毎日毎日、陽がこぼれるようになってきました。 梅一輪・・一輪ほどのあたたかさ・・・・なんて素敵な表現でしょう! この言葉が大好きです。 硬くこわばっていた身体中が、ほっと緊張を解いてゆくように 感じられるこの季節が、一年でいちばん好きです。 |
今日のおはなし・・・冬から春への・・ 立春を過ぎると、春が来るような気がして、 すぐにも花が咲き始めるような気がして、 じっとしていられません・・。 外へ出れば、まだまだ冬景色なのですが・・・。 そんな季節の あれこれです。 |
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その1・・・柳生街道 ![]() 奈良から北東へ入ってゆくと、その昔、柳生一族が 住んでいたという柳生の里があります。 二月の半ば、柳生はまだまだ冬でした。 この写真は、柳生へ行く途中のお寺のお庭。 うっすらと池に氷がはっています。 朝早い山里は、 静かで、ぴーんとした冷たさに満ちていました。 |
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忍辱山・円成寺(にんにくせん・えんじょうじ) | |
![]() 歩いていくと こんな可愛い橋が かかっていました。 この先は登りの坂道。 ふと見ると霜柱が! もう長いこと 見たことがなかった私は ちょっとうれしくなりました^^ |
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![]() 見事な杉の木立です。 季節はずれのハイキングコースは 歩く人も少なく、 剣豪たちが愛したというこの山里の雰囲気を 堪能することができました。 この先には、 その昔、 天照大神が引きこもってしまった 天岩戸をあけたとき、 その扉だった巨石が飛んできて ここに落ちたという 石を(というより岩ですが・・) おまつりした神社がありました。 |
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![]() これがその石。 天乃石立神社の ご神体です。 横に立っている 人の背と 比べてみて! 柳生のこのあたりは こんな巨石が ごろごろ・・。 ちょっと怖いくらいでした。 |
たくさん歩いたあとは 茶店で一休み・・。 茶がゆです。 古代米「赤米」の茶がゆは、 香ばしく そして素朴な味でした。 ![]() |
![]() 土地の酒屋さんです^^; たくさんの地酒は 試飲コーナーで好きなように 飲めるようになっています。 色とりどりの瓶がきれいで、 思わず手が出てしまいました・・。 ![]() |
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その2・・・奈良町 奈良町は、近鉄奈良駅から南の方へ行ったところにある、古い町並みの続くところ。 古い町家を利用した資料館やお店があって、ぶらぶら歩きにもってこいです。 |
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![]() 左はそんなお店の一つ。 アンティークの小物や 手染めの服など 並べてあります。 う〜ん・・ 早く立ち去らなくては 買ってしまいそう・・^^; 右は普通の民家ですが、 おや?軒先に・・? |
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つるされていたのは、これです。 赤い小さな、お人形・・・? ずらずら並んでつるされています。 ハテ? 何のおまじないでしょう・・・? |
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![]() こんなにたくさん つるされていました! 「庚申堂」です。 このお人形は 「身代わり猿」だそうです。 災いを持ってくるという 「三戸の虫」は 猿が苦手なので、 人々はこの「身代わり猿」を 軒につるして 厄除けとしているそうです。 |
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![]() これ、なんだかわかります・・? ラジオ局です^^ 「なら・どっと・FM」と書かれていました。 格子の隙間から覗き見ると、 なるほど・・・中はスタジオです。 |
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![]() 日の傾いてきた 道を行くと、 細い路地から 突然いい香りが・・! 香りにつられて 入って行くと、 古いお堂のまわりは、 水仙の花盛り! 「春、見っけ〜〜!」 とウキウキしてしまった 私でした・・^^ |
その3・・・大阪城梅林 すっかり話しこんでしまいましたね・・。 でもこれこそ、もうすぐ春!の象徴・・・梅の花です。 風の冷たい日曜日でしたが、大阪城の梅林は、 春を待ち焦がれる人でいっぱいでした。 |
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後ろに見えるのは、 大阪ビジネスパーク・通称OBPです。 のっぽのビルが ピンク色に霞む梅林を 見下ろしています・・。 | |
満開の枝垂れ梅。 花の下には、必ず人が・・^^ 誰もが、花に憧れ、春に憧れるこの季節です。 |
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それぞれに愛らしく、薫り高く咲く、色とりどりの梅・・。 まだまだ寒いこの季節に、春のかけらを探して、あちらこちらをお散歩してまわったのですが、 もうこの花々を見たら、大満足!(笑) さて、あなたの「春」は、どのあたりまで来ているでしょうね・・・? |