はなのほろ酔い小部屋

今回は話が長くなってしまってごめんなさい・・後編です^^;

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その2・・・長崎

長崎は、行ってみて思い出したのですが、歴史の盛りだくさんな町です。
鎖国時代のただ一つの窓口だったこと、
もっと以前からの中国との関わり、
ご禁制だったキリシタンたち、
明治時代にたくさんの外国人が暮らしたハイカラな場所だったこと、
そして原爆・・・・・
思ったより小さな町の坂道を、上がったり降りたりしながら、昔のことに思いを馳せてみました・・・

長崎観光のはじまりは、出島から・・。
出島は昔、歴史で習った場所ですが、
行ってみると、たったこれだけ・・?というほどの場所です。
端から端まで100m足らず?ほどの狭い奥行きの場所で、
日本はオランダを通じて、世界を覗き見していたのですね・・。
そして、実にその場所の賃貸料として、
当時のオランダは、江戸幕府に毎年
現在のお金で1億円も払っていたんですって!

これは、当時の出島を1/15の大きさで再現した
ミニ出島です。

出島でうんと歩いた後は、
新地中華街へ・・・。
お目当てはもちろん、長崎チャンポンです(^^;


ところで、全然関係無いけど、
長崎は、
なぜかタクシーが派手・・・(笑)
ハウステンボスを出て、最初にタクシーを見たとき、
「すわ!事件か!!」とパトカーと間違えて思ったほどです^^;

これがその
長崎のタクシーです・・・。
さて!
お楽しみのチャンポンです(笑)
入ったお店には、
右のような
「角煮丼」なるものもあって、
うちのだんなさんは、
大喜びでした!
お腹がいっぱいになったので、
中華街をぶらぶら・・。
こんな、長崎ビードロの専門店も
ありました。
棚いっぱいに並んだ
可愛いビードロ♪
見るだけでも楽しいですね^^

修学旅行の生徒たちが
どこの坂道にもいます^^

どのグループにも
リーダー格の子がいて、
そして「ついてくだけ」の
子がいる様子なのが
なんだか面白いですね・・
オランダ坂から、
東山手洋風住宅群を
通って、グラバー園へ。
この洋風住宅は、
明治時代の賃貸住宅だったと
いうことです。
中はまるで、
赤毛のアンに出てくるような
可愛いお部屋のおうちでした。 
(東山手洋風住宅群) (グラバー園・旧オルト邸)
ところで、これ、
なんだと思います?
オランダ坂の途中にあった
ワンルームアパートの看板なのです!
入り口へ回れば
普通のアパートなのですが、
なんとなくレトロというか、
少女趣味なところがすっかり
気に入ってしまいました!
のんびり歩いていたので、いつのまにか夕方になってしまいました!
後は、タクシーで稲佐山展望台から
眼鏡橋、そして夜はもちろん!
長崎卓袱料理のお店です♪

稲佐山の展望台から。

遠くに霞んで見えるのは
五島列島です。
五島が見えるのは珍しいことですよ!
と、タクシーの運転手さん。
みんなにそう言ってるのかなあ・・(^^;

眼鏡橋のすぐ前には、
おあつらえ向きに
匠寛堂という
カステラのお店が
ありました。

長崎の名産・枇杷の入った
枇杷カステラ。
おいしかったですよ♪
そして、これが卓袱料理の最初です。
「卓袱」とは、この赤い円卓のことだそうです!
知らなかったでしょ?
卓袱料理のコースは、
最初に「おひれ」と呼ばれるお椀ものからはじまります。
「『ノドが乾いた〜!まず、ビール!』って人はどうするんだろ?」
とは、うちのだんなさんの素朴な疑問。
でも郷に入っては郷に従え、おひれからいただきました(笑)
そして、最後に「お汁粉」が出てくるのも驚きました・・・!
お腹いっぱい・・・・; 
ところで、
長崎の宿泊は
ホテルモントレ長崎というところですが、
これがなかなかお洒落なホテルでしたよ^^
こんなランプミュージアムも
ホテルの中にあるんです。
ガラス類に目のない私には
思いがけない楽しみでした!
ホテルは、この孔子廟のそばでした。
朝のチェックアウト前に
ぶらぶらと、お散歩・・。
昨日の洋風とがらりと変わって
ここは、中国です。
奥には中国歴代博物館もあって
中国の歴史の長さに圧倒されます。
そして旅の終わりは、
やはり、ここ・・・・
原爆の爆心地です。
わずか50余年前、
想像できないくらいの大惨事が
ここで起きたのです・・合掌・・
その爆心地から約800m南へきたところに
この一本足の鳥居があります。
石の鳥居の半分を
一瞬にして吹き飛ばしてしまうほどの
力を持った爆弾!
黙って立っているこの鳥居が
訴えるものについて
考えずには、いられません・・・・・。
さて、私の長いおしゃべりもオワリです。
お付き合いどうもありがとうございました!
それにしても、長崎はほんとうに内容の濃い町で、
街角には、さりげなくこんな碑があちこちに立っています。
孫文・勝海舟・坂本竜馬・シーボルトetc・・・
歴史の本や教科書に出てきた名前が
この町では生きて暮らした人として登場します。
また機会があったら、あなたもぜひ行ってみてください。
さて、あなたの出会う長崎はどんな顔でしょう・・・・?

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