎっしり骨董が並んだショップで
二階はなんと・・・!
上から下まで、
これ、貯金箱です!
ここは、「倉敷貯金箱博物館」
「あ!これ、知ってる〜♪」っていうのが
いっぱいあって、
とっても懐かしいスペースです。
その他にも
こんなウルトラマンショップや
残念ながら「写真撮影お断り」の
クリスマスショップなど
歩いていると
時間が足らなくなってしまいました。
ゆれる柳が美しい倉敷川のほとり
この景観を保存しつづけるのは大変なことだろうと思いながら
眺めていました。
でも、いつ来ても変わらない風景というのはとても嬉しいものでした^^


ちなみに、
こんな催しが、9月29日にあるようです。
懐かしいなあと思われたアナタ、
秋の旅の候補にいかかですか?




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