2000.12月 はなのほろ酔い小部屋

ようこそ、はなの屋根裏へ
天窓からお星さまものぞいてます
少しの間、おしゃべり聞いてね
 
ちょっと寒くなってきました。
寒くなってくると、すぐに喉がイガイガ、鼻がくしゅくしゅ・・;;
すぐに風邪気味になってしまう私です。
どうせなら、風邪ひきも楽しんでしまおうと(?)、
風邪薬は症状に合わせていろいろと買いにいきます^^;
そんな私の最近のコレクション・・。
某風邪薬のCMに出てくる、マスコットの
携帯ストラップです。
ちょっといいでしょう・・と、ヘンな自慢のはなです(爆)


今日のおはなし・・・子供は何でも知っている(笑;)


きれいなイルミネーションが街のあちこちで見られるようになってきました。
クリスマスですねえ!
我が家でも子供たちが小さかった頃は、
家中にモールで飾り付けをし、ツリーやリースを飾って、
ビンゴゲームやプレゼントを用意してクリスマス会をしたものです。
子供たちは子供たちで、二人でミニクリスマスショーをして
大人たちを楽しませてくれました。

そんな頃よりまだ少し前のこと・・・。
華やかな街のイルミネーションを見せてやろうと思って、
私は、午後から子供たちと出かけました。
その頃、大阪では、心斎橋の大丸とそごうの壁面に
クリスマスイルミネーションが飾られ、
その向かいのホテル日航大阪の前の木々に
小さな灯りが灯されて、
それは美しい光景だったのです。
ところが、何せ方向オンチのこの母・・・・;
何を勘違いしたのか、地下鉄を一つ早く降りてしまったのです。
改札を出てから気がついた私は、仕方なしに、
何食わぬ顔をして、子供たちと歩き出しました。

本屋さんの店先で子供たちの好きそうな本を立ち読みしたり
おもちゃ屋さんの中でいろいろなおもちゃを見たり
でも、なあんにも買おうともせず、
母は、子供たちを目的地まで歩かせます。

1時間以上かかって、心斎橋までたどりつき、
「ほら!見てごらん!!きれいでしょぉ!!」と子供たちと
イルミネーションを見上げて・・・。

本当はちょっとどこかでお茶でもしたかったのですが、
降りるところをまちがってしまった時間のロスのせいで、
夕飯の支度が気になる私は、
イルミネーションを見るだけ見て、そそくさとまた
子供たちと家路につきました。


それから、ずいぶん後になって・・・・。

中学生になった息子とそのクリスマスの話をしていたら、
彼が言いました。
「うん、あのときはめっちゃ歩いたなあ。
おかあさん、どこまで行くんかなあ・・何があるんかなあ・・と
思いながら歩いて、最後は結局、
『ほら!きれいでしょ!』で帰ってきたんや。
オレ、なんか、あのとき、スカやあ!って思いながら帰ってきたん
覚えてるで・・・・」

まだ幼稚園くらいだった彼は、
おボケの母につれられて「スカ気分のお出かけ」だと思っていたのです。
そして、なんと、後々までそのときのことを覚えていたのです。
それを知った私の気分はまさしく・・・あちゃ〜^^;;;と、
いうところ。

そういえば、彼には
幼稚園の時の絵日記に
「おかあさんは、仕事が忙しくて疲れているので、
ボクとおねえちゃんは、怒られてばかりいます」と
書かれたこともありました・・・。

子供たちは、知らん顔をして、子供を「やって」いますが、
ほんとうはいろいろなことを
大人が思っている以上に感じ、理解しているのです。
だから、子供を相手にするときは、いつも真剣勝負。
「一人の人間」として扱ってあげるのが子供たちに対する礼儀だと
思うのです。
クリスマスが来るたび思い出す、ほろ苦い私の教訓です・・・。




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