2000.1月  はなのほろ酔い小部屋

ようこそ、はなの屋根裏へ
天窓からお星さまものぞいてます
少しの間、おしゃべり聞いてね 

   お正月も、終わってしまいました。
   なんだか身体がずっしり・・・なんてことになってません?(笑)
   
今日のおはなし・・・・・えべっさんに行って来ました!
   
                                    
 関西では、お正月が終わると、1月9〜11日は
 えべっさんです。
 9日は「宵えびす」、10日は「本えびす」、
 11日は「残り福」で、 都合三日間、
 境内とそのまわりは、
 「商売繁盛で、笹持ってこい!」のかけ声(?)と
 共に、さまざまな飾りとお札をつけた笹を持った人で
 あふれます。
 
 1月10日、少し曇りの「本えびす」は、
 その前夜の「宵えびす」が
 雨だったせいか、大変な人でにぎわっていました。

                                           
大きな赤い番傘が、開いているのは、雨よけのためでは
ありません。
この下には、「お賽銭箱」があるのです。
何列もの人の波に巻き込まれたまま、
お賽銭を入れて、今年の商売繁盛を祈願した後、
この傘の下を、左に進むと、
今度は、笹を配っています。
ただし、この笹は、なにもついていません。。。。

このなにもついていない笹に
お宮のお札や、たくさんの飾りを買って
つけてもらってはじめて
「えべっさんの福笹」の完成です!
なんだかちょっと、今宮さんの策にはまっているような
気もします・・・(えべっさん、ごめんなさい!)


私も、迷子にならないように、でもおもしろいので、きょろきょろしながら、
人の後ろをついてゆきます。
福笹の飾りは、小判に米俵、鯛に巾着、それにそろばん(?なぜ??)
なんとなくおめでたくて、華やかで、そしてお金儲けのできそうな飾りばかりで
笑ってしまいました。  
        はなの福笹
                                               
たくさんの屋台や、えびすの顔のついた熊手や笹を売るお店を
のぞきながらすっかりお祭り気分になった一日でした。

ところで、あなたは知っていましたか?
実は、えべっさんは、耳が少し聞こえにくいらしいのです・・・・・
だから、今宮戎神社の本殿のウラへまわると、
「えべっさんの耳」を意味する
大きな銅鑼のようなものがかかっていて、
ここをたたいて、お賽銭を上げると、本当に(!)
お願いを聞いてもらえるのだそうです。

なんだか、とても大阪的で、大好きになってしまいました^^
          

では、今日はここまで。来てくれてありがとう。