行ってきました♪こんなところ(*^^*)

はなのおでかけリポート

☆☆2005.3.12(土)

☆京都・五条 生麩の半兵衛と京都・花灯路

早春の京都で、また魅力的なイベントが開催されているそうな・・
というわけで、出かけました。
ヘルシーで美味しい生麩のお料理にも魅かれて・・^^

数日前の春の陽気が嘘のような寒い寒い早春・3月の土曜日、
生麩のお料理を出してくれるというお店に出かけました。
たまたま知ったそのお店は、ネットで検索してみると、実は京都でも有名な老舗のようです^^;
美味しければいいのよ〜、と思いながら行きましたら、そこはやはり、「老舗」という佇まいでした・・・
なにしろ、京都駅でタクシーに乗って「『五条の半兵衛』に行ってください」と言ったら
それだけで着いてしまいました!
余談ですが、京都駅からはタクシーで700円余り、
数人で乗ったら、バスよりお値打ちかも・・?



半兵衛さんの正面です
店内に入ると、
あわ麩・ごま麩・よもぎ麩や花びら麩など
さまざまな美味しそうな生麩が
並んでいました。

わぁ♪お土産はどれにしよう〜、と
選ぶ暇もなく、
お食事の予約をしてあった私たちは
こちらへどうぞ〜、と奥へ通されました。
京の町家の面影を生かした店内には
「おくどさん」もあります。
昔、子供の頃に見た「火の用心」のお札が
貼ってあって、懐かしい・・^^

この奥が、坪庭を通って、
お食事をいただくお部屋になっています。

時節柄?
義経・弁慶にちなんだお軸や人形も
さりげなく並べられていました。

少しお昼を過ぎた時刻だったので
お腹がすいていた私、
あら、これで足りるかしら・・^^;と
最初は思いましたが、なかなかどうして!
このお料理に加えて
椀物やくみあげ湯葉、
それに湯葉の揚げ物などが出てきて
すっかり満腹になりました^^
お料理は、「むし養い」という名がついています。
税込みで3,150円(予約が必要です)

「むし養い」とは
「お腹が空いたのをちょっと抑える」
というような意味でしょうか・・

(食事まで少し時間のあるときに
何か少しつまんでおくときなど
「ちょっと、むし養いに」といいますね。
半兵衛さんで、しっかりお腹もいっぱいになり、生麩も買い込んで
さて、腹ごなしに、今日の次の目的「京都・花灯路」のイベントのある清水〜八坂界隈に向けて歩き始めました。
といっても、まだ時間があるので、五条・六波羅をお散歩です♪


六波羅はその昔、
平氏一族が住んでいた・・と説明しなくても
今年はドラマですっかり有名になったようで
久しぶりに訪れた六波羅密寺も
境内も綺麗になっており、
たくさんの人が訪れていました!





この色合いの美しさ^^
いつまでも見ていたい気分になりますが、なにしろ寒くて・・・;
さて、六波羅密寺を少し北に行ってから、清水方面へ向けて歩きました。
このあたりは、平安時代などは、亡くなった人を葬る「鳥辺野」へ続く道で、
(源氏物語などで、たびたび登場する場所ですね)あの世とこの世の境目を表すという「六道の辻」という大きな石碑が
六道珍皇寺というお寺の入り口に立っています。
この六道珍皇寺、なにげなさそうで実は興味深いお寺で、
平安時代には小野篁(おののたかむら)という貴族が、ここの井戸を通って、冥界と現世の両方で宮仕えしていた、という言い伝えがあったり
大きな閻魔大王の像があったり、一度行ってみる価値アリです。

・・・でも、この辺り全体が、今でも何か異空間につながる『綻び』とでもいうようなものを持っていそうで
ヘタに写真を写すと、何か「この世ならざりきもの」が写りそうで、ちょっと不気味ですが・・^^;

そして、そんな不思議空間から
東大路を渡ると、
そこは花灯路のエリアの一つ、八坂通です。
道の向こうには八坂の塔が見えます。

こころなしか
空気が変わったようで、
気分もほっと・・♪
・・少し歩きましたが、この時点で午後4時。
あまりの寒さに
花灯路の点灯時刻の午後6時まで歩く元気がなかったので、
通り沿いの喫茶店に避難してしまいました・・^^;;
やっぱり、寒くなったら京都の寒さはハンパじゃな〜〜い!
で、もうすぐ6時という時刻になって
やっと意を決して(?)
暖かいお店を出てきました。

すでに辺りは黄昏れはじめています。
そしてついに雪が降り始めました!




灯りが灯り始めた文の助茶屋の近く
とにかく寒くて、
でも綺麗で、
でも寒さには勝てなくて、
と、どっちやね〜ん!と言いながら歩きました。
道のそこここには、カメラを構えた人がたくさんいます。




いかにも、京都!というしつらえのお店。
寒桜らしい桜と、
ほのかな灯りと、そして舞う雪が綺麗でした。



そして、二年坂へさしかかります。
さすがにすごい人です!


前に見たことのあるお店が
灯りの下で
また全く違う表情を見せてくれます。

夜の二年坂は
なかなか楽しい散策路でした^^
お地蔵さんが並ぶ
新しいお店もできていました。

暖かい店内で、
しばし息をついて・・(笑;)

また外へ出て、
二年坂からねねの道へ。
こういう大きな生け花の展示も
あちこちにされています。

寒い寒い日だったせいか、
お花見のように前に進めない、というほどの
人の波でもありませんでした。


ねねの道
ねねの道から石塀小路へ入り、
八坂神社へ向かう頃にはすっかり冷え切ってしまい、
カメラを持つ手もブルブル、
お喋りしようにも歯の根も合わず・・^^;
でも、とにかく綺麗で幻想的な風景だけは目に焼き付けて歩きました♪
石塀小路では
灯りの形が少し違うところも
そして、ようやく八坂神社までたどり着きました。
本当は、円山公園の中や知恩院の方でもまだまだいろいろな灯りがともり、
イベントも盛りだくさんなのですが、それはまたこの次・・
「3月の京都は寒くなったらハンパじゃない!」
と肝に銘じて、次回を狙いつつ、今日のお出かけは終了しました。
私の中では<寒い・綺麗・花灯路>になったかも・・・・