2001.12月  はなのほろ酔い小部屋


ようこそ、はなの屋根裏へ
天窓からお星さまものぞいてます
少しの間、おしゃべり聞いてね

 


クリスマスです!
あなたのおうちでは、ケーキはどうしますか?
私の家では、これです♪ 「シュトーレン」
ドイツのクリスマスのお菓子なのよ、と
もうずいぶん前にいただいたことがあって、
「ヘンなお菓子」好きのはな(爆)の
お気に入りになりました(*^^*) 
見栄えは良くないけど、
味はとってもgoodです♪♪♪


今日のおはなし・・・むかご


ちょっと前になりますが、ゴハンを食べに行ったお店で
「季節のごはん・銀杏とムカゴ入り炊き込みごはん」とありました。
ムカゴ!
その、「ムカゴ」の文字を見て、
まるで、机の引出しの奥から忘れていたものを発見したような気分でした。

このあまり聞いた事のないモノ、ムカゴ。
何かといったら、自然薯の赤ちゃんです。
自然薯がつるの途中にたくさん作る小さな指先ほどのお芋の赤ちゃんですが、
11月頃の秋の味覚の一つなのです。

それを私に教えてくれたのは、
ずいぶん前に一緒に仕事をしていた人でした。
一緒に仕事をしていたとき、もう定年を終えられて嘱託として会社におられたのです。
お酒の好きな朗らかなおじさまは、
ムカゴの季節になると「塩茹で」にして、酒のサカナにするんだよ^^と
うれしそうに言われました。
食べたことがない、という私に、
はなさんとこは家族が多いから、とたくさんのムカゴをくれました。

教えられたとおりに塩茹でしたムカゴは
シンプルで甘くとてもおいしいものでした・・・・

でも、私は、それからその職場を離れ、
その方もとうに辞められて・・・

そうして私は、すっかりムカゴのことを忘れていました。


人は、こんなふうにして、
昔の出会いを忘れてしまうのでしょうか?
人として生まれ、たくさんの人と出会い、別れ、
せわしなく時を過ごしていくうちに、
指の隙間からこぼれてしまった人たちは、どのくらいいるのでしょうか?

忘れてしまうのも仕方のないことかもしれない。
人間の記憶の容量は限りがあるのだから、
忘れてはまた新しい出会いを記憶して、それでないと生きていけないかもしれない。

でも・・・?

今、これを読んでいるあなた、
顔も知らないけれど、お友達になったあなた、
広いネット世界の中で、出会ったあなたのことを
私は少しでも長く覚えておきたい・・・

年が変わり、また年が過ぎても・・・・


はなより、年の終わりのご挨拶にかえて・・・・・・・・・・・・・・


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