行ってきました♪こんなところ(*^^*)

はなのおでかけリポート

☆2005.2.12(土)

☆奈良・餅飯殿(もちいど)〜下御門(しもみかど)〜奈良町

そろそろ梅がほころびはじめたので、お出かけ虫がうずうず(笑)
でもまだ花の季節でもなし、というわけで
最近、着物や和モノに凝っている私、
奈良の古い町並みが残るあたりへ出かけました。
実はそこは町並みが古いだけでなく・・・(*^m^)

近鉄の奈良駅を降りて、東向商店街に入って少し行くと、左側にリサイクルショップがあります。
実はここが、今日の最初のお目当ての店。
というのは、そこは古い着物や帯をたくさん置いてるお店なのです・・

一緒に行っただんなさんが所在なさげに店内のアンティークの時計や宝石を眺めているのを尻目に
私は銘仙やお召といった着物を見ていたのですが、
やはり昔のサイズは私に合うものはなさそうで・・目の保養だけでお店を出ました。
それから、例の「餅つきパフォーマンス」をいつもやっている和菓子屋さんの横の通りに
入ります。
ここから、餅飯殿(もちいど)センター街〜下御門商店街と続きます。
見上げると、アーケードもなんだか懐かしい感じ・・
昔からある商店街らしく、並んでいるお店も古い店構えのところが多いです。
こんな看板があったり・・^^

品書きの「おねまき」もなんだか嬉しい、
こういう言い回しも
最近、消えていく言葉ですね。
(あ、
「おねまき」って「お寝間着」です)
こんな前掛けを並べてるお店も
ありました。
そして、そんなお店の並ぶ間に、
こんな色合いが嬉しいお店もあります。
「骨董品」とまではいかない?少し前のリサイクル品を売っているような
そういうお店があちこちに。
いわゆる「昭和アンティーク」のお店でしょうか。


昭和アンティークと並んで、こういう和小物や古着のお店もあります。
何を買う、というわけでもないのですが
見ているだけでワクワクしてきます!
古い着物を裂いてできる小布をパッチワークして作るバッグなど
手に取ってみると、けっこうなお値段・・^^;
自分で作ってみればいいんですけどねえ・・・・・

そしてまた、
古着屋さんです(*^^*)

たいていの古い着物は
やっぱり私には短くて・・^^;
でも、
見たり触ったりするだけでも嬉しい♪
子供の頃、
おばあちゃんが着ていたナ・・とか
お母さんがお正月に着ていたのに
似てる!
・・・なんて一人で
楽しんでいました。
<ここでチョット自分勝手な考察・・・
奈良と京都、同じように古い都市で、その歴史を売り物にしているところもあるのですが
何となく「町の顔」は違うように思います。
京都の方が、同じ「古都らしさ」でも、いわゆる「はんなり」という言葉に代表されるような華やかさが感じられ
それに比べると、奈良はもう少し素朴な色合いのような・・。
私はどちらも好きですが、この商店街のように『あまり作り込まれていない』感じを残したまま
昔ふうの気分にひたれる場所が好きです^^
・・さて、お喋りしながら歩いているうちに
この古本屋さんが見えたら、下御門商店街はおしまい。
大通りの信号を渡ると、そこから奈良町です。
奈良町は、元興寺というお寺の周りの一画、昔の町並みが残るところということで
町全体が一つのテーマパークのようになっています。
前にも行ったことがあるのですが、
ついついゆっくり見て回っていると全部見られなくて
また今度、と・・・^^;
でも、散歩がてら歩くにはちょうど良い地域だと思います。

和小物のお店。私みたいな人がいっぱい・・(^^ゞ

昔ながらの下駄屋さん

こんなミニFM局もあります
奈良町・庚申さん
町の辻々に
どこへ通じる道なのか
標識が立っています。
それに沿って、
あっちへ行ったりこっちへ来たり。
向こうから来る人に
「○○へ行かれましたか?」なんて
尋ねあったりしています。

