2001.2月  はなのほろ酔い小部屋

ようこそ、はなの屋根裏へ
天窓からお星さまものぞいてます
少しの間、おしゃべり聞いてね

 

毎日毎日、陽がこぼれるようになってきました。
梅一輪・・一輪ほどのあたたかさ・・・・なんて素敵な表現でしょう!
この言葉が大好きです。
硬くこわばっていた身体中が、ほっと緊張を解いてゆくように
感じられるこの季節が、一年でいちばん好きです。


今日のおはなし・・・冬から春への・・


立春を過ぎると、春が来るような気がして、
すぐにも花が咲き始めるような気がして、
じっとしていられません・・。
外へ出れば、まだまだ冬景色なのですが・・・。
そんな季節の あれこれです。


その1・・・柳生街道

奈良から北東へ入ってゆくと、その昔、柳生一族が
住んでいたという柳生の里があります。
二月の半ば、柳生はまだまだ冬でした。
この写真は、柳生へ行く途中のお寺のお庭。
うっすらと池に氷がはっています。
朝早い山里は、
静かで、ぴーんとした冷たさに満ちていました。
忍辱山・円成寺(にんにくせん・えんじょうじ)
柳生の里に入って            
歩いていくと
こんな可愛い橋が
かかっていました。
この先は登りの坂道。
ふと見ると霜柱が!
もう長いこと
見たことがなかった私は
ちょっとうれしくなりました^^
花粉症の人、ごめんなさい!!
見事な杉の木立です。
季節はずれのハイキングコースは
歩く人も少なく、
剣豪たちが愛したというこの山里の雰囲気を
堪能することができました。
この先には、
その昔、
天照大神が引きこもってしまった
天岩戸をあけたとき、
その扉だった巨石が飛んできて
ここに落ちたという
石を(というより岩ですが・・)
おまつりした神社がありました。

これがその石。
天乃石立神社の
ご神体です。
横に立っている
人の背と
比べてみて!
柳生のこのあたりは
こんな巨石が
ごろごろ・・。
ちょっと怖いくらいでした。
たくさん歩いたあとは
茶店で一休み・・。
茶がゆです。
古代米「赤米」の茶がゆは、
香ばしく
そして素朴な味でした。
ハイキングの終りは
土地の酒屋さんです^^;
たくさんの地酒は
試飲コーナーで好きなように
飲めるようになっています。
色とりどりの瓶がきれいで、
思わず手が出てしまいました・・。
                          
その2・・・奈良町

奈良町は、近鉄奈良駅から南の方へ行ったところにある、古い町並みの続くところ。
古い町家を利用した資料館やお店があって、ぶらぶら歩きにもってこいです。


左はそんなお店の一つ。
アンティークの小物や
手染めの服など
並べてあります。
う〜ん・・
早く立ち去らなくては
買ってしまいそう・・^^;


右は普通の民家ですが、
おや?軒先に・・?
つるされていたのは、これです。
赤い小さな、お人形・・・?
ずらずら並んでつるされています。
ハテ?
何のおまじないでしょう・・・?
(庚申堂) そのお人形らしきものが
こんなにたくさん
つるされていました!
「庚申堂」です。
このお人形は
「身代わり猿」だそうです。
災いを持ってくるという
「三戸の虫」は
猿が苦手なので、
人々はこの「身代わり猿」を
軒につるして
厄除けとしているそうです。

これ、なんだかわかります・・?
ラジオ局です^^

「なら・どっと・FM」と書かれていました。
格子の隙間から覗き見ると、
なるほど・・・中はスタジオです。

日の傾いてきた
道を行くと、
細い路地から
突然いい香りが・・!
香りにつられて
入って行くと、
古いお堂のまわりは、
水仙の花盛り!
「春、見っけ〜〜!」
とウキウキしてしまった
私でした・・^^



その3・・・大阪城梅林

すっかり話しこんでしまいましたね・・。
でもこれこそ、もうすぐ春!の象徴・・・梅の花です。
風の冷たい日曜日でしたが、大阪城の梅林は、
春を待ち焦がれる人でいっぱいでした。

後ろに見えるのは、
大阪ビジネスパーク・通称OBPです。
のっぽのビルが
ピンク色に霞む梅林を
見下ろしています・・。


満開の枝垂れ梅。
花の下には、必ず人が・・^^
誰もが、花に憧れ、春に憧れるこの季節です。
それぞれに愛らしく、薫り高く咲く、色とりどりの梅・・。
まだまだ寒いこの季節に、春のかけらを探して、あちらこちらをお散歩してまわったのですが、
もうこの花々を見たら、大満足!(笑)

さて、あなたの「春」は、どのあたりまで来ているでしょうね・・・?



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