2001.1月その2 はなのほろ酔い小部屋

ようこそ、はなの屋根裏へ
天窓からお星さまものぞいてます
少しの間、おしゃべり聞いてね

 

寒い日が続きます。
つい首をすくめて歩いてしまいます。
ふと、思い出して、頭を上げて背筋を伸ばしてみると、
まともに冷たい風は受けますが、
目の隅に、家の軒に反射するお陽さまの光が
粒になってころげているのが見えてきます。
心に、春を思い浮かべて・・・。暖かい季節が待ち遠しいですね!


今日のおはなし・・・最近思ったこと


先日、愛知県に雪が降ったときのこと・・・

もんどさんは、前の豪雨のときと似たパターンで、
京都出張からの帰りに
タクシー待ちで、実に一時間も雪の中で立っていたそうです。
そしてその後、いつもは20分ほどの道を一時間以上かかって、家まで帰ってきました。

帰ってきたときは、なんともなくて、次の日もまた出かけたそうです。
ところが、一日置いて次の日、体調不良になってしまいました。

和子さんが、分析しました。
「若いときは、体調を崩すのも回復するのも早いのよね。
でも年をとると、回復が遅いって言うけど、
何かあってから体調を崩すまでも時間がかかるのよね。
それが『老いる』という意味なの。」

私も「老いる」ということを考えてしまいました。

人間の身体を構成している何もかもが古くなって、機能が衰えるのです。
脳みその機能ももちろん衰えはじめます。
身体の外側に見える部分も、見栄えが悪くなります。
「老いる」というのはそういうことです。

でも一方で、身体の方が、古ぼけてきても、
人の気持ち、心、考えというものには、「老い」は、ないと思います。
いつも何かしらに興味惹かれ、いつもいろんなできごとにワクワクする気持ちさえあれば・・。

ぼちぼちいこか、という大阪ことばがありますが、
正にそれ、
悲観するでもなく、達観するでもなく、
「老いてゆく」ことをありのままに受け入れて
そしてそれを観察したり分析したり、気持ちの中で「老い」で遊べるほどになったら
どんなに素晴らしいだろう・・・と思います。
例えば、和子さんのように。
例えば、もんどさんのように。

ほんの少し前は、考えもしなかったことですが、
最近は、こんなことを考えるようになりました・・・・。
どこまでもどこまでも突っ走り続けるようにみえた、やんちゃとおてんばの両親を見ていて・・・。



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