これは
奈良町資料館の入り口です。
大きな身代わり猿が目印ですね。

そして奈良町には
こんな可愛い博物館があります。
個人の方が運営されている小さな「時」の
資料館です。
「時計」ではなく「時」なので
中には昔の「暦」や
文字の読めない人のための絵で書いた「暦」
それに日時計はもちろん
お香時計といった珍しいものもあります。

時の資料館・内部
ちょうどこのシーズンはお雛さまのお道具なども
陳列されていました。
この雛道具、写真ではわかりづらいですが
一つ一つがものすごく小さいんです!
時の資料館で、時間と切り離されたような不思議な時間を過ごして出てきた後、
今度は「ならまち格子の家」をめざしました。
格子の家に向かって歩いていると
こんな建物がありました。
左は旅館で、右は銭湯。
昭和の時代にタイムスリップしちゃったか!?
と思わせるような風景です。
一転、ここはお洒落な店構えの
お豆腐料理のお店。
・・いつも前を通るだけで入ったことがありません。
この次、行ったときはぜひ!
で、そうこうするうちに
格子の家にやってきました。
このあたりの昔の典型的な家屋を保存して公開しています。

階段箪笥やおくどさん、といった、昔の造りが見られます。

さて、何度も奈良町を訪れ、
「奈良町は元興寺というお寺の・・」と言っておきながら、
実は元興寺にまだ行ったことない私、
今回は一度、元興寺もお参りしておこうと・・(なにしろ、「世界遺産」でもあるらしいので!)
と思いながら、
蚊帳(かや)を作っているという会社の
販売ショップを覗いたり・・^^;

蚊帳のれんが綺麗でした!
古い民家を使ったイベント会場「奈良町物語館」で
たまたま草木染の展示販売をやっていたので
立ち寄らずには、いられなかったり・・^^;;
そして極めつけ!
元興寺の前の酒屋さんで
←こんなミニコーナーがあって、
思わず「珈琲酎」なんて珍しいものに心惹かれて
ついつい試飲・・・

・・・なんてことをやっている間に
元興寺の参拝受付時間を過ぎていました!

というわけで、元興寺お参りは
次回のお楽しみというわけで・・・・^^ゞ

元興寺です・・・いちおう^^;

今回は、珈琲酎を抱えて
いそいそと帰ってきてしまいました。


そして
あっちの辻を曲がったり
こっちの道に入ったり、と
地図もなく、案内もなく、手前勝手にくねくねと行ってきたので
家に帰ってから
「奈良オリエント館」に行こうと思っていたのに
わからなかった、ということに気がつきました!

「どこだったんだろうねえ?」なんて
ネットで地図を検索しながら
探しています。
珈琲酎を楽しみながら・・・・・(*^m^)

さて、今回のオマケ(今回は食べ物ではありません!^^;)
奈良の道すがらで、こんな可愛い木彫りのお人形を見つけました!
このお人形、
寄せ木細工ではありません。
一本の木から削りだしてあるそうです。
驚いたことには
←こうやって
一つ一つのパーツがばらばらになるのに

逆さまにしても落ちていきません!→

つまり一つ一つのパーツが全部
「入り組み」状態に削ってあるのです。
「『糸鋸』で削る・・」と言われてましたが
いったいどんなふうにされているのでしょう。
厚みが4cmくらいある木ですが、表側だけでなく裏側まで貫通して同じように細工されています。
こんな素晴らしい手仕事、いったいどこの誰なんでしょう・・・?
普通はこんな複雑な職人技なら、大々的に宣伝して売り出しそうなものなのに
材料の木も入手しにくく、一つ削るのにものすごく時間がかかるので
宣伝してたくさんの人が買いに来られても対応できないので・・
と売ってられた方が言われていました。
ちなみに、販売されていたのは作者の息子さんだそうです。
また、いつかどこかで出会いたいですね・・^^